メディフォン社員のキャリアと価値観にフォーカスした企画。
今回は、2023年4月に入社、2025年5月よりメディフォンの医療支援部の部長を務める北村純さんにお話しを聞きました!
ー担当している業務や役割について教えてください
医療支援部では、メディフォン創業当初から提供している遠隔医療通訳サービス「mediPhone」の営業およびカスタマーサクセス(CS)を担当しています。顧客は全国の医療機関で、商談の相手は医事課や総務課などの契約・管理部門の方々が中心です。
私は部長という立場ではありますが、自らプレイヤーとして商談対応や顧客訪問も行っており、CS業務にもチームのマネージャーとして関与しています。
CSチームがサポートしているのは、実際にサービスを利用する看護師や医師といった医療従事者の方々です。現場の負担を軽減し、スムーズにサービスを活用いただけるよう支援しています。
▲外出が多い中、社内ではリラックスした雰囲気でメンバーとコミュニケーション
ーメディフォンに入社するまでの経緯を教えてください
大学では教員養成課程に在籍し、卒業後は青年海外協力隊としてアフリカで2年間、学校教員として勤務しました。帰国後はSaaS系ベンチャー企業で約7年営業職として勤務し、M&A後は上場企業傘下での業務も経験しました。
生活拠点を関西に移した後、エージェント経由でメディフォンと出会いました。当初、メディフォンは自身が志向していた分野とは異なっていたのですが、社会的意義の高い事業と、なにより、面接でお話しした当時の上司や(CEOの)澤田さんのお人柄、そして事業に対する熱量に強く惹かれました。SaaSでありながら単なる「業務効率化」に留まらず、「人を助ける」ことができるサービスであることに魅力を感じて即決しました。
ー入社前と後で、仕事に対する印象や価値観に変化はありましたか?
入社当初はリモート勤務だったため、社内の動きや現場の様子が見えにくく、淡々と業務を進める印象がありましたが、2年目から東京オフィス勤務となり、働く環境が一変しました。
通訳スタッフが隣で実際に医療機関とやり取りする姿や、緊迫した現場に即応する様子を間近で見ることで、メディフォンの事業の本質を強く実感しました。志高く業務に向き合う仲間の姿勢にも刺激を受け、自身の営業活動にも現場感覚が加わったことで、より価値あるご提案ができるようになったと感じています。
ーどんなときに仕事へのやりがいを感じますか?また、メディフォンで働く魅力を教えてください
最大のやりがいは、社会への貢献を噛みしめながら日々業務に取り組める点です。特にメディフォンの医療通訳サービスは、救急対応や緊迫した医療現場など、極めて重要な場面で活用されることが多く、その“手触り感”を強く感じます。
実際、医療現場で困っている患者さんや医療従事者に対して、当社の通訳がリアルタイムで介在し、円滑なコミュニケーションを実現している様子を、通訳ログを通じて知ることができます。そうした現場に近い立場で関わっているからこそ、サービスの意義や社会的な価値をより深く実感でき、それがこの仕事のやりがいにつながっています。
また、社会や医療現場のニーズが大きく変化する中で、事業自体も進化を続けており、その発展に自ら関与できるダイナミズムがメディフォンならではの魅力です。
組織面では、「新しい多様な社会のための医療インフラ」をつくるというミッションに強く共感して集まっているメンバーが多く、志も専門性も高い仲間たちと日々働ける環境にも、大きなやりがいを感じています。こうした仲間と一緒に社会課題に向き合いながら成長できる点が、メディフォンで働く醍醐味ですね。
▲年2回のキックオフでは、他部署のメンバーとも交流、ディスカッションも
ーメディフォンでのこれまでを振り返って、印象に残っている北村さんの挑戦や転機を教えてください
やはり東京オフィスへの異動が大きな転機となりました。それまで病院営業を中心に取り組んでいましたが、異動を機に上司の退任や組織再編が重なり、重要顧客の対応や事業全体を見渡す役割を任されるようになったんです。
振り返ると突然の引き継ぎで大きな不安を抱きながらのスタートでしたが、各部門と連携をし支え合いながら取り組む中で、自分の視座が上がり、やるべきことや責任の重みが変化したことを強く実感しました。課題はまだまだありますが、このような挑戦が出来ているのは、周りのメンバーの力や支えがあってからこそだと強く感じています。
▲2025年下期キックオフで表彰され、スピーチする様子
ーリーダーとしてメンバーやチームに対して、日頃意識していることはありますか?
リーダーとして日々意識しているのは、メンバーが「自分で考える力」を育てることです。課題に対してすぐに答えを求めるのではなく、自ら考え、答えを導き出す姿勢を持ってもらうよう、日常のコミュニケーションでも意識しています。これは上司の山口さんから常に言われていることで、私自身もですが、小さなことでも意思決定をすること/してもらうことを特に心がけています。また、会社として策定されたバリューに沿った行動をチーム内でも浸透させることを重視しており、そのための仕組み化や働きかけにも取り組んでいます。従来のやり方にとらわれず、目的思考で柔軟に動くことも、意識づけているポイントの一つです。
ー今後、部門として取り組んでいきたいことや、課題意識はありますか?また、メディフォン全体として、今後どのように成長していきたいか教えてください
今後は、在留・訪日外国人の増加に対応し、より多くの医療従事者や外国人患者に対して、スピード感を持って質の高いサービスを提供していくことが重要だと感じています。そのためには、これまでのやり方にとらわれず、柔軟に変化し続ける姿勢が求められます。
特に、メディフォンは創業から10年を迎え、医療通訳という領域で一定の市場ポジションを確立していますが、AIをはじめとした技術の進化に対応しないと、本来は存在する医療通訳のニーズを逃してしまうという危機感があります。その一方で、まだまだ潜在的なニーズも大きく、事業成長の可能性も強く感じています。
SaaSというと「THEモデル」というようなイメージを抱かれがちですが、「THEモデル」は効率的である反面、組織間の連携がうまくいかないと、情報が分断されて顧客体験が低下したり、目標達成にあたっての責任所在が不明確化したりと課題もあるので、組織横断での連携をより強めていくことが事業の成長を底上げすると考えています。今後は、組織や事業の構造も見直しながら、プロダクトやサービスのあり方自体を進化させていきたいですね。
社会の変化が加速する中で、今のメディフォンだからこそ提供できる価値を最大化するために、これまでのやり方に拘らず、未来志向と現状を変える勇気をもって、今後も新しい挑戦に積極的に取り組んでいきたいと思います!
メディフォンでは、一緒に働くメンバーを募集しています。
「すべての多様な人々が 自分の意思で、できるだけ長く いきいきと活躍する社会」をつくるというビジョンに共感し、一緒に挑戦していただける方との出会いを、お待ちしています!
詳細は、ぜひ採用サイトをご覧ください。
https://hrmos.co/pages/mediphone