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ミラティブには、新規プロジェクトチームと呼ばれるゲーム会社と連携するためのチームがあります。そのチームで営業を担当する荻野涼二は、大のゲーム好きであるバックボーンと、前職で培った営業スキルを携え、2021年ミラティブにジョインしました。異業種からの転職とミラティブでの営業活動、そして今後の目標について語ります。
セールス 荻野 涼二
2016年大学卒業後、不動産ベンチャーに入社しセールスエージェントとして従事。入社3年目の2018年には最年少で支社長に抜擢され支社の発展に努め、会社の上場へと大きく貢献する。そこから2019年には年間の売上達成率1位を取り表彰経験有り。その後もプレイングマネージャーとして個人で月間数億円の売上を立てつつ、組織のマネジメントを行なっていた。
上記経歴を経て、2021年9月に株式会社ミラティブにjoin。ビジネスデベロップメントセールスとして従事。
目次
- ゲームに携わる仕事をやるなら今ーー迎えたキャリアの節目
- ゲームの作り手に直接貢献できる喜びーーミラティブ営業チームでの仕事
- 成長し拡大するミラティブの組織を、“自律”の力で支えたい
ゲームに携わる仕事をやるなら今ーー迎えたキャリアの節目
――ミラティブ入社前のキャリアを教えてください。
荻野「不動産会社に入社し、投資用不動産の営業を担当していました。大学卒業時の志望としてはプロゲーマーか、起業か、芸人を目指すかという選択肢もあったのですが……」
――すごく幅広い選択肢ですね!とくにプロゲーマーにおどろきました。
荻野「もともとゲームが大好きで、大学時代はあるタイトルを1日20時間やるほどでした。その結果、アジア大会に出場するくらいの腕になったこともあり、プロチームから声がかかっていたんです」
――そこまでゲームが大好きだったのなら、ゲーム関連の仕事もできそうですが……。
荻野「もちろん、当時からゲーム会社へのあこがれはありました。でも大学でエンジニアリングを学んだわけでもなく、そこで働くスキルが自分にはないと思い込んでいました。加えて、当時母が大病で入院したこともあり、収入の確実性を鑑みて不動産会社に入社することを決めました。
ただやみくもに選んだわけではなく、事業内容や組織が“おもしろい”と感じられるスタートアップに入社しました。実際その会社はとても刺激的で成長速度も速く、入社当時は数十人だった会社が上場に至るまでの事業成長を、一員として体感することができたんです」
――すばらしい経験ですね。そこから転職を志したきっかけは?
荻野「支店を任せていただける経験もして、その会社で学べることは一区切りと感じたところで、母もようやく病を完治し、退院することができて。そんな転機が重なり、キャリアの節目を迎えたと感じました。
ちょうどそのタイミングで、人材系の会社に務める知人からミラティブが人材を募集しているという話を聞いて、今こそ自分がやりたかったゲーム関連の仕事を選べるチャンスだと転職活動に乗り出しました」
――ミラティブのことはもともと知っていたんですか?
荻野「知っていたどころか、Mirrativでゲーム配信していたんですよ(笑)。昔からあらゆる配信プラットフォームを利用してきましたが、その中でもユーザーさんに寄り添った運営の印象が強く、好感をもっていました。
配信をして一番うれしいのは、誰かが観に来てくれることですよね。Mirrativはその気もちを汲んで視聴者が必ず来るような作りにしてくれていて、初めての配信者にも優しいと感じていました。初めて配信を始める友人におすすめするとしたら、Mirrativ一択です」
――転職以前にユーザーとしてプロダクトを愛用していたんですね。でも、長年キャリアを積んだ後の異業種転職で、条件面などに不安やストレスはなかったのでしょうか?
荻野「全然。条件というところで言うと、収入はたしかに減りましたが、それは僕にとって大きな問題ではありませんでした。むしろ覚悟していたよりずっと良い条件で働けることになり、ありがたかったです。念願のゲーム関連の職業に20代後半の転職で就けたのですから、それだけで十分です」
ゲームの作り手に直接貢献できる喜びーーミラティブ営業チームでの仕事
――ミラティブに入社してからの役割について教えてください。
荻野「新規プロジェクトチームで、ゲーム会社さんに対する営業を担当しています。Mirrativ上での施策を通じて、ゲームユーザーさんのLTV(Life Time Value、ライフタイムバリュー)を高めるのが主な目標です」
――ミラティブが提供する価値は、ゲーム会社さんのどんな課題を解決するのでしょうか?
荻野「新規ユーザーさんの獲得がうまくいかない、あるいはユーザーさんの定着率が低い、ユーザーさんは定着しているけれど課金率は低い……などなど、ゲームによって抱える課題はさまざまです。私たちはそれらをヒアリングした上で、適したメニューをご提案し、ユーザーさんがよりゲームを楽しめる体験をMirrativのキャンペーンから生み出すという感じですね」
――念願のゲーム会社さんとの商談、経験してみていかがですか?
荻野「正直、想像以上に知らないことが多くておどろきました。ユーザーとして見るゲームは、作り手側から見たゲームのほんの一部なんですね。ゲーマーならではの知識は商談に活かせるだろうと思っていましたが、実際に担当者さんと話してみるとわからないことだらけです。
ただ、今までユーザー視点で思っていたこと、伝えたかったことをゲーム会社さんに直接伝えられる立場になったことは、ほんとうにうれしいです。信頼していただいた担当者さんからは、ミラティブの施策の話だけではなく、ゲームそのものの機能やガチャ内容などについて相談していただけることもあります。そういう会話も含め、ゲームをより良くするために自身が役立てているという実感が、やりがいにつながっています」
――作り手側の方々と話してみて、ゲームに対する見え方は変わりましたか?
荻野「変わりましたね。ユーザーだった頃はゲームの改善点ばかり挙げていたものですが、ビジネスとしてゲームを作っている方々の視点に立って、初めてその裏側にある努力や意図を知りました。今はどのゲームを遊んでも、作り手の努力を想像します」
成長し拡大するミラティブの組織を、“自律”の力で支えたい
――ミラティブの営業チームについて、どんな印象がありますか?
荻野「いわゆる“天才肌”の人が多いです。僕はスクリプトをもとに商談するタイプですが、他のメンバーは商談相手の言葉を聞いて、自由な会話から商談をまとめる人が多くてすごいな、と思います。
どっちのやり方がいいという話ではなく、後者を実現できる業界理解の深度や知見の豊かさを尊敬しています。あと、営業のセンスがあるな、と。僕、営業のセンスがまったくないので」
――長年営業のキャリアを積んでいらっしゃるのにそんなことは……。
荻野「いえ、実は人と話すのがすごく苦手なんです。もともと人見知りが激しいので、営業はとくに苦手だなと感じる仕事でして。でも、だからこそ挑戦しようと思って、それが今まで続いています」
――意外でした。キャリアのお話でも感じましたが、選択が大胆ですね。
荻野「そうかもしれません。選択肢があれば、常におもしろい方を選びたい、とよく考えます。他の人が取らないほうだったり、あえて逆張りしたり。人生に大きな意味をもつ分岐点に立って、意外性のある決断をするのが好きなんです」
――それ自体がおもしろい判断基準ですね。では、今後の目標を教えてください。
荻野「まずはミラティブに100%貢献できる業界知識をつけるというのが最優先ですが、今後ミラティブの組織が大きくなるときに、営業チームの組織力を高めるところで役に立てれば、と思っています。
前職で会社規模が急成長する最中の組織づくりを経験し、痛感したのは個々の『自律』の重要性でした。自分自身を律しながら主体性をもって働けるセールスマンやチームを育み、最終的にミラティブが大企業へと成長する一端を担えればと思います」
――最後に、異業種からの転職を志す営業職種の候補者さんにメッセージをお願いします。
荻野「どんなに営業経験を積んできた人でも、異業種からの転職ならば、これまで慣れてきた手法や商談の流れを一度リセットして、学び直さなければなりません。また、ゲーム業界の知識もキャッチアップしなければならないので、転職後は想像以上に大変だと思います。
それでも多くのゲーム会社さんに対して価値提供できる喜びは、かけがえのないものです。普段からゲームを楽しんでいて、そのゲームをより良くするためにはどんな施策や機能が必要か考えてきた方は、きっと新規プロジェクトチームの営業に向いていると思います」
ゲームが好きだった気持ちをキャリアと結び、ミラティブを通じて多くのゲーム会社さんに貢献する道を選んだ荻野。これまで経験してきたことを活かしつつ、ゼロから学ぶべきところは取り入れ、新たな価値を生み出すことに邁進しています。
(取材・執筆:宿木雪樹)
▼採用候補者さまへの手紙
https://speakerdeck.com/mirrativ/mirrativ-letter