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はじめに
はじめまして。
2025年5月にCIENのSOKEN事業に参画した高峰です。
入社から1ヶ月が経過し、転職に至る経緯や、実際に働いてみて感じたことを綴ってみました。
キャリアのこれまで
新卒で大手損害保険会社に入社し、代理店営業・事故対応・リスクアセスメント業務など幅広い現場業務を経験しました。
その後、保険代理店へ転職し、中小〜中堅法人向けの保険コンサルタントとして、年間で約100社超の法人案件に従事しました。
提案資料の作成から保険引受の条件交渉、更新契約の設計、事故時対応まで一貫して担当することで、保険の提供価値を現場レベルで磨いてきました。
その後、2025年5月より、保険業界に特化したコンサルティングを提供するCIENに入社いたしました。
転職のきっかけ
代理店・法人営業の現場で実務を重ねる中で、個別の顧客に向き合うことは大きなやりがいを感じていました。
一方で、業界全体の仕組みや構造に起因する課題に対し、自分の立場からはなかなか介入できず、限界を感じる場面もありました。
たとえば、営業現場で効率的に顧客対応を進めるための提案ツールが旧態依然としていたり、代理店の業務品質向上に取り組みたくても、業法・システム・人材設計がバラバラで一枚岩になっていない。
そうした「現場のやりにくさ」の根本には、業界構造の複雑さや断絶があるのではないかと考えるようになりました。
こうした課題に対して、個社単位の課題に閉じず、業界構造に向き合い、事業サイドからも業務サイドからも働きかけられる環境で挑戦したいと思い、転職を決意しました。
CIENを選んだ理由
CIENを知ったきっかけは、HokanグループのSaaSプロダクト「hokan」でした。
代理店の業務支援に特化したプロダクトが、単なる営業効率化ではなく、現場が抱える構造的な課題を解きほぐそうとしていることに関心を持ちました。
中でもCIENは、保険業界のプレイヤーと伴走しながら課題解決を進める立場を担っており、まさに業界構造に対して中からも外からも働きかけているポジションにあります。
選考過程では、いかにも面接というような形式的なQ&Aではなく、実際のプロジェクトを題材にした課題設定・仮説検証・業界視点の深掘りが多く、現場経験を論点に変えられるかが問われている感覚がありました。
また、業界課題に対して“伴走しながらも構造から介入する”というCIENのスタンスにも強く共感しました。
それと同時に、自分の経験を事業やプロダクトに還元できる余白があると感じ、共に業界変革を担う側に回りたいと思えたことが入社の決め手です。
CIENに入社してみて
現在はSOKEN事業で、大手保険会社の商品広報や事業開発支援に携わっています。
当社のプロジェクトには、事前に定型化されたコンサルティングメニューがありません。
業界知見と現場感をベースに、「この状況で本質的な論点は何か」を定義し直すところからスタートします。
また、顧客との関係も”納品型”ではなく、共に考え、伴奏する”パートナー型”に近いスタンスです。
そのため、プロジェクト期間中は、顧客企業の事業部や現場のご担当者と毎週のように密にコミュニケーションを取ります。
意思決定者だけでなく、現場の方々とも向き合えるこのスタンスは、保険業界出身として大きなやりがいを感じるポイントです。
今後チャレンジしたいこと
コンサルティングという立場に留まらず、今後はプロダクト設計や事業開発側の課題設定にも関わっていきたいと思っています。
保険業界の実務は専門性が高く、現場とプロダクト・事業との間にギャップが生まれやすいからこそ、、その橋渡しに価値があると感じています。
最後に採用候補者様に向けて
大手ファームや大企業からスタートアップ企業へ転職する際に、最も難しいのは「これまでの経験を棚卸しし、再構築すること」だと感じています。
CIENでは、肩書きや経歴以上に、「その経験をどう翻訳し、業界に還元するか」を日々問われる環境です。
私自身がこれまで保険契約者や代理店支援で培ってきた違和感が、今では保険会社の事業設計において新しい仮説を生み出す起点になっています。
これまで積み上げた知見を“解体し直し、構造化し直す”ことが自然に求められる環境だと感じています。
もし今、業界に対して「構造的な課題に向き合ってみたい」と感じている方がいらっしゃいましたら、CIENのプロジェクトはその問いに真正面から取り組める場所だと思います。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひカジュアルにお話しましょう。