私たちiTipsの理念は「すべてのがんばる人に、幸せを」。
この想いを胸に、私たちはインドで職業訓練校を運営し、夢と希望を抱いた若者たちを日本の企業へと繋いでいます。
彼らが飛行機を降り、日本の地を踏みしめた瞬間。 それは、ゴールでしょうか?いいえ、私たちは、そこが本当の「スタートライン」だと考えています。
新しい国での生活。言葉の壁、文化の違い、初めてもらうお給料。期待と同じくらい、不安も大きいはずです。彼らの不安に寄り添い、彼らが努力し実力を発揮して、その頑張りがきちんと評価されるように応援する活動もわたしたちの事業の大切な一部です。
その活動のひとつ「ライフサポートプログラム」をご紹介します。
「なんとなく」はやらない。就職後の「困った」に、どこまで寄り添えるか。
「日本は、食材が高いですね…」
ある日のことです。 企業への定期面談で、卒業生たちがポツリと漏らしました。担当メンバーの頭に、ライフサポートの次のテーマが決まりました。
『どうすれば、日本での生活コストを賢く抑えられるか?』
自身の経験をもとに「お得に食材が買えるスポット」として、野菜の無人販売所などを紹介。しかし、話はそこで終わりません。後日、居住地によっては近くにそうした場所がないメンバーもいることが分かりました。
私たちはすぐに、受け入れ企業の総務担当者の方にその経緯と彼らの声を共有。すると、「会社の近くに道の駅があるから、今度彼らに伝えてみますよ!」と協力申し出をいただきました。
翌週の日本語講座で、卒業生たちが「この前の週末、みんなで道の駅に行きました!」と嬉しそうに報告してくれた時。担当者は「『お得に買い物をしたい』という、生活者としての当たり前の願いを叶えるお手伝いができた」と、心から喜びを感じたと言います。
日本の厳しい夏がやってくれば、こんなアドバイスも。
「工事現場に持っていくお弁当、暑さで傷んでない?食中毒を防ぐには、保冷剤を入れたり、こんなおかずを選んだりすると良いんだよ」
日本各地で大雨や竜巻のニュースが続いたときには、まさにそのタイミングで「災害が起きたらどう行動する?どこに避難する?」といった緊急時の情報も共有し、英語のハザードマップアプリを紹介しました。不安になるのは卒業生も同じですから。
一つひとつは、小さなことかもしれません。 でも、この小さな「おせっかい」の積み重ねが、遠い母国を離れて頑張る彼らの心を支え、日本での生活をより豊かにすると、私たちは信じています。
なぜ、私たちは「そこまで」するのか?
そう思われるかもしれません。 答えはシンプルです。私たちが、彼らを単なる「労働者」や「人材」として見ていないからです。
彼らは、私たちの理念を共有し、未来を共に創る大切な「仲間」です。
彼らが日本で直面する困難を取り除き、安心して仕事に打ち込める環境をつくること。彼らが仕事の対価として得たものを、未来への幸せな投資に変えていけるように手助けすること。
そのすべてが、「すべてのがんばる人に、幸せを」という理念の実現に、まっすぐに繋がっています。 彼らの日本での成功と幸せが、受け入れ企業の成長に繋がり、ひいては社会全体を豊かにしていく。私たちは、本気でそう信じて事業に取り組んでいます。
「誰かの人生の伴走者」になる仕事
この記事を読んで、私たちの少しおせっかいかもしれないけれど、温かいサポートに少しでも共感してくださった方がいたら、ぜひ一度お話ししませんか?
iTipsの仕事は、国境を越え、文化を越え、一人の人間の人生に深く寄り添う仕事です。ビジネスの力で、誰かの「頑張り」を「幸せ」に変えていく。そんな手応えを、日々感じることができます。
「人の成長を、自分の喜びとして感じられる」
「ビジネスを通じて、目に見えるかたちで社会をよくしていきたい」
「日本とインドを繋ぐ、未来を創る仕事に挑戦したい」
そんな想いを持つあなたからの「話を聞きに行きたい」を、心からお待ちしています。