こんにちは!株式会社LegalForceの勝田究吾 (かつた きゅうご)です。
2019年3月からR&Dのメンバーとして、LegalForceにJoinしました!
0から1を創ることは困難が多く、とても多くのエネルギーと時間が必要です。華やかな側面もあれば、泥臭い作業をしなければならない場合もあります。しかし、自分の知らないこと、分からないことに出会い、理解を深め、形作ることを繰り返し、より良いものを求める過程がとてもおもしろいと思います。
そうした困難に出会えること、困難を乗り越えるために頭を使うこと、仲間と協力すること、困難を克服してユーザーに新しい価値を提供することが、エンジニアという職業の醍醐味だと思います。
これから LegalForce で新しいチャレンジができることにワクワクしております!
競技プログラミングに打ち込んだ学生時代
私は大学の授業で初めてプログラミングに触れました。
課題が与えられ、答えを計算する処理の手順を考えることが、パズルを解く感覚に似ており、とてもおもしろく感じられました。
会津大学では競技プログラミング部に所属し、ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテストを攻略すべく、日々チームメイトと鍛錬を続けました。部員達と競いあったり、問題の解き方について議論をする日々はとても充実したものでした。
自分としては、ゲームで遊んでいる感覚だったのですが、計算量の概念や、プログラミング言語、様々なアルゴリズムについて楽しく学べることができました。大学入学当時の私はいわゆる「ごく普通の一般的な学生」でしたが、1000問以上の問題を解くことで論理的思考力とプログラムの実装能力が洗練されていきました。当時は問題の解法に関する解説が存在しないことも多く、世界中の競技者のブログを読み漁り、プログラムの実装の仕方や問題の解き方に対する理解を深めていきました。その過程で様々な競技者と出会うことができ、コンテスト後にSNSで問題の解法について語り合うことが、人生の楽しみのひとつとなりました。こういったストイックかつ、共に成長しあう環境が競技プログラミングのコミュニティにはあり、自分の成長に大きな影響を与えたと思います。
その後、東京大学 大学院に進学し、離散構造を持つ問題に対するソルバーに関する研究を経験しました。研究は純粋なプログラミング能力だけではなく、問題発見能力、コミュニケーション能力、情報収集能力、忍耐力など、様々な能力が必要であることに気づくことができました。研究活動を通し、私はプロトタイプの開発や0から構造を作り出すような課題に適正があると感じました。世の中には実際に試さないと、手法が効果的であるかどうかが分からないような課題もあります。こうした課題に対して素早く実装して試すことができることが自分の強みだと感じました。
0から1を創造するエンジニアを志し、LegalForceを選択
前職では、国内トップシェアを占めるセキュリティソフトウェアメーカーの新規開発に携わりました。バックエンド、インフラ、ネットワークに関する技術や、設計、開発、検証、運用、サポートといった開発業務をひと通り経験することができ、総合的な力を伸ばすことができたと思います。
そして、リリースを迎え、1から10にしていく段階を迎えました。業務の性質も変わり、運用や、サポートに関する業務が増えたと感じました。また、技術に関して未知な要素が少なくなり、既に存在している仕組みをベースとして機能追加を行うフェーズとなりました。
自分のなりたい姿は、0から1を創りだすエンジニアのエキスパートです。そのためには、0から1を創る経験をより多く積まなければなりません。
また、製品とともに会社がどのように大きくなっていくのか、その過程をこの目で見てみたいと感じるようになりました。この経験は実際に、創業フェーズの会社に入らなければ体験することができません。ちょうど、このようなことを考えているときにLegalForceに出会うことができました。
LegalForceのおもしろいところは、”日本の法サービスを大幅に改善する” というゴールに対して、エンジニアが十分にパフォーマンスを発揮できる場が整えられていることです。
例えば、AIレビュー支援機能のアルゴリズムの精度、サービスのユーザビリティの良し悪しについて、実際のユーザーでもある弁護士や、京都大学の研究者と気軽に議論することができます。また、契約書という特殊なデータを収集し、扱うことができる環境が整っております。そして、現状をより良くするためにはどうすれば良いかについて活発に情報共有や議論がされていることも魅力的なところです。問題解決を行うために必要な情報やデータへの距離の近さが、LegalForceの強みでしょう。
テクノロジーが法務にもたらす未来
LegalForceは、企業の法務部門や弁護士等が日々繰り返し行っている契約書のレビュー業務をサポートするサービスを開発しています。
このような、スペシャリストのサポートをする技術は、別の分野で既に実現されつつあります。例えば、医療の内視鏡検査では、画像データから細胞の異常を自動診断する医療器具が既に実用化されております。
コンピュータがスペシャリストをサポートする時代は遠い未来のことではありません。既に実現されている領域もあり、今後、様々な分野でこのようなサービスが必要とされるでしょう!
コンピュータと人間が互いの能力を補い合い、問題解決を行う。
スペシャリストがより専門性を発揮できる環境を整える。
そのような未来を私達と創っていきませんか?