急成長を続ける見積もりプラットフォーム「ミツモア」を運営する株式会社ミツモアを率いるCEOとCSO。
東大⇒ベイン・アンド・カンパニー⇒MBA取得⇒シリコンバレー⇒ミツモア創業のCEO石川。
京大⇒マッキンゼー・アンド・カンパニー⇒ミツモアのCSO吉村。
絵に描いたような圧倒的キラキラ経歴の経営陣が「ミツモアのカルチャー」「20代前半で選ぶべき環境」について語ります。
意見とこだわりを持って働いている人、チームの成果にコミットできる人が多いミツモア
――ミツモアはどういうカルチャーを持った会社なのでしょうか?
石川:自分の仕事にプライドを持って、こだわってやる人が多い会社だと思います。それこそがミツモアの競争力の根源だなと思っていて、たとえばミツモアはSEOに力を入れていますが、「ニューボーンフォトのおくるみ」の記事を読んでいて、実践形式で子どものくるみ方の写真がたくさんついていてすごくこだわっているなと。よくあるキーワードを盛り込んで要素を並べただけのSEO記事ではなく、SEOに力を入れながらも本当に意味のあるコンテンツを提供するオウンドメディアを展開している会社はそう多くはないんじゃないかと思います。
ほかにも命を燃やすように働いて、依頼時の質問項目や価格設定といったプロダクトの要所に磨きをかけているチームがあったり、税理士をはじめとした士業から、カメラマン、ハウスクリーニングといった生活領域まで全体で約200サービスと幅広い領域に対応しているCSチームがあったり、人数も限られているなか各チームがここまでやる?というくらいやりこんでいるのが強いなと。
短期的な利益だけを考えた仕事をしているとそのうちダメになりますし、こだわり抜くと結果に返って来ると思っています。意見とこだわりを持って仕事をする人であればミツモアはフィットするのではないかと。
吉村:ミツモアは「愛と根性」という言葉が本当にぴったりな会社だと思います。その根性の部分が具現化されて強みになっているというのが、(石川)彩子さんの話だなと思いました。
それだけ突き詰めて仕事をしていると、正直なところ人が足りないので、めちゃめちゃしんどい時もあるのですが、コミットしているから根性を発揮してやり切ってしまう。
一方で、そうやってコミットしている人ばかりの会社と聞くとギスギスした空気で怖い人が多いという印象を抱くかもしれませんが、優しい人が多いですね。ミツモアは誰かが困っていたら助けようという意識が強いところが良いなと思っています。
――吉村さんはどういった人であればミツモアのカルチャーにフィットすると思いますか?
吉村:一言で言うと、チームの成果にコミットできる人かなと。たとえば面接に来られる人には、考えていることの中心として「自分自身」の割合が大きい人と、「チームとして出したい成果」の割合が大きい人がいて、どちらの要素も人生において重要かと思うのですが、ミツモアのようなスタートアップにフィットするのは後者の「チームの成果にコミットできる人」なのかなと。
――意見とこだわりを持って働いている人、チームの成果にコミットできる人が多いミツモアですが、創業時からそのようなカルチャーだったのでしょうか?
石川:創業初期は日々精一杯で正直カルチャーを考える余裕はなかったですね。
吉村:プロ意識を持って働いている人は多かったように思いますが、しっかりと考える余裕はなかったですね。振り返ってみると、以前はプロ意識が強く出過ぎていたかもしれないです。それ一辺倒な色が強かったというか。
石川:今の方が多少は余裕が出てきましたね。第二新卒層とか、インターン生とかを育てられるくらいの余裕はあります。
吉村:短期的な売上で一喜一憂するフェーズは越えましたね。
石川:今は絶対にいける、という自信があります。創業初期は、それこそ明日死ぬかもしれない(笑)みたいな状況で働いていました。キャッシュ残高が~とか言いながら(笑)
吉村:そういう意味では、20代前半の方とか、インターン生とかがミツモアに入るなら、今は良い時期かもしれませんね。出来立てのスタートアップだと、どうしても教育より生き残ることの優先順位が高くなってしまうので。
スタートアップにおける若手の価値とは
――20代前半の第二新卒層やインターン生は即戦力にならないことも多いかと思うのですが、どういった価値を出してくれることを期待して採用するのでしょうか?
石川:めっちゃ即戦力ですよ!
――失礼いたしました。。。
石川:私は、新卒でミツモアに入ったJ君と一緒に働くことが多いのですが、めっちゃ即戦力です。
吉村:即戦力ですね。彼はめちゃめちゃバリュー出してますね。
石川:即戦力じゃないとか、教育コストが高いとか言う人は、新卒の力を低く見積もりすぎではないかと思います。新卒、第二新卒でも中堅どころの社会人より仕事ができることはあると思っていて、特にスタートアップだと若手がすごい勢いで成長していきますね。実際、頼るシーンばっかりですし。
吉村:前向きに頑張ってくれるのがいいですよね。成長意欲をもって、学びながら前向きに頑張るというのはそれ自体がすごいバリューだなと。経験はあるけれど頑張らない人より、未経験でも頑張る人の方がよっぽどいいですし、力もつけていくと思います。
石川:私より仕事ができる学生も新卒もいると思いますし、たとえばマーク・ザッカーバーグが何歳の時に起業したのかという話で、年齢は関係ないと思います。
20代前半で選ぶべき環境とは?
――20代前半で転職すべきかどうかと悩まれる方もいるかと思います。新卒で入った会社には3年はいた方がいいという話もありますが
石川:キャリア軸で考えると、自分のいる環境が、チャンスを最大化できないものだと思ったら辞めてもいいと思いますし、学ぶものがあるなら残って学べばいいですし。本当にケースバイケースですけど、感情軸で考えると、働いていて本当につらいなら辞めた方がいいですし、うれしい、楽しいと思うなら続けていけますし。
吉村:彩子さんはベイン(ベイン・アンド・カンパニー)にどれくらいいたんでしたっけ?
石川:5年半くらいですかね。
吉村:5年半いて良かったことはありましたか?
石川:同じ環境にいると、強い目的意識を自分で持ち続けない限り成長カーブは横ばいになってきますね。3年で辞めても良かったのでは?と言われたらそんな気もしますし、逆に10年いたらまた別の境地が開けた気もしますし。
吉村:私は前職(マッキンゼー・アンド・カンパニー)4年半くらいいたのですが、プロ意識の高い先輩たちに仕事のイロハを教えてもらえたのは良かったですね。極論どこでもいいとは思うのですが、プロ意識の高い集団に身を置くのは成長するうえで重要だと思います。
石川:何かに情熱を燃やして、心から打ち込んでいる人がいる環境というのは大切な気がします。そういう自分になれる環境に身を置いた方がよいかと。
あとミツモアもまさにそうなのですが、メンバーでもリーダーシップを求められる環境がいいと思います。「シェアード・リーダーシップ」という考え方ですね。
全員がリーダーのチームは崩壊するのでは?という意見もありますが、崩壊しません。本当の意味で全員がリーダーシップを持っているチームが作れたら、言われたことをやるだけのチームの何倍もバリューを出せると思います。
ミツモアも全員リーダーシップがある組織になって欲しいと思いますし、実際、パートさんでリーダーシップを発揮している方もいるので、近づいているのではないかなと。
吉村:パートさんとかがリーダーシップを発揮すると「なんだあいつ」みたいになる環境もあるかもしれないですが、ミツモアだとめっちゃいいなとなりますね。責任とり放題などと言ったりしますが、裁量の大きさを求めている第二新卒やインターン生には良い環境な気がします。重要な仕事がたくさん積まれていますから。
諦めず、絶対にたどり着く
――話は変わりまして、創業初期から苦楽をともにしていると思いますが、お互いについてどういった印象を持っているのでしょうか?
石川:(吉村)昌子さんは弱いところもあるんですが、すごいなと思うのは、最後のラインを絶対守るところですね。弱く見えることもあるけど、本当は強いんだなと。
吉村:でも最後のラインを守れているのは、ミツモアだからというのはあると思いますね。無理かもしれないという時にすごく助けてもらったのはありがたかったなと。「愛と根性」の愛の部分ですね。
最後のラインを絶対に守ると言われましたが、それこそ彩子さんは本当に絶対に諦めないし、絶対に降参しない人だなと日々感じています。ミツモアは伸び悩んだ時期も、リリースしたものがうまくいかないことももちろんあって、折れても仕方がないシーンは数えきれないほどあったのですが、折れるそぶりを見たことがないですね。これからも折れないと思いますし、そこに対する信頼があるからついていこうと思えますね。
石川:いつかは絶対たどり着けるんだと思っていますし、このチームでたどり着きたいという気持ちがあります。ミツモアは本当にいいチームだなと思っていて、本当にありがたいなと日々超感謝しています。
これからさらにメンバーも増えていくと思いますが、ぜひミツモアで情熱を解き放って働いてほしいです。
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