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自分の時間も人の時間も大切に|チーフソフトウェアエンジニア 大谷の1日

エンジニア採用を進める中で、採用候補者から多かった質問の1つが「エンジニアの1日のスケジュールは?」というもの。
これから少しずつ当社メンバーがどんなスケジュールで仕事に取り組んでいるのか、紹介していきたいと思います!

今回ご紹介するのは、ニュージーランド在住で、2017年3月からjustInCaseにリモートで副業参加し、2019年の3月からフルタイム社員になったチーフソフトウェアエンジニアの大谷です。
開発からプロジェクト管理、各方面への技術サポートまで幅広く活躍する大谷に、1日のスケジュールと「大切にしていること」をインタビューしました!

通勤時間の削減は生活の大きな変化

ー 大谷さんの1日のスケジュールを教えてください!
justInCaseの仕事だけの日は、だいたいこんな感じですね。

週に2日は、justInCaseの仕事以外に副業の作業もあるので、以下のようなスケジュールです。

ー スケジュールを見る限り、兼務の日は起きてから寝るまでずっとお仕事ですね…
兼業な日は週に2日だけですし、あまり大変という意識はないです。
justInCaseでの開発のお手伝いは、2017年3月からやっていましたが、フルタイムで参加するようになったのは今年の3月からです。
それまでは現地企業で働いていて、ほぼ毎日兼務状態だったので、それに比べれば全然楽です!

私の住んでいるニュージーランドのオークランドは、公的交通機関を使った通勤事情が今一つで、毎日 2.5 時間も通勤時間に使っていました。
それまで副業としてお手伝いしていた justInCaseをフルタイムに、フルタイム社員として勤務していた現地企業を業務委託に変更して、立場をまるっと変えたことで、在宅中心の働き方になって、通勤時間などの時間が削減でき、もっと余裕を持って仕事できるようになったと思います。

ー 本業と副業の立場をまるっと変えるのに、勤務時間など色々な決め手があったかとは思いますが、通勤時間の削減も決め手として大きかったですか?
はい。通勤時間の削減は極めて大きな要素です。
ここ一年以上バス通勤をしてきて、通勤時間を読書に利用したりなど、色々と試みたのですが、バスでの作業はどうしても酔ってしまうので、あまり時間を有効活用できないんです。
結局バスの中では仮眠していましたが、大して疲れ取れませんし、課題に感じていましたね。

ー 通勤時間削減で、好きなことや二度寝に時間が使えるようになったんですね。
健康にいいかはわかりませんが、私にとって二度寝は大事です(笑)

毎朝、猫たちに朝ごはんのタイミングで起こされるので、ごはんをあげて、Slackチェックをします。
デザインチームのミーティングは、メンバーがベルリン・トロント・オークランドと散らばっていて、それぞれの時差の都合があるので、NZ時間で朝7時から。
ミーティングが終わっても、日本時間ではまだ朝5時。まだ働いているメンバーも少ない時間帯で、勤務開始には早すぎるので、終わったら二度寝しています。
起きてからは、個人プロジェクトなどゆっくり過ごして、お昼前に作業開始しています。

幅広い活躍の裏には、細やかな管理

ー 普段の業務内容を具体的に教えてください!
開発業務は状況に応じてタスクが変わりますが、主に以下のような業務を行っています。

ー 幅広く業務を担当されていると自分で把握するのも大変ではないですか?
手元に書き溜めている日報ファイルで、タスク管理をしています。
日々の仕事開始時もそれを見て、タスクチェックをしていますし、Slackで毎日共有するstatus_updateチャネルのタスクも、日報で管理しているものをコピーして投稿しています。

それ以外に自分が担当している(するであろう)プロジェクトに関しては、スプレッドシートで管理表を作って、状況を把握しています。

開発チームとしては、細かい見積もりを出さない「かんばん方式」を採用していますが、ビジネスサイドやバックエンド開発チームとの兼ね合いで、やはりざっくりでも見積もりを出しておくことは大事になるので、1~2週間毎に見直し、できるだけ状況を押さえておくようにしています。

自分の時間も人の時間も大切に

ー 仕事の中で気を付けていることは何でしょうか?
オンライン(リモート)での勤務なので、コミュニケーションの取り方、言葉遣いと言葉の選び方については少しだけ気を配っています。
書き言葉はニュアンスを伝えるのが難しいので、曖昧さをできるだけなくすよう気をつけたり、Slackのメンションでも呼びかけには必ず「さん」づけするようにしています。

ー たしかにオンラインでのコミュニケーションは、小さな誤解が大きなすれ違いになりやすいですね。
言葉を「書く」という行為は「読む」という行為と比べると、その行為そのものは「書く」方が圧倒的に時間がかかるのですが、書かれた文章は後で繰り返し読まれますし、一人だけじゃなくて複数の人に読まれます。未来の自分だって、読み返すときには他人です。
そう考えると「読む」って行為は結構コストがかかるんです。
例えば、略語を断りなく使ったりすると、その時その人に対しては自明でスラッと読めても、他の人にスラッと読めるかどうかは分かりません。実際、そこで引っかかってしまうことが多くて、それを確認するのは結構な時間的ロスだと思っています。

ー 調べたり考えたりしているうちに、時間が経ってしまうことって多いです。
関連して、仕組み化という観点をよく考えます。

justInCase で開発のお手伝いを始めたときに、まず最初にやったことは開発工程の明文化です。
どんな風にチケットを管理して、どのようにバージョン管理システムを利用し、いかにコードレビューを進めていくか、というのをざっくりと提示しました。
仕組みを用意することで、仕事に関わる皆が次にどんなことをするのか、どんなことが起きそうなのかが把握でき、それによって仕事の量や現在どの位置まで進んでいるのか分かりやすくなる効果があると思っています。

リモートから働く立場の者として、定期的なアウトプットはお互いの関係を保つためにも重要だと思っていますが、仕組みを用意することでアウトプットしやすくなるという効果を期待しています。
また、用意した仕組みは状況に応じて柔軟に変更することも重要だと思っています。なんかうまく回っていない気がすると思ったら、仕組みの方を変えてみるというのも気をつけています。

エンジニア気質が根底に

ー 言葉遣いや仕組化など、タイムロスを防ぐことを大事にしているように感じたのですが、そういったことを大事にするようになったきっかけは何でしょうか?
言葉遣いに関しては、学生の頃からインターネットを使っていて、今どきの人はネットニュースNNTPとか、IRCチャットとか知らないんでしょうけど(汗)、私は Windows 95 が世に出る前からインターネットを使っていました。
長くインターネットと関わってきた中で、自らの言動が引き金となって、いわゆる炎上を経験したこともありますし、文字ベースでのコミュニケーションの難しさを知っているからかもしれないです。

あとはおそらく自身のエンジニア気質でしょうか、分からないことを分からないままにしたくない、みたいな。なので、できるだけ曖昧さをなくすように気をつけている面はあると思います。

ー 仕組化の方はどうですか?
私はニュージーランドの企業で働くことで、多国籍・多文化な環境で働く機会に恵まれました。
話す言葉も違えば、お互いの常識も違う、そういう環境では「仕組み」を作って共有しないと仕事が円滑に進みません。justInCaseも多様な人材が集まっているので、同じように仕組みづくりは大切にしたいと思っています。

とはいえ、タイムロスとか効率化は、そこまで意識しているつもりはないです。
しいていえば、エンジニアとして同じ作業を繰り返すのはそんなに好きじゃないので、スクリプト作って楽したりっていうことですかね...(笑)

ー 何か今の働き方で課題に感じていることはありますか?
兼務で働いていると、自分の時間や家族のために使える時間が限られてしまうのですが、あまり上手くコントロールできていないかも。もっとスパーンと切り替えたいです。ちょっと仕事に没頭しすぎる傾向があるので、それだけ注意しないと、とは思っているんですけど。

あと、アプリチームはごく少人数でやっているため、デイリースクラムやっていなかったんですが、最近私がフルタイムになったのをきっかけに、ちょっと始めてみました。まだ定着しきれていない感じするので、様子見ながら改善していきたいと思っています。

ー 家族と過ごす時間を大切にすることを推奨している会社ですので、是非お仕事ばかりにならず、ご家族との時間取ってくださいね!色々とお応えいただき、ありがとうございました!

今回はチーフソフトウェアエンジニアの大谷の働き方に密着しましたが、次回はまた違った働き方をするメンバーにインタビューして、記事にしていきたいと思います。是非、お楽しみに!

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