【オンライン販売の意外な難しさ】
今回は、IT化によって何が起きているのかをご説明します。例えばお店や企業が「オンラインで商品を売る」ことを考えてみましょう。
インターネットがなかった頃は、実店舗に商品を並べる必要があり、お店を出すこと自体のハードルが高く、来店してもらえるお客さんも限定的でした。しかしインターネットが普及したことで、実店舗は必要なくなり、世界中の人がお客さんになりました。今ではオンラインで商品を販売するのは珍しいことではありません。
では、これによって「誰でも"簡単に"モノを売ることができるようになった」のでしょうか? 実はそうとも言い切れない側面があります。なぜなら、インターネット上のサービスは意外と複雑で、使いこなすのは難しいからです。
まず、
・Amazonや楽天など複数のプラットフォームの規約や使い方をマスターし、
・実際にそれぞれのプラットフォームで商品を掲載し、
・自社のHPでもオンラインショッピングができるようにサイト改修をし、
・競合との差別化のために販売戦略を考え、
・お客さんを呼び込むためにインターネット広告を出し、
・その効果を測定し、
・それとは別にSNSも運用し、
・常にネット上の話題や流行りに敏感である
ことが求められます。
また、実際に商品が売れたときも
・送付先の住所などが正しいのか確認し、不備があれば修正し、
・購入者が転売ヤーでないかチェックし、
・問題がなければ商品を梱包して発送し、
・発送したことをお客さんに連絡し、
・もし返品があった場合はその理由を確認し、返金対応をし、
・次に向けて改善をする
など、やることは非常にたくさんあり、多くのお店や企業では、これらをなんと人が手社業で行っているという現実があります。これではせっかくオンライン販売をしても、ITの恩恵を受けるどころか、むしろ業務は大変になっていく一方です。
しかも、新しい技術、サービス、ツール、トレンドが次々に出てくるため、理解しなければならないことはさらに増えていきます。それぞれのお店や企業で、プログラミングにもマーケティングにも強い人材を雇うことができればいいのですが、そもそもそんなスーパーマンのような人はほとんどいません。
【みんなの知見を集めて使えるように】
そこで私たちの会社"オンサイト"では、こういった複雑化し続けるインターネットサービスの世界で、できる限り業務の自動化を進めてきました。オンサイトの社内にはそれぞれの分野の専門家がおり、その知見をアルゴリズム化し、プログラミングの力で集合知化しています。そうすることで、多くの専門性が求められる複雑な業務を、誰でも再現することができるようになっています。
また、顧客の経営課題に対して(広告効果やシステム開発といった部分だけの提案ではなく)総合的な提案をすることができ、さらにその実務を丸ごと任せてもらっています。
【システムと人の合わせ技】
「丸ごと任せてもらう」というのは、ただのアウトソーシングではありません。人力で頑張るだけでは生産性は上がっていかず、ただの忙しい会社になってしまいます。一方で、デジタル化するだけでは仕事はうまく進んでいきません。結局は、便利なツールを使って人が何をするのか?なのです。
私たちは既にかなりの現場業務を社内で自動化しており、2030年までには完全自動化することを目指しています。そしてコンピュータやロボットにできることは自動化していく一方で、人間は高度で創造力が求められる仕事に取り組むべきだと考えています。
これからの時代は、ただのアウトソーシングではなく、コンサルやアドバイスをするだけでもなく、『高度なシステムとそれを使いこなす人の合わせ技によって、顧客のビジネスを成功に導く仕事』が求められていくでしょう。オンサイトはその先駆けであると思っています。
20〜30代のうちにしっかりと専門性を身につけ、顧客(ほとんどは経営者)の相談に乗り、提案から実務まで任せてもらえる人材になりたい。そんな方はぜひオンサイトで一緒に働いてみませんか。まずは一度、面談でお話しましょう。
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