注目のストーリー
開発
[event report]初開催された日本新規事業大賞。企業内変革を成し遂げた新規事業を表彰。
2024年5月15日、企業の可能性を拡げる事業を立ち上げ、それにより企業変革を成し遂げている大企業/中小企業の新規事業に賞を贈る、企業内の新規事業にスポットを当てたアワード「日本新規事業大賞」の最終審査が行われました。日本新規事業大賞は、quantumが株式会社Sansan、株式会社アルファドライブ、株式会社ゼロワンブースター、株式会社ユニッジ、株式会社Relicなど、スタートアップ業界を代表する各社と共同で開催したもので、2024年3月11日〜4月12日まで募集を行い、書類審査を通過した5つの事業からプレゼンテーションによって最終審査を実施。最終のプレゼンテーションと審査はスタートアッ...
from the studio |波打つ「ビジネス視点」と「ユーザー視点」と「開発視点」
”開発しやすいからこの機能はこのような仕様で進めていこう!””開発が無事終わり、サービスリリースしたけど全然利用されない・・・”もしかしたらこの記事を読んでいる人の中にもこのような考えや経験をされたことがある人もいるのではないでしょうか?個人的に事業開発を進めて行く際に人は以下の3つの視点のどれかに考えが寄っていると考えています。①「この事業はビジネスとして成り立つのか?」を考えることに寄っている②「このサービスは利用者にとって価値があるのか?利用しやすいか?」を考えることに寄っている③「このシステムは技術的に実現できるのか?どう工数かけずに実装できそうか?」を考えることに寄っている中に...
from the studio | 「 世界すべてが実証ツール 」
「山守さん、ここからはどんな『ツール』を使って検証すれば良いですか?」この質問、サポートしている新規事業開発プロジェクトが事業案の実証フェイズに入るタイミングで聞かれることが本当に増えました。近年、クイックなユーザーインタビューや、エキスパートの方へのヒアリングをサポートするインタビュー支援サービスが急速に普及し、新規事業の実証ツールとしてもすっかりお馴染みの存在になりました。実際に触れるとわかりますが、相当便利な『ツール』です。以前では考えられないほどイージーに有識者やユーザーの声を聞けるようになりました。権威ある大学教授でも、世に名を馳せるCEOでも、予算さえあればあっさりと会えちゃ...
from the studio | AIと掛け算
from the studioはquantumからお送りしているメールマガジン「q letter」の中で連載している、quantumメンバーによるコラムです。取り組み中のプロジェクトに関するトピックスや、日々の気付きなどをお届けします。「髪を切る仕事はAIがあっても残り続けますよね〜。よかったよかった。」お世話になっている美容師さんとそんな世間話をしながら「フィジカルな世界で欠かせないものごと」は今後どれだけAIが発達してもずっと残るだろうなと、アフターAIの世界を想像する時間がありました。新規事業に携わる者として、AIの動向は日々追っているのですが、ここ数ヶ月で"プロ驚き屋"の「すごい...
ユーザーのために、生み出すべきはどんなアウトプットか。 デザイナーが事業全体を見る意義。 quantum Chief Design Officer:門田慎太郎
“歩行100年時代”の実現を目指す歩行専用トレーニングサービスとして、2022年5月にローンチした「walkey」(ウォーキー)。大手医療機器メーカーである朝日インテック株式会社とquantumが共同で立ち上げたプロジェクトで、トレーニング機器だけでなく、東京・自由が丘のラボや専用アプリを活用した総合的なトレーニングサービスを提供しています。朝日インテックにとっても、quantumにとっても、新たな事業への挑戦となった同プロジェクトは、いかにして始まり、このかたちにいたったのか。quantumメンバーの連続インタビューを通じて、その全容を紹介しています。第6回目に登場するのは、「walk...
walkeyサービス全体の品質を押し上げた、エンジニアの”越境”するスタンスとは。 Venture Architect / Engineer:志和 敏之
2022年5月、“歩行100年時代”の実現を目指す歩行専用トレーニングサービス「walkey」(ウォーキー)がローンチしました。これは大手医療機器メーカーである朝日インテック株式会社とquantumが共同で立ち上げたプロジェクトです。このローンチにあたり、朝日インテックとquantumは合弁会社である「株式会社walkey」を設立。代表取締役社長にはquantum出身の渡辺達哉が就任しました。朝日インテックの技術力を活かしたトレーニング機器だけでなく、東京・自由が丘のラボや専用アプリを活用した総合的なトレーニングサービスを提供する「walkey」。朝日インテックにとっても、quantum...
毎日の運動に共に寄り添うために。walkeyのデバイスが追い求めた「優しい」デザインとは。 Product Designer:産田 拓郎
2022年5月にローンチした、“歩行100年時代”の実現を目指す歩行専用トレーニングサービス「walkey」(ウォーキー)。大手医療機器メーカーである朝日インテック株式会社とquantumが共同で立ち上げたプロジェクトです。このローンチにあたり、朝日インテックとquantumは合弁会社である「株式会社walkey」を設立。株式会社walkeyの代表取締役社長はquantum出身の渡辺達哉が務め、事業運営を行っています。 quantumにとっても新たな挑戦となったこのプロジェクトは、どのように始まり、このかたちに至ったのか。そして、quantumのメンバーたちはその中でどんな風に活躍してき...
quantumのひとりひとり =1/q(キューブンノイチ) #9
領域を問わず、これまでに存在しなかった新しいサービスやプロダクトの開発に取り組むquantumには、非常に多様な専門性と経験を持ったメンバーが在籍しています。 "あらゆる才能を重ね合わせ、まだ世界に存在しないプロダクトをBuildする" このミッションを達成するため奮闘する、quantumメンバーのひとりひとりがそれぞれどんな思いを持ってこの場所に集い、日々を過ごしているのか取材するシリーズがこの1/q(キューブンノイチ)です。第9回目に登場するのは、Venture Architectの伊藤みのりです。伊藤 みのり Venture Architect●いとう・みのり 岩手県出身。高等専...
quantumのひとりひとり =1/q(キューブンノイチ) #8
領域を問わず、これまでに存在しなかった新しいサービスやプロダクトの開発に取り組むquantumには、非常に多様な専門性と経験を持ったメンバーが在籍しています。 "あらゆる才能を重ね合わせ、まだ世界に存在しないプロダクトをBuildする" このミッションを達成するため奮闘する、quantumメンバーのひとりひとりがそれぞれどんな思いを持ってこの場所に集い、日々を過ごしているのか取材するシリーズがこの1/q(キューブンノイチ)です。第8回目に登場するのは、Product Managerの文園 太郎です。文園 太郎 Product Manager●ふみぞの・たろう 明治学院⼤学⽂学部芸術学科で...
quantumのひとりひとり =1/q(キューブンノイチ) #6
領域を問わず、これまでに存在しなかった新しいサービスやプロダクトの開発に取り組むquantumには、非常に多様な専門性と経験を持ったメンバーが在籍しています。 "あらゆる才能を重ね合わせ、まだ世界に存在しないプロダクトをBuildする" このミッションを達成するため奮闘する、quantumメンバーのひとりひとりがそれぞれどんな思いを持ってこの場所に集い、日々を過ごしているのか取材するシリーズがこの1/q(キューブンノイチ)です。第6回目に登場するのは、Venture Architectの中村 覚です。中村 覚 Venture Architect Senior Manager●なかむら・さ...
成長するメンバーの見分け方
スタートアップスタジオquantumのクリエイティブ担当役員、川下です。新規事業開発を成功へと導くために、「未来の物語」を書く事業作家として働く中で考えていることを書き留めています。前回は、プロジェクトの推進力を高めるにあたって、個々のメンバーを突き動かす動機には、大きく「MONEY(お金)」「DREAM(夢)」「LOVE(愛)」の3つがあり、これらは人によって異なるので、個人に合った目標を設定することが重要であると書きました。今回は、それぞれの開発動機を持ったメンバーをさらに成長させていくには、どのようにすればよいのかについて書きたいと思います。新規事業開発に携わるかどうかにかかわらず...
手で考える
スタートアップスタジオquantumのクリエイティブ担当役員、川下です。新規事業開発を成功へと導くために「未来の物語」を書く事業作家として働く中で考えていることを、書き留めています。未知の課題の解決に取り組むとき際、その課題の規模が大ききければ大きいほど、自分ひとりで解決するのは難しいものです。そうかと言って、課題解決のためにスペシャリストの協力を得たいと思ったら、マスターするまでは行かずとも、ある程度は相手の専門領域の言語や作法を学ぶ姿勢と努力が必要になります。そこで前回は、各領域のスペシャリストの協力を得るためには、不細工な泳ぎ方でも、なんとか相手と対話できるところまでたどりつく「犬...
「ディレクション」の意味
スタートアップスタジオquantumのクリエイティブ担当役員、川下です。新規事業開発を成功へと導くために、「未来の物語」を書く事業作家として働く中で考えていることを書き留めています。前回まで、ビジネスを当てるにはデータとロジックだけではなく、野性の勘とセンスが必要であること、また、それらを養うためには、未来をいつも「絵」でイメージするクセをつけ、未来が現実になったとき、イメージの精度がどのくらい高かったか、答え合わせをして、精度を高めていくことが大切だと書いてきました。実際に絵を描くときもそうですが、イメージがぼんやりと定まらないままに絵を描いてしまうと、実物とかけ離れた作品になってしま...
マシン脳とアニマル脳。
スタートアップスタジオquantumのクリエイティブ担当役員、川下です。「事業作家」として、未来の物語を書く中で得た気付きをまとめています。前回は、製品やサービスをつくってからPRの方法を考えるのではなく、開発の川上工程から「ニュース性=人に伝えたくなること」をプリインストールすることの重要性について書きました。今回も引き続き、事業のアイデアを生み出す方法について紹介したいと思います。先日ある起業家の方と、世の中が便利になることで人類にどのような影響が生じているか、というテーマで議論する機会がありました。例えば、自動車の普及や公共交通機関の発達により人類のモビリティ(移動性)は驚くほど大...
ビジョンプロトタイピング 〜新規事業開発の壁を突破する手法〜
スタートアップスタジオquantumのクリエイティブ担当役員、川下です。「事業作家」として、未来の物語を書く中で得た気付きをまとめています。毎回、コンパクトな分量・内容を心掛けているので、ご興味ある方はさかのぼって読んでいただけると嬉しいです。今回は、これまで書いてきた内容のやや号外編的な位置づけで、まさに本日quantumがリリースしたばかりの「vision prototyping(ビジョンプロトタイピング)」という新たな新規事業開発手法について、詳細内容、開発背景、開発体制などを紹介したいと思います。vision prototypingとはvision prototypingとは、「...