こんにちは!LegalOn採用担当です。
2か月に1回の開催が定着してきました、LegalOn Technologies開発組織主催、社内Meet Upイベント「LegalOn Tech All-in(略してLTA)」。
2025年4月24日に開催された、第3回の様子をお届けします。
今回は、ついにCEO 角田が登場!一体どんな内容を語ったのでしょうか?
そして今回は発表者のひとことコメントも掲載してますので、ぜひ最後までご覧ください。
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(角田さんが登壇するということで、今日は芝生の外もギャラリー多めです。)
お品書きと概要
Leader’s message
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(「自分は技術の細かい部分は分からないので、皆さんの知見がとても必要。いろいろ教えてもらえると嬉しい!」とコメント。)
さっそく登場しました、我らがCEO 角田さん。
この会社を創ろうと思ったのは当時「Evernoteというテクノロジーに触れたから」そんなエピソードから、今回のLeader’s messageは始まりました。
ド文系の弁護士。紙の六法を使って勉強し、クライアントからの要望はプリントアウトして線を引く毎日。そんな日常が、クラウドやチャットツール、そしてリーガルテックとの出会いで一変。「クラウドって何?」という状態から、「これは時代が動く」と確信し、今の会社を立ち上げたと語ってくれました。
そこからは、インターネットやスマートフォン、AWS、ブロックチェーン、機械学習など、これまで世界を変えてきた技術の転換点を振り返りながら、テクノロジーと経営の関係についても言及。
「テクノロジーは常にパラダイムシフトを引き起こす。遅れれば競争に敗れ、早すぎれば空振りする。だからこそ、進化のタイミングとその影響力を正しく見極め、判断することが、経営にとって極めて重要。いま自分たちが挑もうとしてることはきっと、WindowsやiPhone誕生に匹敵するインパクトがあると思っている。」そんな未来への挑戦に込めた熱い想いと、わくわくするビジョンを語ってくれた発表でした!
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(話を振られて、楽しそうなCTO(写真右)です。)
過去の記事をご覧いただいた方はお分かりかと思いますが、LegalOnのLT会はお酒を飲みながら視聴できるんです。
オンラインの参加者も一緒に、かんぱーい!
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(角田「テクノロジーの発展と、皆さんの活躍を祈念して・・・、え、昭和っぽい?w」)
では今回のLT発表紹介にまいりましょう。
君たちはどうデータ基盤と生きるか(若菜/Head of Data)
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(「滑り込みで明日のLTAに参加したいです」と前日に名乗り出てくれました。)
今にもアオサギが飛んできそうなタイトルで始まりました、データセクション 若菜さん初登場です!「そもそもデータ基盤てなに?」からひも解いてくれた今回の発表。社内のLookerの継続利用率は90%を超え、ビジネスチームにも広く活用されています。今後はAIエージェントとの連携も視野に入れ、非分析ユーザー向けの自動ダッシュボードやレスポンス機能の強化を構想中。セマンティックレイヤーの導入により、より安全かつ分かりやすく、社内の誰もが安心してデータを使える環境づくりを進めています。
👨🏻発表者ひとことコメント(若菜)
データ基盤特有のシステムやナレッジについて、普段関わりが少ないエンジニアに知ってもらういい機会になったかなと思います。今後も社内向けに知られざる取り組みを紹介していきたいですね!
AWS認定は投資か浪費か?全冠から見えた価値とは(高木/Software Engineer)
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(「資格はあくまでスタートライン。本当に大事なのは、その知識をどう生かすか」)
全12種類のAWS認定を取得した高木さん。
約5年にわたる挑戦の軌跡とその価値について語ってくれました。勉強時間だけでみると約2年分、苦行のような道のりだったそうですが、ITインフラやアーキテクチャ設計、生成AIなど幅広い知識を得るきっかけになったといいます。すぐに成果を実感できるわけではないが、長い目で見れば確実に「意味のある投資」だったと振り返ります。業務と並行しながら時間をつくって勉強を続けられた姿勢に、一同脱帽です‥。
🧑🏻🦱発表者ひとことコメント(高木)
「AWS認定は投資か浪費か?全冠から見えた価値とは」というテーマで、全冠までの道のりを振り返りながらお話ししました。
発表を通して、単なる知識の蓄積ではなく、「どう学び、何を得たのか」を言語化することで、自分自身の成長を改めて実感する機会になりました。
他の方々の発表にも大きな刺激を受け、今後のLTAが挑戦や学びを気軽にシェアできる場としてさらに発展していくことを期待しています!
時武さんの“そうだ、自動化・効率化しよう“を聞いて人事で業務効率化プロジェクトが始まった話(遠山/HRBP)
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(人事企画の堀さん(写真左)も助っ人で参戦!息ぴったりでした。)
開発組織のLT会に、なんと、人事セクションから遠山さん、堀さんが登場!
前回のLTAで「誰でも自動化できる」と語っていた時武さんの言葉に背中を押され、人事の業務効率化プロジェクトが始動しました!(前回のLTA記事はこちら)
手動で行っていたドライブの権限付与には「組織サーベイ配布ヘルパー」が誕生し、大幅な時短に成功。自動化の取り組みは今後も人事全体へ広げたいということで、今日も新たな挑戦が続いています。あなた無しでは始まりませんでしたと、最後にどうしても感謝を伝えたい人がいるとのこと。それは…ChatGPT!会場からは「時武さんじゃないんや」の声(残念)。
👩🏻発表者ひとことコメント(遠山)
エンジニアのLT会に人事が登壇…本当に大丈夫だろうか?と正直緊張していましたが、当日は皆さんがとてもあたたかく盛り上げてくれて、安心しました。業務効率化というテーマを通じて、開発部門と人事の距離が縮まった気がしています。
技術的な詳細までは分からないことも多いのですが、どの発表も興味深く、業務にもつながる学びがあってありがたい場だなと改めて感じました。
今回は登壇もしましたが、普段は運営として関わっている立場としても、これからもみんなが楽しめるLTAにしていきたいです。開発部門以外からの登壇もどんどん広がっていくと嬉しいです!
👩🏻🦰発表者ひとことコメント(堀)
エンジニアのLT会に参加し、とても楽しい時間を過ごすことができました。
技術的な細かい部分までは分からないながらも、各チームの工夫や視点に触れられて、学びの多い機会でした。
成果の大きさという尺度ももちろんあると思いますが、それだけではなく「こんなことをやってみた」という前向きな取り組みが歓迎される雰囲気があり、前に進んでいる実感をみんなで喜び合えるのがとても良いなと感じました。登壇後に発表を聞いていた方から声をかけていただくこともあり、そこから自然とコミュニケーションが生まれていくのも、この場ならではのありがたさだと改めて思いました。
SREはいいぞおじさん「SREはいいぞ」(伊藤/Site Reliability Engineer)
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(LTA用に短縮版でしたが、別日の「SREギルド会」で完全版を発表してくれるとのこと。)
続いては、Google Cloud Next Tokyo ’24に登壇された理人さん。
SREって何をしてるの?そんな疑問に応える形で、信頼性を守るためのエンジニアリング手法=SRE(Site Reliability Engineering)の基本が語られました。SRE(Site Reliability Engineering)は「サイトの信頼性」を定量化し、適切に制御可能にすることで、ちょうどいい信頼性を担保しつつ開発速度を最大化させること。「SREsはSREがしたい!」という熱い思いが伝わってきました。マルチプロダクト化・グローバル展開が進む中、「信頼性とは何か?」をチームで考えることが今後ますます重要になるとのこと。開発者にとってもSRE(Site Reliability Engineering)の考え方を知ることは大きな武器になりそうですね!
🧑🏻発表者ひとことコメント(伊藤)
今回はSite Reliability Engineeringの成り立ちから考え方をざっくり話しました。AIの活用による加速度的な開発生産性の向上や、マルチプロダクト・グローバル化に伴い、同時にどうやってプロダクトの信頼性を制御していくかについては開発組織全体でSite Reliability Engineeringを実践することが一つの有用な手段だと思っています。
普段、SREと開発チームは密に協力して開発・運用をしていますが、実はSite Reliability Engineeringについてそんなに知らないなという開発者もいたのではと思います。こういったLTの場で改めてSite Reliability Engineeringとはを伝えられるのは良い機会となりました。
Google Cloud Next Tokyo ’24 の発表内容もぜひご覧ください。
サポートの使い方・良い問い合わせについて 〜元・中の人の視点から〜 (加藤/Software Engineer)
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(「技術面の話は少なめです」と言いながらも、会場の心をがっつり掴んだ発表でした。)
前職のMicrosoftでAzure PaaSのサポートを担当していた加藤さんが、元・中の人として、サポート業務の実態と「良い問い合わせ」について現場のリアルを紹介してくれました!対応範囲がマップ化され、「ここまではやります」「これは断ります」という線引きの中、丁寧かつ効率的な対応が求められる環境だったそう。良い問い合わせとは、情報を隠さず、丸投げせず、誠実にやり取りすること。サポートは敵ではなく味方だからこそ“助けたい”と思える相手には全力で応えたくなるそうです。特に対応後のアンケートで星5は励みになるようなので、皆さんぜひ星5(★★★★★)を付けましょう!
👨🏻発表者ひとことコメント(加藤)
技術サポートに限らず、あまり注目されることのないカスタマーサービスの裏についてお話ししました。利用者が増えているのに、より良い活用方法があまり知られていないと感じたため、皆さんにぜひ最良の回答を得るための方法を知っていただければと思います。
Kubernetes manifestの生成 〜破壊的変更の先に待っていたもの〜(杉田/Staff Platform Engineer)
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(今回の反省をドキュメントにまとめてシェアする文化、さすがですね。)
大トリは、LTA2度目の登場となる杉田さん。
普段から情報発信に熱心な杉田さんですが、今回はLegalOn Cloudリリース前に実施した、Kubernetes manifestの“破壊的変更”について語ってくれました。破壊的変更の実施内容、一年の運用知見から見えた気づき、そして反省。変更には混乱がつきもの。でもその混乱がヒントになって「k8s-gen」が誕生するなどさらなる秩序がもたらされました。今後はガードレールの拡充やAIエージェント時代のあり方を模索する必要があると締めくくり、現場の知見がぎゅっと詰まった発表でした!
🧑🏻🦱発表者ひとことコメント(杉田)
最近開発したツールの歴史的経緯のお話をしました。LT資料を作っていると、普段必要な情報も十分伝えられていないことを実感するので、反省機会として今後も発表します!
以上、第3回LTAレポートでした! 次回も開発以外のセクションから発表者が現れるのでしょうか?引き続き目が離せません。
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少しでも興味をもっていただけましたら、ご応募お待ちしております!
最後まで読んでいただきありがとうございました。