「自分が楽しいと思って働いている姿が、誰かの希望になれば」
そう話すのは、新卒でメンタルヘルスラボに入社した横須賀事業所の支援員、永井爽さん。コミュニケーションに苦手意識があり、自分自身も生きづらさを経験してきた永井さんですが、その経験を「誰かを支える力」に変えたいと、福祉の道を選びました。
支援の現場で大切にしていること、苦手をどう乗り越えてきたのか、そしてこれから目指す姿とは。
新卒で福祉の世界に飛び込み、自分らしく挑戦を重ねる永井さんのリアルを聞きました!
一番自分らしくいられたから、入社を決めた
-まずは自己紹介をお願いします。
永井爽(ながいさやか)と申します。大学では経済学や経営学を専攻し、大学4年生の2月にメンタルヘルスラボでインターンを開始しました。
大学のゼミでは、「地域企業論」をテーマに、地域と企業の関わりや、地域にイノベーションをもたらす企業について勉強していました。
-経済・経営を学ばれていたところから、メンタルヘルスラボと出会ったきっかけ、そこから入社を決めた経緯も教えてください。
これまでの学生時代で、自分自身がHSP(※)だと感じることがあって。そこで卒業論文では、HSPの特性を強みに変換して、その特性に合った起業スタイルを見つけるというアプローチで研究しました。
メンタルヘルスにはもともと興味がありましたが、就職活動では大学で学んだことを活かそうと、インフラや金融系の仕事を見ていました。福祉の仕事は資格がないとできないと思っていた中で、資格なしでも新卒から挑戦できる「支援員」という仕事を知りました。
実は、私自身も過去に生きづらさを感じてメンタルダウンした経験があり、「自分を肯定できない苦しさ」や「周囲との違いに悩む感覚」を、自分ごととして実感してきました。だからこそ、その経験をネガティブなままで終わらせるのではなく、同じように悩んでいる方の力に変えたいと思って、福祉業界を選んだんです。
自分のやりたいことをAIで検索したらたまたまこの会社が出てきて。VISIONの「メンタルダウンしない世界を創る」という言葉が私のやりたいことにドストライク過ぎて、見つけたときは驚きました(笑)。
最終的な決め手は、選考の過程で「一番自分らしくいられた」と感じたこと。取り繕うことなく、ありのままの自分で向き合えて、それを受け入れてもらえた。自分の長所も短所も丸ごと価値に変えてもらえる環境だと実感しました。
※HSP(Highly Sensitive Person):視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のこと
ー長所短所も含めて「自分らしく」働けるというのはとても大事ですよね。自らのネガティブな経験を力に変えるために意識していることはありますか?
実は幼少期からコミュニケーションに苦手意識があって、自分から動いたりするのも得意ではないんです。
でも「できないからやらない」というのがすごく嫌で。
幼少期から”苦手だから逃げる”という選択肢は頭の中になく、あえて挑戦することで克服しようとしていました。学級委員に挑戦したこともありましたね。
たとえ結果が出なくても、やらなかった未来よりも挑戦した未来の方が良いと考えています。その方が後悔が少ないので。
今の仕事でも、誰がやるか決まっていない仕事には積極的に手を挙げてやるようにしています!事業所代表で交流会にも行ったりして、自ら荒波に飛び込んでいますね。
でもそうすることで、社外にもつながりが持てるようになってきていると思います。
新卒支援員の任されている仕事
ー社外にもつながりを持てるようになったとのことですが、日頃どのようなお仕事をされているのでしょうか?
現在は、利用者さんとの面談や講座、チームでのケース共有など、支援の現場から事業所を作っていっています。
具体的には、キャリアや体調面の相談、自己理解・障がい理解のサポート、就職活動のサポートです。就職活動のサポートは、書類添削や面接練習、企業説明会や面接への同行などを行っています。
それに加え、採用にかかわる仕事や社外向けのイベントの運営にも携わっています。
インターンで入社した時から、担当の利用者さんも持たせていただき、事業所内での講座も任せていただく機会が増えました。
1週間で7回ほど講座を担当させていただいたこともありました(笑)
ーすごいですね!それだけどんどん仕事を任せてもらえる環境なのですね。
そうですね。新卒として入社後すぐに、社外向けのイベントで会社説明を担当させていただいたこともありました。
不安もあったのですが、本番に向けて先輩と練習をさせていただいたおかげで、無事に成功しました。
どれも積極的に手を挙げた結果、任せてもらえた仕事です。
常に現状の自分の能力より少し上のことを求められる環境で、日々奮闘しています。
必死になってついていく中で、気づけば自らの成長を実感できています!
私が燃えるのは「誰かのために頑張れる」から
-入社して半年くらいの段階ですでにいろいろなことをされていると思うのですが、実際に働いてみて仕事は楽しいですか?
楽しいです!利用者さんの「できることが増えた」瞬間に立ち会えたときは特に私まで嬉しくなりますね。
担当の利用者さんで、毎日お話をしていく中で「永井さんと話す中で考えが整理されて困っていることやできないことに対して原因を分析して考えられるようになった。」と言ってもらえたことがあります。そのとき、私が答えを出すのではなく、利用者さん自身が考えられるように一緒に整理していくことが大切なんだと改めて感じました。
私たち・そして利用者さんのゴールは、その方が就職できることではなく、その後も自分らしく働き続けられるようにすることだと考えています。そのためには、利用者さん自身が主体となって考え、私たちも一緒に考えていくのが大切だと思っています。
-一方大変に感じていることはなんですか?
働き始めは何もかも初めてでわからない状態で。福祉の知識と社会人としてのスキルを同時に習得しないといけないことに大変さは感じています。不明点も多く仕事がなかなか進まなかったときに上長に相談したところ、毎朝の1on1の時間をとってくれるようになったんです。そこからはわからないことは放置せず、自分自身の経験値と引き出しを増やしています。
学生の頃と比べて、自分の仕事が誰かの人生に影響するかもしれないという責任が大きくなりました。それも大変だと感じることの一つですね。
でも逆に、「誰かのためになっている」という実感があるから、モチベーションが高く保てているのだと思います。自分のための勉強より、誰かの役に立つ仕事の方が私は燃えます。
一人で抱え込まず、苦手にも挑戦し続ける
-仕事をするうえで大事にしていることや意識していることはありますか?
一番はチームで支援することですかね。
担当の利用者さんはそれぞれいるのですが、私一人でその人の支援をしているわけではなく、メンバーで相談しあいながら支援することを意識しています。
以前までは同じ事業所で働いていても、他の支援員がその日に何をしているのかわからない状態でした。そこでそれぞれの予定を共有するようにしたんです。そうすることで、お互いの動きが見えやすくなって、「今この人に相談できそう」「ここは手伝えそう」と気づける場面が増えました。私自身も一人で頑張らなくていいんだと思えるようになり、チームで支援する大切さをより感じるようになりました。
あと日々働いていて思うのが、利用者さんって支援員間のコミュニケーションが取れているかとか、意外と見ているということです。支援員同士の雰囲気が良ければ利用者さんの雰囲気も明るくなっていると感じています。
雰囲気の良さを保つために一番意識しているのは「まず感謝を伝えること」、「話を聞くこと」です。
先程もお伝えした通り、私はもともと自ら積極的に動いたり、人に踏み込んでいくのが得意ではないタイプです。
だからこそ利用者さんと話すときは、本当にその人に真正面から向き合うこと、他の支援員からサポートを受けたときは感謝を伝えることを心掛けています。
利用者さんに良い支援を届けるためには、まずは支援員同士の関係づくりから、という意識をもって日々励んでいます!
みんなに安心感を与えるリーダーになりたい
ー永井さんの今後の挑戦や目標はなんですか?
事業所のリーダーになることです。一緒に仕事をしていて「この人がいるから大丈夫」と思ってもらえるような、周囲に安心感を与えられるような人になりたいですね。
一つの分野に特化するというよりは、幅広い視点を持ったジェネラリストを目指したいと思っています。そのために、今よりもっと知識・経験を増やし、自分の引き出しを増やしていきたいです。結果として、数字でも成果を出せるリーダーを目指したいです。
今できることに向き合い、いつか社会を変えられるような影響力を持つ人間になり、「メンタルダウンしない世界を創る」「障害という線引きをなくす」を本当の意味で実現できたらいいなと思っています!
ープライベートでの夢や目標ありますか?
高校時代に本格的に取り組んでいた陸上を再開して、いつかフルマラソンを走るのが夢です。石垣島やホノルルなど、自然が綺麗な場所で走ってみたいですね。
今は仕事の比重が大きい時期ですが、将来を見据えた踏ん張り時だと捉えています。
仕事もプライベートも、全力で楽しみたいです。
ー就職活動中の学生へメッセージをお願いします!
さまざまな企業の中から一社を選ぶのは、とても迷うことだと思います。メンタルヘルスラボでは、チャンスは全員に平等に開かれているため、自分の意志でどんどん挑戦でき、確実に成長していける環境があります。私自身も、最初から自信があったわけではありません。それでも、やってみたいと手を挙げたことを受け止めてもらい、周りに相談しながら少しずつできることを増やしてきました。
そして何より、ここで働く人たちは、誰かのために動ける、あたたかい人ばかりです。人の良さはどの会社にも負けないと信じています!皆さんと一緒に働ける日を、心から楽しみにしています!