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MFクラウド請求書チームが何をやっているか聞いてきた

こんにちは。マネーフォワード広報です。

マネーフォワードの中の人を知ってもらうため、いろんな部署にインタビューをするこの企画。今回は、『MFクラウド請求書』開発チーム(以下「請求書チーム」) へのインタビューです。

語り手

※順不同

泉谷 圭祐 (『MFクラウド請求書』プロダクトオーナー)
電気通信大学 情報工学科卒業後、某中堅SIerに入社。SIerに入社したものの受託開発の経験はなく、一貫して自社サービス開発に携わり、IaaS, PaaSの開発を通してデータセンターでのラッキングからWebアプリケーション開発まで幅広く経験を積む。2014年9月にマネーフォワード入社。よく30代半ばに間違われるが、まだぎりぎり20代

秋山 智恵 (『MFクラウド請求書』PMO)
2004年から商社で商品管理、発注業務などを担当後、2007年9月大手Webサービス会社に入社。庶務業務を担当した後、入稿システムの運用保守、仕様検討など従事。2015年4月にマネーフォワード入社。入社当初はCSでチャットサポートをメインに担当。2016年よりPMOに異動し現在は請求書チームに所属。

大嶋 茉莉 (デザイナー)
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業後、デザイナーとして広告代理店、Web制作会社にて、大規模サイト設計やアプリ開発の経験を積む。2011年より、ECスタートアップの立ち上げに参画し、約5年間Ruby on Railsを使ったWebアプリ開発に携わる。2015年にマネーフォワード入社。BtoBプロダクトのUI設計、事業部横断プロジェクトのPMなどに従事。

インタビュアー

青木 香菜子 (広報)
インタビュアー・編集

元々プロダクトオーナーには興味があった

泉谷 :僕は新卒でSIerに入社し、受託開発ではなく自社サービスの開発を担当していました。2年3か月程在籍していましたが、受託開発がベースのため、いろんなルールが開発のハードルになることもあり、当時担当していたサービスがクローズになるタイミングで転職に踏み切りました。転職活動時は、ベンチャーで打ち込める環境を探しており、人が合いそうだなと感じたマネーフォワードに2014年9月に入社しました。当時僕は26歳で、会社の規模は40人くらいでしたね。諸々のポジションを経て、現在は『MFクラウド請求書』のプロダクトオーナーを務めています。

青木 :当時の入社前後の印象はどうでしたか?

泉谷 :予想していたよりも色々やりやすかったです。入社前の印象はほぼ面接時の印象で、面接担当は、『MFクラウド会計』の谷口くんでした。彼は当時から非常にしっかりしていたので、年下だと思わず…(笑)。その後、CISOの市川さんにも会ってインフラトークとかをさせてもらい、なんとなく自分に合う会社だと思って、入社後もその通りでした。

青木 :入社当初の開発チームはどんな感じでしたか?

泉谷 :僕は当初、請求書チームではなく、『MFクラウド会計』の開発チームに所属されました。当時はエンジニアが3名で、『MFクラウド給与』立ち上げのタイミングで、請求書チームのメンバーがそのプロダクトオーナーとなったので、後任として僕が請求書チームへ異動となりました。それから1年後の2015年12月に、当時の請求書チームのプロダクトオーナーが別のプロジェクトに関わることになり、僕が請求書チームのプロダクトオーナーになりました。

青木 :元々プロダクトオーナーには興味があったんですか?

泉谷 :興味はありましたね。前職の自社サービス開発では、サービス拡大において重要なマーケティングのノウハウが豊富ではなく、ユーザー規模が自分達が思っていたよりも拡大しなかったんです。その時に、提供しているサービスがいかに優れていても、使ってもらえなければ意味がないと思ったんです。そんな経験もあって、プロダクトオーナーならマーケティング的な視点も身に付けられるのではと考えていました。

CSからPMOへ

秋山 :私は、前職では大手Webサービスの仕様整理や機能検討、社内からの問合せ対応などを担当していて、マネーフォワードには2015年4月に入社しました。転職活動時はプラットフォーム的なビジョンでサービスを提供する会社を探していたのですが、マネーフォワードは、BtoCとBtoBの両方でサービスを提供しており、金融のプラットフォームになっていくのではと感じて入社を決めました。現在は、請求書チームのPMO(Project Management Office)を担当しています。

青木 :秋山さんは入社当初は、CSメンバーでしたよね。

秋山 :そうですね。CSチームでの仕事においては、開発側に要望をあげやすかったり、相談したらすぐに改修を進めてもらえたり、すごく感動しましたね。前職だと、軽微な文言などの修正にも1か月以上要するのが普通でしたし、とりあえず全て同じテーブルに並べて判断するという文化だったので、その違いには驚きました。

青木 :確かに、当社の場合、開発とCSがフラットにコミュニケーションできていますよね。

秋山 :はい。そんな中で、「いずれCS以外のことにも挑戦したい」という話を、取締役の瀧さんに相談した際に、PMOの話をいただいたんです。PMOだと前職での経験を活かせる部分もありそうだと思い、異動に踏み切りました。着任当初は、資料作成や情報の交通整理がメインでしたが、今はマーケティングの部分にも踏み込んでいますね。担当領域のサービスの方向性や定義付けなど、初めて経験することもあるので、仕事の幅が広がったなと感じています。

Webサービスをつくるのって面白い

大嶋 :私は美大でグラフィックを学び、卒業後はデザイン事務所で、ロゴやサインデザインを作る仕事をしていましたが、元々Webに興味があったんです。当時からHTMLやスタイルシートが多少書けたので、サイト開発の依頼をいただくこともあり、ウェディングサイトを作ったりしていました。そんな中で、印刷メインの仕事よりもWebデザインの方が面白そうと思い、キャリアチェンジをしました。

次に入社した会社が、企業の大規模サイトの制作や、サイト構築の提案から運用までを担っている会社で、ビジュアルデザインだけではなく、情報設計や実装について学ぶことができ、4年ほど在籍しました。その期間に同僚と一緒に、『smart4me』というWebサービスを作ったんです。その際に、開発って面白いなぁと改めて思って。

青木 :Webサービス作りの面白さを感じた原点なんですね。

大嶋 :そうですね。自分で考えてサービスをつくるのが面白いなと思って、その後に友人とスタートアップを立ち上げたんです。ECサイトの会社で、その会社が以前のマネーフォワードのオフィスがあった場所に居抜きで入居するタイミングが来まして。

青木 :もしかして、それがご縁で入社に……?

大嶋 :はい(笑)。当時、とあるイベントでデザイナーの山嵜さんに初めて会って「マネーフォワードで働いています」ということを聞いて、居抜きで入居していることをお話したんです。その流れで、デザインチームの皆さんと田町でランチすることになり、それがきっかけでした。山嵜さんはじめ皆さんとお話する中で「面白そうだな」と思い、入社を希望しました。

ただ、これまで経験してきたECサイトと会計サービスのデザインはあまり共通点がなく、ECは、商品ページやカートなどにある程度はルールがありますが、業務サービスはそうはいきません。ですから半年程お試し期間で働かせてもらい、その後はデザイナーとして貢献できそうかは会社で判断してほしい、と伝えてジョインしました。

青木 :そんな不安がありつつもジョインしてみてどうでした?

大嶋 :案外自分にもできることがあるのでは、と感じました。前職がRailsのサービスだったので、Rails改修という観点では貢献できるかもと思い、良いご縁かなと思って入社を決めました。

青木 :現在、『MFクラウド請求書』を担当されているのはどんな背景からでしょう?

大嶋 :今でこそデザイナーが増えましたが、当時は全社で4名ほどでした。その少ない人数で、BtoCもBtoBも両方携わっていた背景から、シリーズ間のデザイン課題が溜まっていたんです。その中でも『MFクラウド請求書』は、累積したUI課題が大きいと感じ、もっと良いサービスにするために改善したいと思いましたし、これまでの知見を使って、効率良くサービスを改修できるのではと考え、手を挙げました。

ワークショップで共通認識がすり合った

青木 :では、この辺りでチームのことを教えていただけますか。

秋山 :番長さん(※)がお話します。

※編集追記:「番長」は、泉谷さんのニックネーム。以後「番長さん」と記載。

泉谷 :僕ですね(笑)。チームのミッションは、請求業務に関わる作業の効率化で、僕がプロダクトオーナー、秋山さんがPMO、大嶋さんがデザイナー、他にエンジニアのメンバーが1名とインターンが1名です。MFクラウドシリーズの中では少数のチームなので、身軽に意思決定してすぐ動くことを大切にしています。

大嶋 :番長さんは、オーナーシップがあります。

泉谷 :えっ(笑)。

青木 :詳しく聞きたいです。

大嶋 :以前、チームでワークショップをやった時の話なのですが、その時に皆やりたいことがたくさんあるなって思ったんですよ。番長さんや秋山さんはミッションが明確だからだと思うんですけど、特にたくさんあるなと。

青木 :どのようなワークショップだったのでしょう?

秋山 :チーム全員で、サービスのカスタマージャーニーを決めるためのワークショップを実施して、現状どんなユーザーに向けてサービスを提供できているのかを改めて定義したんです。サービスの現状、今後狙いたい所を整理して、丸2日くらいかけて言語化したんですよね。

大嶋 :これをやって、請求書チームは非常に一体感が出たと思います。課題を全て洗い出して整理できましたし、その課題を今後どう具体的なプランに落とし込むかについても話し合いました。

青木 :どんな風に進めていったのでしょう?

秋山 :現状だと、今までのちょっとした負債の積み重ねで、新規開発をするにしても想定以上に時間がかかってしまうことが多かったんです。新規開発だけでなく既存機能の改修も限られたリソースの中で行う必要があるため、どんな機能に特化していくべきか、サービスの方向性を言語化しておく必要があると思いました。その中でサービスの現状や課題を、自分たちの想いも含めて話しあったんです。その時に、番長さんから「こうしたい」というのがたくさん出てきて。

泉谷 :そうですね。経緯はそんな感じですが、僕は以前から「今サービスを届けるべきユーザー」を明確にしたいとずっと話していて。それがないと、それぞれに最適化した機能や要望を並べた時に、当たり前ですが、優先順位がつけられないんですよね。僕達の感覚で「良い」と思うものが、ユーザーにとって価値がない場合もありますし、良かれと思って実装したものが不要だと思われることもあります。クライアントやユーザーに意見を聞くと、全く違ったものが出てきたりもしますし。

だから、そこは自分達だけの視点ではなく、ユーザーの視点でやりたいなと。じゃあ「今のユーザーって?」というのを整理して、明確に決めていきたいと考えていました。ワークショップのおかげで、ある程度は整理できたと思います。

秋山 :その定義が明確化されたので、例えば要望をもらった際に「これはできる」とか、「今のユーザーから遠いからこれは優先順位を下げる」というのが皆の中で共通認識になったので、それはすごく大きな効果でした。

大嶋 :あとは、組織が急拡大したので、経緯や歴史を知っている人の見解を今のうちに言語化しておきたいなと。それに加えて、「開発側はこれをやっている」というのを示した方がいろんな部署との連携もお互いスムーズだと思うんですよね。

お客様の声を開発側に届けるのは、絶対に正しい

泉谷 :ワークショップでは、いくつかのペルソナをマップにして、それぞれのペルソナが持っている課題、注力すべき課題、今着手すべきではない案件というのを全て可視化したんですね。それでコミュニケーションもスムーズになったので、精神的負担が大分減った気がしています。

青木 :これまで具体的にどんな課題があったのでしょうか?

秋山 :まだサービスが小規模だった頃は、要望に対して即日改修とかを当たり前にやっていたと思うんです。ただ、今はユーザーの規模も拡大して、その状態で営業やCSがこれまでと同じ感覚で要望を上げても、着手できないこともあるんですよね。その時に、「昔はやってくれてたのに」となってしまうと辛いですし、手を抜いている訳ではなく、相応の理由があるのでお互い不幸だなと。そこら辺の温度感の違いを感じていたんですよね。

青木 :確かに、お互いにとって良くない循環かもしれません。

秋山 :とはいえ、営業やCSは日々ユーザー、お客様に接していて、要望やニーズを拾い上げて伝えることが使命なので、開発側に伝えるというのは絶対に正しいんです。でも、そこを切り分けて、「こういう理由で今はできる・できない」というのをこちらからも伝えられていなかったし、チーム間でも認識のずれがあったと思います。それが今は「ユーザーは今ここだからできないよ」ということも伝えやすくなったし、認識がチーム間で揃えられるようになったのも大きいんじゃないかなと。

青木 :少し前までは、そういうことを改めて言語化しなくてもコミュニケーションもスムーズだったんだろうし、認識も合っていたんでしょうね。今はサービスも組織も規模が大きくなって、同じ進め方だと立ち行かないこともあると思います。組織が小さい時は意思疎通のハードルは低いけど、組織が拡大すると絶対に整理が必要になりますよね。

秋山 :そうですね。請求書チームでは共通認識が持てたので、よかったです。今後案件を進めていく際に、方向性がぶれることなく進められるのではと思っています。

大嶋 :最近は、ちょっとした改修でも皆の意見がぶれることはなくなりましたね。

秋山 :そうですね。どんな機能が必要かを私がまとめて、大嶋さんがわかりやすくしてくれて、エンジニアが実装して、CSや営業からのFBを元に可能な部分は改善して…というのが回りやすくなったと思います。

大嶋 :これまで開発がうまく進まなかった理由のひとつは、単純に様々な視点を考慮できていなかったからだと思います。今は、具体的なUIデザイン作業に取り掛かる前に、PMOがまとめた仕様を十分に読み込み、再分解し、まずは低精度のプロトタイプを作って、関係者全員にフィードバックをもらうスタイルにしました。いきなり作るのをやめて、情報設計に重点を置き、フィードバックのサイクルを何回も設けるようにしています。こうするようになってから、皆の納得度も、アウトプットの精度も高まったんですよね。

秋山 :私が入社する前は、要望を受けて、着手すべきものとその仕様を決めて、自分で実装してテストして、リリースして…というのを番長さんがひとりでやっていました。今は担当を明確にして、共通認識を持った上で自分の責任範囲を最大限やることでアウトプットの質も上がっているのではと思います。

泉谷 :エンジニアしか居なかった頃は、僕ともうひとりのエンジニアしか居なくて、彼も全て自分でやっていましたね。

秋山 :その当時、最初はどこまで踏み込んで良いのかなとか、どこまで口出して良いのかなと思ってました(笑)。「こうしたい」っていうのが強くあるんじゃないかなって。

泉谷 :それは全然言ってほしいです。「こうしたい」っていうのはもちろんありますが、それが正解かわからないし、言ってもらってわかることもあります。それではっと思うかもしれないし、このままで良いってなるかもしれない。その上で、アウトプットは同じかもしれないけれど、議論なしで出すよりは認識を合せた上で出す方が良いと思います。

アプリケーション内で完結する世界にしたい

青木 :取引先やユーザーからのフィードバックについても伺いたいです。

泉谷 :以前、『MFクラウド請求書』課金ユーザーの話を伺った時には、「どうしたらもっと楽になるのか」という話をすごくたくさん仰ってたんですよ。「便利になった」とは言っていただけなかったけれど、それだけたくさんの意見をいただけたこと自体、サービスを利用してくださっているからだなぁと感じたんです。どうでもいいサービスなら、開発者が「話を聞きたい」と言ってもお断りされるでしょうし、メールとかで「ここがダメ」と言われて終わりな気もしていて。貴重な時間をいただけて、「こうしたい」「こうしてほしい」と言ってくださるのはありがたいなと思いました。

僕らが提供しているのは業務アプリなので、それがもっと良くなれば仕事がさらに効率化できると。それでさらにサービスを良くしようと思いました。

青木 :今後、こんなことやっていきたいとかありますか?

泉谷 :今は既存の業務をWebに置き換えることしかできていないんです。それだけでもある程度は効率化するとは思うものの、これは個人としての考えですが、そもそも送付の手間さえもなくしたいなと。現在の『MFクラウド請求書』だと、送り先がサービスのユーザーだとしても毎回メールで送る仕様ですが、これをアプリケーション内で完結する世界にしていきたいと思っています。

ゆくゆくは全部自動化して、例えば『Salesforce』とかで成約というステイタスになったら、『MFクラウド請求書』にデータが連携されて請求書が自動作成され、請求先に請求データが飛んでいき、相手がデータを受け取ったら支払いも自動でされて全てが自動で完結する…みたいなことが実現できたらなと。ただ、一旦目の前は、手作業でやっている方をWebに移行していただき、その後は自動化に向けて進めていきたいです。

秋山 :私自身は、「既存のものを良くしよう」という観点で考えがちですが、そういう世界観は目指していきたいですね。

大嶋 :私はどちらかというと、現状の課題を整理する方が得意分野ではあるので、各々の強みを活かしていけると良いなと思います。

泉谷 :それでいうと僕は課題を解決できるアイデアやビジョンを考えるのが好きなタイプですね。だから今、マネーフォワードのようなビジョンに向かって突っ走る会社に居るんだと思います。

秋山 :番長さんは隊長タイプですよね。「こうしたい」と言ってくれて、こちら側でやること・やらないことを整理する。今はその役割分担できているからうまくいっているのかなと思います。

大嶋 :各々のミッションにコミットできていて、やりやすいですね。今発生している課題は、横断部署のデザイナーとして部分的にしか案件に関われずに全体像を把握できない故に負債を生んでいたり、考慮できたはずの設計ができていなかったり、といったことがあると思います。

だから、あくまで個人的な想いではありますが、今後は事業部の中でフロントエンジニア、デザイナー、CSというスモールチームのプロジェクトにしていきたいですね。その方が知見も貯まるし、開発もスムーズに進むと思います。数字にもつながる気がするんですよね。

秋山 :そうなりつつあるから、うまく進んでいるのかなとも思います。

普段の距離感もさらに縮まる

青木 :社内の人に伝えたいことってありますか?

泉谷 :僕らがやったユーザー定義や共通認識の整理は、他のチームもやった方が良いと思います。

秋山 :これは時間かけてやる価値があります。ふんわりやったことはあるかもしれないですが、徹底的に皆でやるのは本当にお薦めです。

泉谷 :そうですね。やっていたとしても、一部のメンバーでだけでとなっているかもしれません。一方で、僕たちのチームは関係者全員でも10名も居ないのでひとつのテーブルを囲んで出来ましたが、他のチームで全員となると関係者が多くて議論も分散するので、難しい部署もあるかもしれないですが…それでも皆が納得感を持つためにやるべきだと思います。

だからと言って僕の中に大人数でどうやればよいのか答えがある訳ではないんですが(笑)。どうにか何らかの方法でやれると良いのかなと。組織化すると、このチームはこう思っているけど、このチームは違うなという溝がどうしても深くなりがちな気がしていて、そこの視点に統一感を持たせたいなって思います。各ポジションで方向性はあると思うので。

大嶋 :情報の共有の仕方も大事だなと思います。リーダー層の共通認識が現場に伝わっていないと、開発がスムーズに進まないこともあります。ただ、そんな中でワークショップとかをやって、気持ちや課題点の共有ができれば大抵足並みは揃いますし、普段の距離感もさらに縮まるのかなって思います。今回これをやって、相手の気持ちに立てるようになりましたね。

青木 :それはすごく改善というか、進歩ですね。

大嶋 :それがないと、「こっちはこんなにやってるのに、なんであそこはやらないんだ」となりがちな気がするんですよ。ワークショップをやってみて、思った以上に各々の情報量に差があることもわかりましたし、今後さらに、CSやPMOやプロダクトオーナーが抱えている課題を外に出していってほしいと思いました。

秋山 :具体的に進めてくれたのは大嶋さんでしたが、本当にやって良かったですね。

大嶋 :UXの本に書いてある通りにやっただけなんですけどね(笑)。

大事なのは、ユーザー視点で考えられること

青木 :最後に、どういう人と一緒に働きたいかを教えてください。

泉谷 :さっきお話したようなミッションや課題がたくさんあるので、この話を聞いて参加したいと思ってくださる方と一緒に働きたいです(笑)。大事なのは、エンジニアでも、コーディングだけではなくてプロダクト開発に参加することです。ユーザー視点で考えられることが大事だと思いますし、他のプロダクトオーナーも同じことを言う気がしています

秋山 :そうですね。そういう方は活躍できると思います。番長さんって、普段から表立って話すタイプではないですけど、すごく想いがあるし、内に秘めた情熱が強いのかなって思います。

青木 :確かに、内に秘めた情熱は感じますね。

大嶋 :それが的外れじゃなくて、ちゃんと納得感のある言葉で語ってくれるというか。

泉谷 :褒められてるのかな(笑)。

秋山 :褒められてますよ。

泉谷 :ありがとうございます(笑)。

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