今回はバックエンドエンジニア・片倉のインタビュー!エンジニアとして経歴が長い片倉が、なぜスタートアップのHubbleを選んだのかを語ってもらいました。
Hubble バックエンドエンジニア 片倉 春彦
2022年4月1日 入社
20年後のキャリアを見据え、いま必要だと感じたこと
――片倉さんのこれまでのキャリアについてお聞かせください。
もともと中学生の頃からIT業界の仕事に憧れが強く、大学生になった頃にはIT業界の会社にエンジニアとしてアルバイト入社しました。主にアプリ開発などを担当して約14年勤務し、その後転職してからはシステム開発を行いました。この会社はSESの会社だったのでプロジェクトベースで様々な企業や案件に携わっていましたが、8〜9年ほど勤めたタイミングで転職を考え始めました。
仕事内容にも職場環境にも大きな不満はありませんでしたが、受託業務だとどうしても新しい言語を習得し、主体的にプロジェクトを進めることが難しい環境でした。業務内容的には「あと10年は今習得しているスキルだけでもやっていけるだろう」と思いましたが、さらにそのあと20年後を見据えると自分の持っているスキルだけでプレイヤーとして活躍できるかどうかはわからないと感じていました。
プログラミング言語や開発業務に使用するサービスは、どんどん進化していきます。エンジニアとして長く活躍するためには、現状に満足せず新しいプログラミング言語やサービスを学び、自分自身をアップデートしなければなりません。
そのため、今後を見据えて新しい言語を学んだり、提案力を培ったりと自分自身のスキルアップを目指すために転職を決意しました。
――Hubbleへ転職した決め手はなんだったのでしょうか。
一番はプレイヤーとしてスキルを磨けることでした。
実は前職で取引関係にあった会社からお誘いもいただく機会もありましたが、その場合はプレイヤーというより、チームを支えるマネージャーとしての役割を求められていました。
しかし、自分としてはプレイヤーとしてスキルをもっと磨いていきたかったため、そこは方向性が少し違うかなと。
加えて、「今まで取引したことのない会社にチャレンジしてみたい」という気持ちもありました。転職活動を始めるまでHubbleという会社の存在は知りませんでしたが、Hubbleの創業期から働いているエンジニアと知り合いで、話を聞いているうちに転職先として検討するようになりました。
Hubbleは指示されたことを持ち前のスキルでこなすだけではなく、自分たちでサービスを作ってお客様へ提供するというスタイルです。これが自分のやりたかったビジョンとマッチしました。
前職ではSESという事業柄、お客様からの要望を各社員がそれぞれこなすスタイルでしたが、Hubbleは会社全体がひとつのチームとなり業務を進めるスタイルです。ただ受け身になるのではなく、主体的にチームでサービスを作っているところに惹かれました。
また、入社前にHubbleの創業者でCTOの藤井と話す機会があり、「Hubbleでは『こういうことをやりたい』とか、『このプログラミング言語を使いたい』というリクエストにも対応できるよ」と声をかけてもらったことも、転職を決める一因となりました。Hubbleなら、前職でできなかったことや、新たなスキルの習得に挑戦できると一番感じることができたんです。
新たな言語の習得や責任ある業務を通して、成長を実感
――入社して1年と少し経ちましたが、感じることはありますか?
入社してから1年以上経過しましたが、のびのびとやらせてもらっています(笑)。
前職では使用する言語が決められているケースが多くありましたが、Hubbleでは有識者の先輩方からアドバイスもいただきながらも、プロジェクトごとに使用するプログラミング言語を自分たちで選定することができます。
また、お客様から開発への要望があったとしても、「Hubbleというプロダクトを通じてお客様の課題を解決するためには、根本的に何が必要なのか」を考えて開発することができているのもチャレンジングで楽しいですね。
たとえばAという機能の要望をいただいたとしても、根本的な要望を理解すると、実はBという機能の方が解決できるということがあります。お客様から言われた通りに開発するのではなく、根本的な課題に向き合って開発することができるのは、Hubbleの開発組織の特徴の1つです。
――入社以来、「チャレンジングだったな」と感じるプロジェクトはどんなものでしょうか。
一番は、入社して初めに任されたWebDAVの改修作業かもしれません。バックエンドにAWSのAmazon S3を組み込んでいるWebDAVの改修を入社早々1人で担当することになりました。
WebDAV はJava で書かれていたのですが、HubbleにはJavaを扱えるエンジニアが少なかったため、自分に白羽の矢が立ちました。入社してから初めは簡単なことしか出来ないということはなく、経験をベースに「この人なら出来る」と思ってもらえれば、やりがいのあるポジションを任せて貰えるのだと思います。
1人での作業でしたが、CTOの藤井に適宜相談することもできたため、特に大きなトラブルが起こることもなく、プロジェクトを完遂させることができました。今でも「無事終わってよかった」とホッとしたのを覚えています。
――基本的にプロジェクトは1人で推進するのでしょうか…?
もちろん、毎回1人で作業を任されるわけではありませんのでご安心ください!(笑)
Hubbleではフロントエンドとバックエンドではなく、新規顧客向けの開発チームと既存顧客向けの開発チームに分かれています。
プロジェクトによってアサインされる人数は様々です。小さいプロジェクトの場合は基本的にフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアが1人ずつ配属されますが、先程もお話した通り、サポートを受けながら1人で進めることもあります。大きいプロジェクトの場合は、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアが2〜3人ずつ配属されることが多いです。
もしバックエンドエンジニア1人でプロジェクトを進めることになっても、困ったときにはチーム内で相談できるような仕組みが整えられていますので、安心してください。
――担当するプロジェクトは違っても、頼れる仲間がいるのは心強いですね。
そうですね。「こういうときどうしたら良いかな?」「こうしてみたらどうですか?」とお互いに相談し合えるため、1人で抱え込むことはありません。プロジェクトの垣根を超えて、すぐに相談できるメンバーがいるのは心強いです。同じチーム内にはPdMやフロントエンドエンジニアもいるため、広い視点で議論することができるのも素敵な環境だと思っています。
現在抱えているプロジェクトも、入社後最初に任せていただいた案件と同様に、Javaを使用する必要性があるため、基本的には私1人で担当しています。ただ、開発組織を飛び越えて法律・法務知識のあるビジネスサイドのメンバーともコミュニケーションを取っており、エンジニア以外の方々にも気兼ねなく相談できることは、Hubbleの文化の一つだと思います。
“作ったら終わり”の受託スタイルから脱却
――Hubbleのバックエンドエンジニアとして働くやりがいを教えてください。
やはり、今まで使用したことのなかったRubyやGolangなどの言語を利用したり、未経験のXaaSやフレームワークを組み込めたり、自分が初めてのことに幾らでも取り組めることです。
転職活動をしていた際には、多くの会社でマネジメント業務を任せたいと言われることが多いと感じていました。年齢や経験的には仕方ないと思いますが、私はエンジニアとしてスキルを身につけたいという思いが強くあります。新たな領域にチャレンジできる今の環境はやりがいの1つです。
その他にも、ベンチャーであるからこそのスピードを感じられたり、自分が携わったサービスが大きくなっていく様子を見守れたりと、前職では感じることのできなかった魅力も多いです。サービスに関しては、入社した時と現在では売り上げが倍になり、Churn Rateが0.1%であったりと、多くの方の役に立っていることを感じられています。
また、カスタマーサクセスチームが積極的に導入いただいているお客様の声を共有してくれるのは、非常に嬉しいです。
これまでは「システムを作ったらプロジェクトは終わり」という考え方でしたが、Hubbleに入社してからは臨機応変に対応したりフィードバックを受けたりすることで、仕事のやり方がガラリと変わりました。
Hubbleではビジネスサイドからの依頼に対応することもありますが、開発サイドから「こういうことやってみたらどうですか?」と新たな取り組みを提案するケースも少なくありません。
そうやって完全な受託スタイルではなく、プレイヤーが主体的に動けるところが前職と違うポイントだなと感じます。
――業務以外に、Hubbleで働く魅力を感じることはありますか?
非常に働きやすい会社だと思います。現在は自宅にてほぼフルリモートで勤務しており、自由に時間をコントロールできるところも魅力に感じますね。
前職でも新型コロナウィルスが流行した際にはリモート勤務になりましたが、感染状況が落ち着いてきたら通勤スタイルに戻ってしまいました。今はこのように、通勤スタイルに戻ってきている会社も増えてきていると聞きます。
Hubbleは入社当初からリモート勤務が前提であり、会社としてリモートワークで業務を円滑に回す仕組みが整っていたため、不自由なく進められています。
完全リモートワークとなると社内の人間関係が希薄にならないか不安に感じる方も多いと思いますが、Hubbleでは基本的にSlack上でやりとりしているものの、月1回で全社会を開催したり、飲み会や親睦会を開催してコミュニケーションを取ったりと、オフラインでの交流も少なくありません。入社直後に1人で案件を任されたときは少し寂しかったですが(笑)、チームのグループチャットでメンバーとやり取りすることも多いですし、リモートワークの不便さを感じることはあまりありません。
また、Hubbleは人間関係がフラットな面も魅力のひとつだと考えています。CTOの藤井を始め役員陣ともフラットに話せる環境で、上下関係が厳しすぎないため、社内でのコミュニケーションに悩むことも滅多にありませんね。
今後もどんどん自分自身をアップデートしていきたい
――片倉さんから見てどんなバックエンドエンジニアがHubbleにマッチしていますか?
受け身になりすぎず、自分から発言できるエンジニアがHubbleとマッチしていると思います。先ほども申し上げたように、Hubbleはリモートワークの社員も多いため、黙々と作業するだけでは交流が極端に少なくなってしまいます。そのため、近況や課題などを発信できたり、困った時は相談することができる人が合っていると感じます。
業務的な面では、新しいサービスが展開されたときに興味を持てる人の方が向いていると思います。常に業界のニュースにアンテナを張っていられる人の方が良いと感じますね。例えば現在では話題のChatGPTという技術があります。様々な会社でChatGPTを活用した新機能リリースをよく見かけますが、Hubbleでもどのように活用すると良いかなどをディスカッションしています。
Hubbleではスピード感が求められる業務が多いため、柔軟な対応力も必要です。状況を柔軟に受け入れ、臨機応変に対応できる方だと円滑に業務を進めることができると思います。
――最後に、片倉さんが目指している今後の展望についてお聞かせください。
エンジニアとして経験を積むとゆくゆくは「プレイヤー」と「マネジメント」のどちらかの道に分かれますが、個人的には今後もプレイヤーとして活躍できたらと思います。冒頭でも申し上げたように、エンジニアは職業柄、プレイヤーとして活躍するためには知識のアップデートが必要不可欠です。その点、Hubbleは新しい言語などに挑戦させてもらえるなど成長できる環境が整っている会社です。現状に満足せず、今後も新しい言語やサービスが出てきたら積極的に挑戦していきたいと思っています。
エンジニアとしてスキルを積んでいきたいと思う方には、チャレンジングな環境をお約束できると思いますが、現状のメンバーは皆プレイヤーとしての成長を希望しているので、マネジメントに興味がある方もぜひ話を聞きにきてください!(笑)