メディフォン社員のキャリアと価値観にフォーカスした企画。
今回は、2021年9月に入社し、人事労務グループのマネージャーを務める大嶋久美子さんにお話を伺いました!
―まず、現在の担当業務について教えてください。
人事労務グループはコーポレート本部に属し、現在3名体制で運営しています。給与計算や勤怠管理を中心に、従業員の入退社や各種手続き、評価制度の運用など、人事労務全般を担っています。制度づくりや仕組み設計など、会社の基盤を支える仕事です。
▲執務スペースで仕事に取り組む様子
―メディフォンに入社するまでのキャリアを教えてください。
新卒で大手監査法人の事務局に入社し、その後コンサルティング系ベンチャー、ニュースキュレーションアプリを運営するGunosyと、約20年間で3社を経験しました。いずれも「紹介」がきっかけの転職で、2社目で直属の上司だった伊藤さん(現メディフォン社外取締役)とのご縁が、最終的にメディフォンへとつながりました。
入社の決め手は、面接で感じた“人の魅力”です。CEOの澤田さんをはじめ、社員の皆さんの誠実さと明るさに惹かれ、「この人たちと働きたい」と強く思いました。Gunosyで第二子の出産と復職を経て一区切りを迎えたタイミングでもあり、コロナ禍を経て“100人前後の顔が見える組織”で、より力を発揮したいと感じていました。
―メディフォンで働く中で、やりがいを感じる瞬間は?
メディフォンは事業内容や方針の転換がとても速く、「これでいこう」と決めたことも状況に応じて柔軟にアップデートされていく会社です。その変化を組織として実現できるよう制度やルールを設計し、仕組みを整えていくことが、私たち人事労務の役割です。
現在は、評価制度と等級制度の再定義に取り組んでいます。2022年に制度を整備した当時は、NPO法人時代の名残もあり「誰かのために」という価値観が強く残っていました。しかし近年は、COOに山口さんが就任し、ビジネス基盤の強化や収益性の向上を重視するフェーズへと進化しています。
その変化に合わせ、行動基準や評価の軸もアップデートする必要があると感じています。
新しい5つのバリューをもとに、「社員一人ひとりの行動がどう事業に貢献しているのかを見える化し、それを評価に反映できる仕組みをつくる」。まさに今、その挑戦の最中にあります。制度が整い、社員の行動が変わり、組織が一歩前へ進む―その瞬間に立ち会えることが、私にとって何よりのやりがいです。
▲月に一度開催している「バリューな人」表彰式の様子
―これまでで最も大変だったことは何ですか?
一番印象に残っているのは、1年前に行った「働き方の転換」です。
メディフォンでは創業当初から“働けるときに働く”という柔軟なスタイルが根づいていましたが、組織の成長に合わせ、固定時間制・原則出社に切り替えることになりました。
これまで自由に働いていた社員にとっては大きな変化で、「なぜ今?」という戸惑いの声もありました。子育て中の社員も多く、同じ立場としてその気持ちは痛いほど分かりました。
そんな中で私が意識したのは、「なぜこの決定に至ったのか」を理解し、社員にも“背景のストーリー”として伝えることでした。経営陣に直接話を聞き、“会社が成長のために一度足並みをそろえる”という目的を知ったとき、初めて腹落ちできました。
そして2025年12月からは、改めてフレックス制が導入される予定です。固定時間制で土台を整えたからこそ、次の働き方に挑戦できる。
この経験を通じて「働き方に正解はない」と実感しました。会社のフェーズに合わせて制度は常に進化していく。その変化を現場とともに形にしていくことが、人事・労務としての使命だと思っています。
―リーダーとして、メンバーやチームに意識していることはありますか?
人事労務では「法律で決まっているからやってください」と伝える場面も多いのですが、それだけでは相手の納得感は得られません。
だからこそ、「なぜそれが必要なのか」「どんな意味があるのか」をストーリーとして伝えるようにしています。
ルールを“押しつけ”ではなく“共通の目的”として受け止めてもらうために、背景や意図を丁寧に伝える。メンバーにも「相手が腹落ちできるストーリーを一緒に考える」スタイルを常に伝えています。
結果的に、これはメンバーに限らず、全社員に関わる大切な姿勢だと感じています。制度やルールの根底には“誰のために、なぜやるのか”というストーリーがある。そこをきちんと共有できるかどうかが、組織全体の納得感を左右すると思います。
▲元・看護師の社員と一緒に、毎年恒例のインフルエンザ集団予防接種の準備をする様子
―今後、部門として取り組みたいことを教えてください。
まずは、新たな就業規則や評価制度のルールの明確化を着実に進めたいと考えています。
「誰が見ても分かる形」に整えることで、現場の混乱を防ぎ、意思決定や日々の運用をスムーズにします。例えば評価の運用が明確になれば、社員は自分が何を期待されているか理解でき、育成やキャリア設計がしやすくなります。勤怠や休暇のフローが整えば、育児や介護などのライフイベントに直面した社員も安心して働ける環境が整います。
そのうえで、土台が整ったコーポレート部門として、社員や経営にとってプラスアルファの価値を提供できるチームへと進化したいと考えています。制度を通じて「安心して働ける環境」をつくり、メディフォン全体の成長を後押しできる存在を目指しています。
―最後に、これからメディフォンに加わる方にメッセージをお願いします。
メディフォンは変化のスピードが非常に速く、日々新しい挑戦が生まれる会社です。だからこそ、前向きに変化を楽しめる“柔軟さと素直さ”を持った方が活躍できると思います。
「まずやってみよう」と一歩を踏み出せる方と、一緒に次のステージをつくっていきたいです。
メディフォンでは、一緒に働くメンバーを募集しています。
「すべての多様な人々が 自分の意思で、できるだけ長く いきいきと活躍する社会」をつくるというビジョンに共感し、一緒に挑戦していただける方との出会いを、お待ちしています!
詳細は、ぜひ採用サイトをご覧ください。
https://hrmos.co/pages/mediphone