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【イベントレポート】参加申し込み総数500名越!日本最大規模のアスパラガスサミットを開催しました

こんにちは、inaho株式会社広報の中嶋です!

今回は2024年11月29日に開催されたアスパラガスサミット2024のイベントレポートをお送りします。

本サミットの参加申し込み総数は500名を超え、アスパラガスに関するイベントとしては日本最大規模となりました。

アスパラガス生産者をはじめ、他の作物の生産者や行政関係者・研究者・各メーカー様など、アスパラガス産業のみならず多くの方から注目を集めたまさに旬のイベントとなりました。

本サミットを開催したことで、アスパラガス生産者の皆様の課題が解決され、少しでも全国の生産者同士が繋がりを持てる場となりましたら大変嬉しく思います。

今回のストーリーでは、サミットの様子やコンテンツなど盛り沢山でお伝えしますので、ぜひご一読ください。

目次

  • サミットの概要

  • アスパラガスサミット2024開催の背景と目的とは?

  • 1.2023年開催した同サミットが好評

  • 2. アスパラガス産業は最新情報の流通に関する課題が多い

  • 3.生産量の拡大に向けて情報交換を活性化

  • 当日のプログラムをご紹介!

  • 1. アスパラガス産業の有識者によるトークセッション

  • 2. 登壇者によるブース出展

  • 3. 参加者との懇親会(参加希望者のみ)

  • 参加者した方の感想

  • 「満足」「大満足」と回答した方が8割越え

  • 参加者の声を一部ご紹介!

  • 最後に

サミットの概要

日時:2024年11月29日(金)セミナー:13:00〜18:30 懇親会:18:40〜19:40(参加希望者のみ)
開催場所:AgVenture Lab(東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング9階)&zoom同時開催
参加費:現地参加、オンライン参加共に無料
参加者:生産者、新規就農希望者、JA関係者、行政関係者、農業を学ぶ学生等、アスパラガス産業にご興味をお持ちの方など
共催:一般社団法人AgVentureLab/inaho株式会社

アスパラガスサミット2024開催の背景と目的とは?

本サミットは2023年に続いて2回目の開催となります。2回目の開催に至った背景や目的は以下の三つです。

1.2023年開催した同サミットが好評

昨年11月、酪農学園大学(北海道)で開催した「アスパラガスサミット2023」は、現地参加66名・オンライン参加126名と、これまでで最大規模の盛り上がりを見せました。多くの方から「ぜひまた参加したい!」との声をいただき、さらに多くの方に参加をいただきたいという思いで、今年は会場を東京に移して第2回を開催することになりました。

2. アスパラガス産業は最新情報の流通に関する課題が多い

アスパラガスの生産量や作付面積は農家の高齢化問題に加え、従来の栽培方法に起因する収穫作業負担の重さを主な要因として毎年減少の一途を辿っています。
対策として期待される新たな栽培方法(例:枠板式高畝栽培※)は存在するものの、まだ十分な認知がされていません。
また、アスパラガスに関わる生産者・メーカー・行政機関・研究者の皆様に話を伺うと、栽培方法から品種に対する認識に千差万別の考え方がある中で、「各々が持っているノウハウが共有されていない」という現状明らかになっています。

※枠板式高畝栽培:アスパラガスの連作障害を回避するための改植技術研究の過程で生まれた香川県発祥の栽培方法。畝を従来より高くし、栽植密度も低くする事で、身体的負担を減らし、管理作業などの効率化を図ることで、持続的かつ収益性も備えた生産活動が期待できる。

3.生産量の拡大に向けて情報交換を活性化

アスパラガスに関わる多様な方々が一同に集まり、知識を相互に深め、新しいアイデアを共有したりする場を作りたいという思いから、このサミットを企画しました。
地域や個々の枠を超えて、より多くの人たちが自由に情報を交換し、学び合える機会を提供していきたいと考えています。

当日のプログラムをご紹介!

それでは、当日のプログラムについてご紹介します。

1. アスパラガス産業の有識者によるトークセッション

本サミットのメインプログラムとして、アスパラガス産業に関わる有識者を迎えた4つのトークセッションを実施しました。それぞれのセッションでは、最新の研究結果や様々な事例が紹介され、参加者も交えたパネルディスカッションが盛り上がりを見せました。

Session1:高畝栽培を知る

枠板式高畝栽培の取り組みについて、法具体的な事例を交えながら議論しました。高畝栽培がもたらす収量増加や品質向上のメリット、導入時の課題についても紹介されました。

登壇者

  • (研)農研機構野菜花き研究部門 柳井 洋介
  • 島根県農業技術センター栽培研究部水田園芸科主任研究員 髙祖 崇好
  • 株式会社ルートレック・ネットワークス代表取締役社長 佐々木 伸一


Session2:アスパラガスの栽培管理について考える

品種ごとの特性や連作障害への対応、高温対策など、アスパラガス栽培における重要なポイントが解説されました。特に、気候変動が進む中での持続可能な管理方法に焦点が当たり、多くの質問が寄せられました。

登壇者

  • アグリ技研株式会社代表取締役 吉村 俊弘
  • 酪農学園大学教授 園田 高広
  • 株式会社サカタのタネ北海道支店テクニカルサポート 地子 立

Session3:アスパラガスビジネス最前線

「育てたアスパラガスをどう届けるか?」ブランディングや販売手法、発送時の品質保持技術などが具体的な事例に基づいて紹介されました。

登壇者

  • うえの農園代表 上野 秋男
  • うちやま農園 内山 裕史
  • 藤井グリーンファーム代表 藤井 眞二

Seesion4:アスパラガス栽培におけるスマート農業技術の活用

IoTを活用した環境データのリアルタイム管理や、収穫作業を自動化するロボット技術の可能性について紹介されました。さらに、関連法規制や補助金の活用方法なども取り上げられ、参加者からも多くの質問が寄せられました。

登壇者

  • 農林水産省 大臣官房政策課技術政策室スマート農業戦略企画班課長補佐 本間 佳祐
  • ベジタリア株式会社 代表取締役社長 小池 聡
  • inaho株式会社アグリコミュニケーター 菱木 豊

2. 登壇者によるブース出展

トークセッションで登壇した専門家や企業によるブース出展も同会場にて開催しました。

ブース出展企業

  • 国立研究開発法人農研機構
  • 株式会社ルートレック・ネットワークス
  • 酪農学園大学
  • アグリ技研株式会社
  • うえの農園
  • 農林水産省
  • ベジタリア株式会社
  • inaho株式会社

3. 参加者との懇親会(参加希望者のみ)

最後には、参加希望者を対象にした懇親会も開催!
登壇者や参加者同士が直接交流することで、アスパラガス産業に関する情報交換や新たなビジネスパートナーシップの可能性が広がる場となり、多くの参加者にご参加いただきました。

参加者した方の感想

「満足」「大満足」と回答した方が8割越え

サミット終了後、参加者の皆さまにアンケートを実施しました。その結果、アンケート回答者全体の84.6%にあたる方が「満足(4)」または「大満足(5)」と回答されました。特に「大満足」と回答した方は全体の42.7%に達し、多くの方にとって有意義なイベントとなったことがわかり大変嬉しく思います。

一方で、評価が「3」以下の回答も少数ながらありましたので、改善の余地があることも確認できました。次回の開催では、いただいたご意見を踏まえ、より多くの方に満足していただけるサミットを目指して取り組んでまいります。

参加者の声を一部ご紹介!

アンケートでいただいた参加者のお声を一部ご紹介します。

「全国に同じように悩んだり考えて作業されている方々がいることを知れて、とても良い経験になりました。」(アスパラガス生産者)

「こんなに情報量があるセミナーははじめてでした。多くの生産者様にご提案できる技術とニーズが紐づきました。」(機械設備メーカー)

「高畝栽培に関して中々情報が得られない中で、今回のサミットはとても勉強になり、これからの就農に向けて生かしていきたいと思います。」(新規就農希望者)

「今回のサミットを受けて、『やはり高畝栽培に挑戦してみたい』と強く思うようになりました。このような会を開いていただきありがとうございました。」(新規就農希望者)

「データなどがある上に、生産者の話もしっかり聞けて疑問も解消され、導入に対する解像度が高くなりました。」(その他作物生産者)

「このようなアスパラに特化したイベントを開催していただきありがとうございます。おかげで自社の圃場での高畝栽培に向けた次の展望が見えました。」(アスパラガス生産者)

最後に

アスパラガスサミット2024は、多くの方々のご協力とご支援をいただき、大成功を収めることができました。登壇者の皆様には、貴重な知識や経験を惜しみなく共有いただきましたことを心より感謝申し上げます。また、運営スタッフ、そして何よりご来場いただいたすべての参加者の皆様に深く御礼申し上げます。

今回のイベントがアスパラガス産業を盛り上げるための一助になることができましたら幸いです。

改めまして、この度はアスパラガスサミットにご参加いただき、本当にありがとうございました!

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