こんにちは。malna株式会社代表の高橋です。
今日は、僕たちがどんな未来を目指していて、なぜこの事業を営んでいるのか。そして、どんな仲間と一緒にその未来へ向かいたいのか。そんな、malnaの根幹にある思いについて、少しだけ話をさせてください。
「歳をとるのが、楽しみだ」と、心から言える未来を。
当社が掲げるVisionは、「歳をとるのが楽しみな社会をつくる」ことです。
これは、僕たちmalnaの存在理由そのものです。このVIsionを実現するために、我々は会社を経営しています。
大学生の時に仲間と創業したとき、僕たちは自らに問いかけました。
「自分たちは、人生をかけて何を成し遂げたいのか?」
どうせやるなら、途方もなく大きな、人生をかけても解決できないかもしれないテーマに挑戦したい。議論を重ねる中で、malnaの共通言語として定まったのが、このVisionでした。
創業当時から変わらないVision
なぜ、この言葉に人生を懸けるのか。
なぜ、この言葉だったのか。
それは、僕自身がずっと感じてきた、原体験に基づいています。
僕が物心ついた頃から、日本は「失われた20年」と呼ばれる不景気の真っ只中でした。「日本の経済は停滞していくのみだ」という言葉を、嫌というほど聞かされて育ちました。
友人たちと集まっても、いつからか会話の中心は将来への不安ばかり。
「頑張って働いても、給料は上がらないのに税金や保険料の負担は増える一方だ」
「この国で今の仕事を続けて、10年後、20年後親の介護をする余裕はあるのだろうか」
「自分たちの子供の世代は、果たして僕らよりも豊かな暮らしができるのだろうか?」
そんな言葉が飛び交う現実に、強い危機感を覚えていました。
このまま、未来への希望よりも不安が大きくなっていく社会で、自分の人生を終えたくない。だからこそ、僕たちは「歳をとるのが楽しみな社会」をつくりたいと、心の底から思いました。
では、なぜ僕らはこの挑戦が「可能だ」と信じているのか。
それは、この大きな社会課題の根源を「労働人口減少に伴う、企業の生産性の問題」と捉え、そして、その問題は解決可能だと確信しているからです。
日本には、もっと売れていい商品やサービスがたくさんあります。けれど現実には、マーケティングの知識や実行力が足りないせいで、届けたい人に届いていないケースが山ほどある。
労働人口が減り、人手が足りない時代なのに、「Webマーケティングのやり方がわからないから、ひたすらテレアポしかない」という企業も少なくありません。それは企業にとっても社会にとっても、ものすごくもったいない。
僕らは、その“もったいない”を利益に変えるために、事業のど真ん中に入り込み、生産性と売上を一社ずつ上げていく。それを実現することが、自分たちが生きたい社会の実現であり、「歳をとるのが楽しみな社会」への一歩だと信じています。
一社一社の生産性を高め、成長の角度を上げる。その積み重ねこそが、労働人口の減少という大きな壁を乗り越え、「歳をとるのが楽しみな社会」へと繋がっていく。
人生をかけても、完全には解決できないかもしれない壮大なテーマです。
でも、その道のりには強い「手触り感」がある。僕たちの仕事を通して、クライアントの事業が伸び、その先にいる人たちが幸せになる笑顔が見える。この確信があるからこそ、僕たちは迷うことなく、どこまでもやり続けられます。
僕たちは、何をしてそれを実現するのか。
malnaのMissionは、少子高齢化がもたらすさまざまな課題を、企業の成長支援や新たな事業の創出を通じて持続的に解決することです。
企業が成長すれば雇用が生まれ、挑戦が増え、社会に余白ができます。その積み重ねが、「歳をとるのが楽しみな社会」にもっと近づく最短ルートだと信じています。
そのMissionを体現する具体的な役割が、「企業のマーケティング責任者として事業のど真ん中に入り込み、企業の成長を本気で実現する」ことです。
単なる「広告代理店」や「外部の運用担当」ではなく、事業を伸ばすための最適な意思決定と実行を担う「マーケティング責任者」として、クライアントの懐に深く入り込むこと。それこそが、企業に眠っている成長の余地を確実に成果に変える最も効果的な方法だと考えています。
malnaが、malnaであるための「5つの約束」
そして、このMissionをいかなる時も正しく遂行するための判断基準であり、malnaのカルチャーそのものが、5つの約束(Value)です。
これは特別な誰かの行動はなく、マーケティング支援事業から日々の経営判断に至るまで、全員の当たり前の「基準」として僕たちの隅々にまで染み込んでいます。
malnaのValue
1. 至誠を尽くす
わたしたちは、誠実であることが全ての土台だと考えています。クライアントに対しては、自分の財布から出ていく1円のようにお金を大切に扱えるか。仲間や自分に対しては、1秒の遅れも許さず、約束を守り抜けるか。
例えば社内では、たとえ相手が先輩社員であっても、学生インターンが「この進め方は非効率だと思います」と率直に意見を伝え、議論の末にプロジェクトの方向性が変わることが日常的に起こります。表面的な関係性ではなく、互いの成長に本気で向き合う誠実さこそが、malnaの一員である証明です。
2. スピードで驚かせる
わたしたちは、経営にかかわる全ての局面において常に最速を目指します。ただし、それは闇雲に早く動くことではありません。一つの完璧な案に時間をかけるのではなく、複数の仮説を立て、どれだけ早くPDCAを回せるか。社内の意思決定も同様で、議論が長引くことや、誰かの承認を待つ時間はありません。本質的でないと判断した事業や施策は、たとえ時間やコストをかけていたとしても、即座に撤退の意思決定を下します。その合理的なスピードが、最終的に「質」に繋がると信じています。
3. 本質にこだわる
わたしたちは、メンバー一人ひとりがプロフェッショナルとしての誇りを持ち、表面ではなく、徹底的に本質にこだわります。クライアントの言う通りに動くことが、必ずしも事業成長に繋がるとは限りません。
だから時には「広告運用はやめましょう」と提案します。この姿勢は社内にも向けられており、僕たちは常に「時間」を最も貴重な経営資源だと捉えています。すべての業務や会議は「その時間投下は、今やるべき最も本質的なことか?」という問いに晒され、そうでないと判断されれば、容赦なく改善の対象となります。
4. オーナーシップを獲る
わたしたちは、組織の成果と成長のためにあらゆることを自分ごととして捉えます。僕たちが「取る」ではなく「獲る」という字を使うのは、そこに「与えられるのを待つのではなく、自らの意志で掴み獲る」という姿勢を込めているからです。
誰かの指示を待つのではなく、自発的に思考し、解くべき課題を見つけ、情熱を持って課題解決に取り組む。その結果、「この会社の集客がうまくいかなかったら僕らのせい」と言えるまでクライアントに入り込むことに繋がります。
5. “常識“を超え続ける
わたしたちは、目の前にある“あたりまえ“や”普通“にとらわれず、どうやったらコトを実現できるかに挑戦します。広告やSEOといった手段の枠に縛られず、事業を伸ばすために必要なら、どんな泥臭いことでもやる。
例えば僕たちは、担当するプロジェクトの売上や利益率といった数値を、役職に関わらず、関わる全メンバーに開示します。これは一般的な常識ではないかもしれません。しかし、全員が経営視点を持つことが事業成長の最短ルートだと信じているからです。
自らの未来のオーナーシップを獲りにいく未来の仲間へ
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
僕たちがやろうとしていることは、決して平坦な道のりではありません。
社会が直面する大きな課題に対し、「一社一社の事業を、自分たちの手で伸ばす」という具体的な方法で答えを出し続ける。
それは地道な積み重ねです。
だから僕らは、一つの目標に向かって本気で走るチームです。
互いの専門性をリスペクトし、より高い基準を求め合い、困難な課題を解決するプロセスそのものを楽しむ。
その先にある、本当の成長と興奮を分かち合える集団です。
誰かが解決してくれるのを待つのではない。
自らの手で、未来を変える。
限られた人生の時間を、胸を張れる仕事に懸ける。
僕らの仕事は、その積み重ねで社会を前に進め、「歳をとるのが楽しみな社会」を確実に近づけていきます。
少しでも心が動いたなら、ぜひ一度、お話しさせてください。
一緒に、歳をとるのが楽しみな社会をつくっていきましょう。