はじめまして、2021年5月にカミナシへ入社しました井上玲(@INOUERAY)です。
カミナシでは1人目の人事として、人材採用や制度設計などをメインに、後はやれそうなことは何でもやっています。ちなみに社内ではレイチェルと呼ばれています。
下の写真は、恐らく「やれそう」という理由だけで拝命したのではないかと思っているオフサイトMTGの司会をしている様子です。「なにかのセミナーに来てるみたい」というお褒め(?)の言葉を頂きました。
今回は、私の転職までの経緯に触れながら、その過程で私が感じた「人事の眼で見たカミナシの持つ稀有な魅力」についてお伝えできればと思います。
経歴
その前に、私のこれまでの経歴について簡単にご紹介させてください。
今年で社会人としては11年目、もともとはERPのセールスやマーケをしていたので人事の端くれとしては8年くらいを過ごしています。直近は1000名規模くらいのインターネットベンチャーで人事制度の設計や運用を担当していました。
人事キャリアのスタートは人材採用でしたが、採用活動をする中で「良い採用をするには、良い会社であることが一番大切」と思うに至り、その後は子会社人事や人事制度企画、組織開発などにも積極的に経験の幅を広げながら、現在に至ります。
充実していた人事ライフ
カミナシ入社からさかのぼること約3ヶ月前、私がカミナシと最初に接点を持ったとき、実は転職は全く考えていませんでした。実際、今回入社を決めるまでにはカミナシ以外の会社とは話をしておらず、カミナシに出会ったから転職することになった、という感じです。
なぜなら前職でも急成長企業ゆえの複雑な人事課題に取り組む機会も多くありましたし、人事として非常に学びの多い環境でした。自身の人事キャリアとしても、新たに人事企画領域へどっぷり浸かろうとしていた真っ最中で、総じてかなり充実していたと思います。
そんな安定軌道にあった状況から急展開、カミナシという新たなフィールドに飛び込みます。
内なる衝動
代表の諸岡さんから面談打診のメッセージを頂いたのが、カミナシと接点を持ったきっかけです。
これまでもいろいろな企業からそういったご連絡は頂いていて、きちんとメッセージには目を通すようにはしていたのですが、情報収集目的も含めて面談まで至ることはほぼありませんでした。それくらい仕事が充実していましたし、それを凌駕するような出会いもありませんでした。
しかし、諸岡さんがメールでリンクしてくださっていたnoteなどの情報発信を見てみると、カミナシが向き合っているデスクレスSaaSという領域を初めて知り、またそのポテンシャルの高さはすごく感じましたし、諸岡さんの原体験からくる想いの強さにも魅力を感じました。
ただ、最も印象深かったのは、
ピボット後のプロダクトローンチから半年強(お会いした当時)、組織も20名にいかない程度のタイミングで、トップが事業とプロダクトのオーナーシップをそれぞれ全幅の信頼を寄せるメンバーに権限移譲し、自身は「文化醸成と組織づくり」にフルコミットするスタンスに振り切っていた。
ということでした。
▼主に以下のブログを読んで感じました
企業文化の重要性は多くの書籍や文章で語られていますし、私もそう信じています。一方で、経営トップの企業文化醸成へのコミットメントを獲得するために苦戦している人事の話は枚挙に暇がありません。
たとえ重要性を知っていたとしても、事業やファイナンスなど経営が向き合う課題は数多くあります。その中で、結果という結果が目に見えづらく、ロングタームでの取り組みにならざるを得ない企業文化醸成というテーマに対して経営が強い態度を体現していくのはなかなか難しいものなのだなとも同時に感じていました。
そんな中、プロダクトもローンチ1年未満、事業成長も「さぁこれから」というタイミングで、創業者以上にバリューを発揮できるメンバーが組織に存在し、かつ権限委譲が行われ、その上で経営者自らは組織と文化に強くコミットしているというような組織はそうはないのではないかと思います。
もちろん調べ尽くしたわけでもないですが、カミナシのような会社は正直とても稀有に感じました。そしてその裏側には失敗や試行錯誤があったこともnoteで語られていて、それが余計に説得力を感じさせていたのも印象に残っています。
本能のささやき
さすがに一度お話してみたくなります。
ただこの時点でも、転職スタンスに変わっていた訳ではなかったので「まだ転職を決めてる訳でもないので情報収集だけになっちゃうかもなんですが、良いですかね??」と、
”ちょっくらお話聞いてみますかね”
的スタンスで面談をお願いしたのでした。今思い返すと「どうしたお前」と自分に言いたくなります。ごめんなさい。
いざ面談してみると、カミナシの事業や向き合っている市場、そこにかける熱量にはますます魅力を感じましたし、諸岡さんのオープンマインドな人柄や言語化しづらいフィーリング的な部分のフィットも感じました。これがバイブスが合うというやつなのかもしれません。
本来あまり直感型なタイプではないのですが、いよいよこうなってくると自身のもつ”挑戦への欲望”が呼び覚まされ、そして本能がささやき始めます。
「カミナシは組織として、今まさに事業が成長フェーズに突入している。組織の拡大にもアクセルを踏み始めているし、必然的に組織づくりの重要性も複雑性も高まっていくよ。」
「人事として、こんな稀有な価値観のもと運営されている組織に、このタイミングで参画しないというのは、果たして許されるのか(いや許されない)。」
「今から2,3年後に、誰かが頑張って軌道にのせてくれた状態で加わるような会社ではない。”俺が”今入る会社でしょ。」
という自問自答があったかは正確には覚えていませんが、まぁこんな雰囲気で心が揺れ動いたことは覚えています。
充実していたからこそなのか、なぜか面談するまで忘れていたのですが、以前より「いずれ1人目人事のような、組織の立ち上がりに全力コミットする挑戦をしたい」と思っていたのでした。その想いがこの瞬間に火力を取り戻していきます。
期待が確信に変わる
という感じの内なる衝動に駆られていたまさにその時、「COO河内と話してみないか」と面談に誘われるサプライズ。これはいよいよ……と思い、「まずは情報収集を」という前言を完全撤回してカミナシへ応募意向を伝えさせていただきました。
▼心変わりした様子(メール)
その後、河内さんの他にもメンバーの方々ともお話する時間をいただき、結果めでたくジョインと相成りました。
いざ入社してみると、入社前とのギャップは全くなく、期待が確信に変わっていく日々です。むしろ予想を超えてやりたいことがたくさん出てきて、気がついたらオフィス増床のプロマネから、Podcastの編集もしています。
▼カミナシのPodcast
コーポレート基盤づくりなども正にこれからというものばかりで、まだまだ足場固めもしなければいけませんが、組織の立ち上がりフェーズだからこそ、負債のない状態で本質を追求した攻めの施策も制度設計もバンバンできるタイミングです。
かつ、カミナシは間違いなく成長します。ARR100億円に必ず到達し超えていくので、それを見据えた柔軟さやスケーラビリティのある人事制度・施策を考えるという壮大なミッションに向き合うことが出来る楽しさは計り知れません。これからも楽しみです。
ちなみにこのnoteを執筆している今現在、やりたいことがあり過ぎて二人目の人事の仲間が欲しいと切実に感じています。
「具体的にカミナシ人事っていま何に向き合ってるの?」と興味をもっていただいた方、『【カミナシが抱える100問】採用ウィッシュリスト』というものを作っているので、ぜひ見てみてください。そして興味が湧いたらぜひ声をかけてください。
また今取り組んでいることについても、また改めてnoteとして発信できればと思います。
それでは。
▼おまけ
入社前、ちょうど緊急事態宣言の合間で招待いただいたBBQ@逗子。
楽しくやってます。
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