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不確実な時代を颯爽と歩んでいきたい。大企業の海外駐在員候補として順風満帆だった私が、スタートアップのメリービズに入社した理由。

―これはコロナ禍真っ只中に、従業員16,000人を超える大企業の安定的な環境を捨て、スタートアップ企業に挑戦した28歳男性の物語です。

学生時代(我が人生のパラダイムシフト)

静岡県三島市に生まれ、高校までを地元静岡県で過ごしました。
大学は県内の四年制大学を受験するも見事に失敗。学力と経済的な理由で他に進学できそうな大学は殆どありませんでしたが、なんとか山梨県の短期大学に入学出来ました。
進学時の苦労はまさに身から出た錆。高校までの私は熱中・没頭できるものが無く、ただ惰性で過ごしてきていました。そのことに激しく後悔し、自分を180°変えようと一念発起、国立大学への編入学を目標に猛勉強し、無事合格。大学生活を謳歌することが出来ました。

県内最大手企業にて上々な社会人デビュー!

大学卒業後、地元静岡県の最大手総合物流企業に新卒入社。
貿易実務のカスタマーサクセス担当としてキャリアをスタートしました。持ち前のアグレッシブな姿勢とスポンジのような吸収力を武器に、どんどん仕事を習得していきました。入社3年目以降に担うのが通例となっていた営業活動を1年目の冬から兼任するなど、社内外の信用を勝ち取り、まずまずな社会人デビューを果たせたと思います。
2年目には年商数兆円規模のメーカーの大型設備輸出案件を担当し、日本からの輸出のほか、現地スタッフのディレクション、輸入通関から工場への搬入・設置まで一貫したコーディネートをおこない、プロジェクトは大成功。それを機に社内での評価はまさにストップ高!入社後最初の目標としていた海外駐在員の候補者として名前が上がるようになり、飛ぶ鳥を落とす勢いで仕事に邁進していました。

公私ともに順風満帆!海外駐在員も目前!のはずが…。

その後も順調な社会人生活は続き、首都圏の営業企画部門で国内最大手や外資系メーカー向けの大型入札対応、物流展示会の企画・運営等に従事していました。さぁいよいよ海外転勤の足音が聞こえ始めた頃合い、交際していたパートナーと結婚。公私ともにこれから充実していく…はずだったのですが…。

ある日、上司に別室へ呼ばれました。
「ついに海外へ異動か!」と胸を躍らせ会議室に入ると、静岡県の倉庫現場への異動を告げられました。 

私の入社当初は海外トレーニー制度が存在し、若手をどんどん海外に出して学んでもらおうというキャリアパスがあり、実際に入社3年前後で海外駐在になるケースがありました。しかし、私がそのタイミングになる少し前に、国内でビジネスモデルをしっかり学び、海外でもそれを再現しながら成果を上げていく、というキャリアパス方針に代わり、トレーニー制度は廃止されてしまいました。その影響を受け、私も地元の小さな倉庫で数年間経験を積むことを求められました。

海外勤務をキャリア序盤の大きな目標に据えていた私は、モチベーションが大きく下がってしまいました。海外勤務に向け、仕事の後に深夜1時まで勉強する習慣を整え、語学習得や資格取得など、念入りに準備をしていましたが、すっかり意欲を失ってしまいました。自己研磨はおろか目の前の仕事すらも頑張ることが出来なくなってしまいました。頑張りたいのに頑張れないという状態に強くストレスを感じ、自分を精神的に追い込んでしまう時期が続きました。また、新婚早々にも関わらず突如として始まった2拠点生活、そして、追い打ちをかけるようにコロナ禍に突入。当時は心身ともに疲弊してしまい、非常にきつかったことを今でもよく覚えています。

絶頂から絶望。極限まで追い詰められた末に下した判断

極限まで追い詰められた私は、ついに転職を決意しました。
実は転職を検討するのはこれが初めてではなく、入社直後から考えていたことでもありました。前職では社内向けの資料作成や調整業務が1日の大半を占めていたため、事務レベルのスキルは身につくかもしれませんが、社会で通用するようなスキルが身に付きにくい環境にいることについて、常に危機感を覚えていました。それでも手厚い福利厚生や安定的な収入を考えると一歩踏み出すことが出来ず、自分のなかの違和感を見て見ぬふりをしながら過ごしていました。

しかし、前述したこの苦い経験が、本来自分が目指したい世界を明確にしてくれて、迷いを消してくれたので必要な経験だったと今ではポジティブに解釈出来ています。そして転職を決意してからは早かったです。エージェントと面談を重ね、自分の中での転職軸を以下の3つに整理しました。

1.社会的課題の解決に直結するビジネスモデルであること
2.スタートアップ企業であること
3.ビジョン/ミッションに共感でき、家庭も大事にできる文化であること

それぞれ理由は次の通りです。

1.コロナの流行は、これまでの当たり前を一変させました。そのような中でも会社として生き残っていくためには、急激な事業環境の変化に対して柔軟に対応しつつ、未来を見据えた社会課題・ニーズにしっかりタッチしているビジネスモデルを有していることが大事だと考えたためです。

2.終身雇用が崩壊した現代社会において、将来どんな社会変化が起きても、自分の力で生きていけるようになりたい。そのために、自分の市場価値を上げたいと考えていました。そこで、変化の激しい時代において事業を0から作れる人材は強いとの考えから、事業の立ち上げと事業拡大を担える人材になりたいと思いました。営業力、事業開発力、マネジメント力が身につく環境に身を置きたいと考え、スタートアップ企業であることを重要視しました。

3.せっかく環境を変えるのであれば気持ちよく働きたいとの思いから、ビジョン/ミッションに心から共感出来ることを重視しました。また、仕事だけでなく家庭も充実させたいと考えていた私は、必要な時には家庭にもコミットできる文化があることも条件の一つに加えていました。

メリービズは私を選び、私はメリービズを選んだ。対等に相互のvisionをすり合わせる貴重な時間

・メリービズとの出会い
上記3つの軸を基準にエージェントから提示された企業の一つがメリービズでした。私の様にグループ1万人を超える大企業という看板を外し、大きく事業規模を落としてスタートアップ企業に転職するには色々なことを覚悟する必要があると思います。スタートアップ企業=ゴリゴリ働くというイメージを持っていた私にとって、特に大きな心配事が「労働環境に馴染めるか」という点でした。

その点でメリービズのメンバーは平均年齢が30代前半、約半数が家庭を持っており、スタートアップ企業の中では比較的落ち着いた雰囲気があり、仕事だけでなく家庭も大事に出来る文化が浸透していることが公式SNSや口コミサイト等の公開情報から伝わってきました。仮に労働時間が長くなっても助け合って過ごしていけるのではと思い、応募を決めました。
選考はセールスチームメンバー、役員とオンライン面接を三次まで行い、最終選考はオフラインでワークショップをおこないました。選考過程で共通していたのは「飾らない」ということでした。それはつまり、面接官も、選考を受ける私も自然と腹を割って話が出来る雰囲気があったということです。メリービズの面接は、面接官と志望者というより、個人と個人のキャリア面談の様なものでした。これから長い時間を共に働くことを考えると、出来るだけ自分を飾らずに本音ベースでコミュニケーションを取りたかった私としては、この時点で既に「ここが良いかもしれない」と考えていました。

・衝撃のオファー面談
ワークショップを終え、無事内定を貰った後、取締役の太田とオファー面談をおこないました。具体的な条件面の話の前に、私に対して評価・期待しているポイントをスライドで話してくれました。ここでは全て見せられませんが、特に「実は余り他人に興味が無さそうなこと、視点が自分に閉じ、ファクトファインディングにネックがありそう」という点を見破られていたことには驚きました。コミュニケーション能力の高さを人から良く評価されていた私ですが、これらは長年抱えていた課題と感じており、意識的に隠そうとしていた部分だったので、見破られていたことに非常に驚きました。

それまでメリービズ社員と接した時間は、一次/二次/三次面接+ワークショップを通しての5時間程度だけでしたが、そこに記載された内容は何年も前から共に過ごしていたかのように、私の性格や良い所/足りない所を的確に捉えていました。たった数時間の面談でここまで書き表せられるということは、それだけ本気で私に向き合っていただき、そして多くの時間を掛けて私のことを考えてくれていたことの裏返しだと言えます。入社後は仲間として大切にしてもらえると確信ができたので、入社を決断し、その場で内定を承諾しました。

入社して3か月。社会人人生 第二章は開幕ダッシュ大成功

入社前に抱いていたイメージ・期待に対し、実際に働き初めて3ヶ月経った今感じていることは、率直に期待どおりだった、いや、期待以上だったということです。そう感じた背景を3点にまとめてみました。

・ビジネスモデル
まず素晴らしいビジネスモデルがあります。メリービズのサービスは、お客様から委託された業務を日本全国(正確には海外にも!)のプロ経理スタッフが代行します。彼らは、経理の実務経験や簿記の資格を持つ、経験とスキルに優れた人材ですが、結婚、出産、介護などのライフイベントを主な理由として仕事の継続が難しくなった人たちです。我々のサービスは、お客様の課題を解消しつつ、同時にこうした働きたいけど働く機会が無い人材に対する就労機会の創出という面で、三方良しのビジネスモデルとなっています。つまり、売れば売るほど全国における就労の創出、ひいては働き手不足といった社会課題の解決に繋がることになるので、セールスとしては非常にやりがいを感じています。成果を上げれば、より大きな社会貢献が出来るので、もっと優れたセールスになりたい!と心の底からエネルギーが湧いてきます。そして、それが自分自身の成長に繋がると思うので、毎日やりがいを持って仕事に取り組めています。

またメリービズのメンバー全員がこのビジネスモデル・ビジョンを好んでいることが肌身を持って感じられることを何より誇りに思っています。大手企業によくある足の引っ張り合いや社内力学への無駄な配慮等が存在しません。顧客貢献以外に考えることが無いので、毎日気持ち良く仕事へ打ち込める環境にいられることに日々幸せを感じています。

・成長環境 
期待していた以上の成長環境があります。一般的に、スタートアップは教育環境が整っておらず放置されるというイメージがあると思いますが、メリービズには新メンバーを手厚くサポートする環境・制度があります。例えば、入社直後は社員一人一人に対して各チームからのinputMTGが開かれるので、様々な視点から事業について深く理解することができます。またチーム内外にバディと呼ばれるメンターが設定され、同行商談等のOJTや定期的な1on1の機会があります。
実際私は、入社から3か月間、チーム内バディと”毎日”朝晩の合計1時間の1on1をしました。その内容としては同行商談のFB(Good/Nobishiroポイント等)、セールススキルやサービスについての解説、今後のキャリアについてのアドバイス等です。これを毎日欠かさず、実施してもらいました。

あまりにも手厚いフォローに、どうしてこんなに多くの時間を掛けて私と向き合い、これまで培ってきた営業ノウハウを惜しげもなく教えてくれるんだろう?と、ふと疑問に思うほどでした。いつもどおりの1on1にてFBやアドバイスを頂いている最中、「俊介には、凄い人になってほしいから…」とポロっとこぼれた本心を聞いた時は、初めて仕事で泣きそうになりました(笑)。

メリービズのサービスは、プロ経理スタッフと共にお客様のバックオフィスの負担を軽減するというもの、つまり「人」が根幹にあるビジネスモデルであり、正に人こそが商材です。だからこそ、人を磨く必要があり、そのための環境が整っています。ビジネスマンとして成長したい人にとっては、最適な環境だと自信を持っていえます。

・プライベート
とても働きやすい環境です。メリービズはフレックス制を採用しており、コアタイムは午前11時~午後4時までです。例えば、子供がいるメンバーは朝夕に子供の送り迎えをして、仕事に充てる時間を工夫して捻出しながら成果を出しています。
また昨年末には、子供が生まれた男性メンバーが1か月以上育休を取りましたが家庭にフルコミット出来るよう、周囲のメンバーが協力して体制構築をしていたことが印象的でした。私にとっても将来想定されるライフイベントが訪れるときに、心理的安全性を持って迎えることが出来そうです。

ここで誤解を生まないように念のために申し上げたいのが、こうした働き方が出来るのは全てのメンバーが自分の役割を100%全うするという強い意思と業務ハンドリング力があるからこそです。当たり前のことですが、それが出来ないと周りの協力を得ることは難しいと思います。逆に言えば、その2つが出来れば、プライベートも充実させられる環境がありますので、仕事も家庭・プライベートも充実させたい方は、快適に働ける環境だと思います。

社会人人生で初めての感覚「仕事が楽しい…!」

色々と書きましたが、入社して一番の衝撃は「本当にビジネスを楽しめている」ことです。これまでの社会人人生で、仕事の楽しさややりがいを感じたと自信を持っていえることが少なく、ずっと悩んでいました。しかし、メリービズに入社してわずか1か月で「仕事が楽しい!」と感じている自分に驚きました。

それは前述のとおり、社会貢献に繋がる仕事に集中できる環境があること、そしてそれを応援してくれる素晴らしい環境がメリービズにはあるからだと思います。まだ入社して日も浅いですが、入社して良かったと心の底から思っています。

1年8か月ぶりの新メンバー!メリービズ3人目のセールス担当として

いま、私の足元の目標は、営業目標を確実に達成することです。
以下は、一次面接で話したチームメンバーからの言葉ですが、スタートアップ企業におけるセールスの役割は3つあると言います。

1.とにかく売ること
売り上げはスタートアップの一番のガソリン。今までにない市場に新しい価値を届けていくという気概を持って、サービスや思想を広め、ファンを増やし、売上を作っていくこと。
2.売れる仕組みを作ること
あらゆる観点で売れるための仕組みづくりをしていく。フェーズは刻々と変化するなか、変わらないものを定義、型化、仕組み化していく。社内オペレーションはいい塩梅でその瞬間に最適化しすぎない。
3.サービスをアップデートすること
お客様の痛み、自分達のサービスで拾えていない課題は何か。これを知ることは市場接点にいるセールスの宿命。知るだけでなく、プロダクトへ反映させるための道筋をつけるまでをスピーディーに。

残りの2つも少しずつ着手し始めていますが、こうした仕組構築や事業視点での仕事を出来ることもスタートアップの面白さだと思います。引き続きやりがいを持って、楽しくビジネスに取り組んでいきます。

これを読んでくれた愛すべき読者へ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が、私と同じように「何だか違和感を感じながら仕事に取り組んでいる」、あるいは「頑張りたいけど頑張れていない現状に悩んでいる」人にとって、未来を照らす光になれば幸いです。あなたが輝ける場は、きっと何処かにあると思います。それがメリービズかも!と思う方は、是非お声がけください!

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