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「世界を変えるためには、一人の百歩ではなく百人の一歩」大学院で心理学を学んだ私が、LITALICOジュニアで働く理由。

奈良女子大学大学院にて発達心理学を学び、2020年に新卒としてLITALICOに入社した赤木富久代(あかぎ ふくよ/以下、赤木)。

現在 入社して2年目となる赤木ですが、充実した毎日を送っていると言います。今回は、そんな赤木のストーリーを紹介します。

※LITALICOジュニア(https://junior.litalico.jp/)は、お子さま一人ひとりの得意や苦手を見つけ、それぞれの特性に応じた指導をおこなうソーシャルスキル&学習教室です。

学生の頃は、どんな活動をされていたのですか?

大学2年生から4年生まで、NPO法人が運営する放課後等デイサービスでアルバイトをしていました。それまでは、心理の専門性を児童福祉の分野で仕事として活かせるのだろうか?という不安がありましたが、このアルバイトの経験を通じて、心理の専門性は児童福祉分野で十分活かせるということを確信することができました。

LITALICOをファーストキャリアとして選んだ背景はなんでしたか?

LITALICO(りたりこ)の社名は、日本語の「利他」と「利己」を組み合わせた造語です。社会の幸せと自身の幸せをつなげる関係性を築くことで、利他と利己の両方を実現する意味が込められています。

この「社会の幸せ」「他者の幸せ」を願い、実現していく力身につけることができるだろうなと思えたことが、LITALICOをファーストキャリアに選んだ理由のひとつです。

また、私は学部・院で心理学を学んできたという背景もあり「発達相談の現場で、子育てに悩んでいる保護者の相談に乗りたい」と思うこともありました。そのためには、まず子どもの特性理解や発達支援の方法を現場で勉強する必要があると思い、その考えが「LITALICOに挑戦してみよう!」と後押ししてくれたようにも思いますね。

LITALICOジュニアで支援をする中で、普段から大切にしていることはありますか?

LITALICOジュニアのよいところは、支援をする際に、「子どもの願い」を出発点にしているところです。指導員によって支援観や子ども観がバラバラだと、支援の方向性に違いがでてきますよね。でもLITALICOジュニアでは、その子がどうなりたいと思っているか?その子の好きなことや得意なことは何?という観点で支援をスタートしているんです。子どもを主体とした支援をすることができるような仕組みが整っているんですね。

そんな中で、私は「学び手は常に正しい」という考え方を大切にしています。
思うような支援ができない時もあるのですが、お子さまを原因にするのではなく、伝え手である自分の環境設定や関わり方に原因がある、と思うようにしています。この考え方を前提に支援をすると、「より良くしていくためにはどうしたらいいんだろう?」という観点で支援をすることができます。

今のLITALICOジュニアでのお仕事を教えてください。

※現在、京都にあるLITALICOジュニア烏丸教室の児童発達支援で、指導員として働いています。
LITALICOジュニアでは、お子さまへの支援だけでなく、園や学校の先生とも連携して支援をする保育所等訪問支援をしています。午前中は園や学校へ訪問に行き、午後からは教室に戻ってお子さまへの指導を2~3コマほど実施していますね。

烏丸教室には6人のスタッフが在籍していますが、共に働く仲間にとても恵まれているなあと思います。烏丸教室のスタッフは、お互いを尊敬し合いながら働いていて、その関係性がとても素晴らしくて。「自分も背中を追いかけたい」と思えるような教室長や管理者がいることも、とてもよい環境ですね。

※本インタビューを実施した3月時点での配属となります。2021年4月、新規開設教室であるLITALICOジュニア奈良天王寺教室へ立ち上げスタッフとして異動しました。

お仕事を通じて、やりがいや難しさを感じるのはどんなところですか?

指導員が主体ではなく、お子さまが主体となって手応えを感じられる指導が展開できた時、とてもやりがいを感じます!また、お子さまと毎日一緒に過ごしている保護者さまにとっては、お子さまの成長が分かりづらい時もあると思います。そんな時は、保護者さまにお子さまの変化を具体的にお話しし、それがお子さまの発達にとっていかに素晴らしいことで、次にどうつながっていくのかをお伝えします。保護者さまがお子さまの今の姿を喜んでくださると、私もとても嬉しくなり、一緒にうれし涙を流したこともあります。

LITALICOジュニアに通い始めたばかりのころはどんより暗かった保護者さまが、みるみる表情が明るくなっていくこともあります。そんな時も、嬉しい気持ちでいっぱいになりますね。

一方で、コミュニケーションに難しさを感じる時あります。同じ教室で働くスタッフや保護者さま、園や学校の先生など、様々な立場の方と日々コミュニケーションをとりますが、どういう前提で話しているのか?自分の話はどう受け取られているのか?など、常に相手の立場で考えながら話すものの、齟齬が生まれてしまうこともあります。スタッフへのミスコミュニケーションは謝れるのですが、保護者さまや園・学校の先生へのコミュニケーションの中で言葉の選び方を間違えると、関係構築がうまくできなくなってしまうことがあるので、気を付けるようにしています。

赤木さんが今後やりたいことは、どんなことですか?

自分の支援の質を更に向上させていきたいと思っています。そこにニーズがある限り、自分にできることは何でもやりたいなと考えています。そのためには、目の前のお子さま一人ひとりを大切に思い、ニーズを把握し、自身のスキルをもっと磨いていかなければばりません。

先日、とある研究会に参加したのですが、そこに参加していた保護者さまから子育ての話を聞く機会があったんですね。その方は、とても辛そうに子どものかんしゃくや集団参加の難しさについてお話されていて。社会のサポート体制や周囲との価値観の違いにもその辛さの要因があるのではないかと思いました

色んな経験や知識を身に付けた上で、それを正しく人に伝えていける人になりたいと強く思います。

赤木さんは、LITALICOで働くことに興味のある友人や知人に「一緒に働こう」とよく、声をかけられていますよね。どういった理由から、周囲の人へ声かけをされているのですか?

私には、「世界を変えるには、一人の百歩より百人の一歩」という言葉が土台にあります。
LITALICOは「障害のない社会をつくる」という壮大なビジョンを掲げ、さまざまな事業を展開していますが、ビジョンの実現には仲間集めが大切だと思っています。

そして、LITALICOの良さを伝えていくことができるのって、実際にLITALICOの中で働いているスタッフだけだと思うんですね。そのスタッフのひとりである私が、友人や知人にLITALICOについて話していくことで、仲間が少しずつ集まっていくと考えています。

赤木さんのやりたいことを、これからもLITALICOを通じて体現されていくことを願ってやみません。
素敵なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!

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