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【ハッカズーク×レイン 代表対談 vol.3】レインは、なぜハッカズークを選んだのか?

11月より始まったレイン代表芦川とハッカズーク代表鈴木の対談インタビュー。

前回は「ハッカズークは、なぜレインを選んだのか?」を公開しました。今回は第三弾として「レインは、なぜハッカズークを選んだのか?」お届けします!

第一弾:なぜ経営統合に至ったのか ※11/6公開済
第二弾:ハッカズークは、なぜレインを選んだのか? ※11/13公開済
第三弾:レインは、なぜハッカズークを選んだのか? ※本日公開
第四弾:ホールディングス化で目指すこと

▼第一弾の記事はこちら

【ハッカズーク×レイン 代表対談 vol.1】なぜ、経営統合に至ったのか?意思決定の裏側に迫る。 | 事業について
この度、ハッカズークはレインとの経営統合を発表しました。エンジニア・DX人材の採用支援サービスを提供するレインと、アルムナイ領域でワンストップソリューションを提供するハッカズークが経営統合するこ...
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▼第二弾の記事はこちら

【ハッカズーク×レイン 代表対談 vol.2】ハッカズークは、なぜレインを選んだのか? | 事業について
11月より始まったレイン代表芦川とハッカズーク代表鈴木の対談インタビュー。先週に引き続き、第二弾「ハッカズークは、なぜレインを選んだのか?」をお届けいたします。第一弾:なぜ経営統合に至ったのか ...
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株式会社レイン代表取締役 兼 ハッカズーク執行役員COO兼CHRO 芦川 由香(左)
株式会社ハッカズーク代表取締役グループCEO 鈴木 仁志(右)

「一番きつい道を選んだ」その理由とは

ー 前回、鈴木さんからは「RPO事業とアルムナイ事業の相性の良さ」や対等なパートナーとして「芦川さん率いるレインと一緒にやりたいと思った」というお話がありました。芦川さんはなぜ様々な選択肢の中からハッカズークを選ばれたのでしょうか?

芦川:一言で言うと、自分にとってもレインのメンバーにとっても、一番ワクワクしながら挑戦できる道だと思ったことが最終的な意思決定の理由です。

事業を早く成長させるという観点だと、正直一番厳しい道を選んだと思っています。単に「顧客基盤を確保する」だけなら他にも選択肢はありました。しかし、鈴木さんが話していたように、同じ熱量で走り続け、最後まで共に挑戦できるかどうか。隣で共に支え合えるかどうかが重要だと考えました。

また、弱点を補完してもらえる点も決め手となった理由です。レインはグローバル人材の採用支援をしています。2030年に約79万人のITエンジニアが不足すると予測されている中で、海外エンジニアの力を活用することは不可欠であり、日本のエンジニアが彼らと共に成長できる仕組みを構築することが重要だと考えています。

とはいえ私自身、これまでグローバルに特化した経験が多くないため、鈴木さんのようなグローバルで豊富な経験を持つ方の力を借りる必要があると感じました。ハッカズークはフィリピンに開発拠点を持って事業運営の基盤を海外でも築いています。レインが得意とするエンジニア採用支援とハッカズークの開発環境を合わせることで、グローバルな事業展開に注力できるのではないかと考えました。

最後に、自分自身が責任を持って「ミッションを実現するまでやり抜く環境」に身を置き続けたいと思ったことです。今回、グループCOO兼CHROの役割も担うことになり、ハッカズークとレイン両方の事業成長にコミットしますが、レインにとってのLight up EngINeerの実現をグループの成長から近づけることに貢献できます。

私にとっても、レインのメンバーにとっても、最もワクワクしながら挑戦できる道だと信じています。

背中を預けられるパートナーだと感じた理由

ー 経営者同士の相性も大切にしたとのことですが、鈴木さんとの相性の良さはどんな点から感じられたのでしょうか。

芦川:実を言うと、経営統合に至るまで鈴木さんはかなりしつこかったんですよ(笑)。「どう?」「いつ決めるの?」「どうするの?」「決まった?」「うちと組むと楽しいよ?」と、しつこくアプローチを受けました(笑)。

でも、「しつこさ」は熱量の高さです。鈴木さんは絶対途中で諦めたりしない、何があっても最後までやり切る方なんだろうというのを感じました。横並びでパートナーとして経営をする以上、一方が悩んでいる時は、もう一方が支えるような関係が理想だと思っています。お互い強靭なメンタルが必要だと思いますが、鈴木さんのしつこさやコミット力を見て、そうした精神力も持ち合わせている方だと感じて安心して背中を預けられると思いました。

鈴木:社内でも有名ですが、私は本当にしつこいんです(笑)。でも、私自身にとっても、芦川さんやレインにとっても、ハッカズークと組むことがベストだと信じていたので、かなりしつこくアプローチしましたね。

アルムナイ事業の可能性を信じ、より多くの企業に可能性を届けたい

ー 事業という観点で、他にもHR企業がある中で、なぜハッカズークを選んだのかを改めてお聞かせいただけますか?

芦川:純粋にハッカズークが取り組むアルムナイ事業を面白いと思いましたし、今後成長する分野だと思ったからです。「別れを資産に」という考え方は本当にその通りで、退職者(アルムナイ)との関係を断つ必要はなく、つながりを維持することで生まれる価値は多岐にわたります。特にエンジニア領域においては、アルムナイとのつながりが非常に重要であると考えています。

ちなみに元々ハッカズークやアルムナイサービスについては知っていましたが、ハッカズークがアルムナイ・ネットワークの”システムを提供するSaaS企業”として捉えられていることがもったいないと感じていました。ハッカズークや鈴木さんが考えるアルムナイ・リレーションシップの価値や可能性について丁寧に説明すれば伝わるものの、まだまだ日本でアルムナイ・リレーションシップの構築や活用が進んでいないこともあり、その魅力を十分に伝えきれていないと感じています。私たちが採用支援に取り組む中でアルムナイ・リレーションシップの価値を伝えることができると思いました。

また、実は、私が過去に勤めていた会社がハッカズークのサービスを導入しているため、私はそのサービスのユーザーでもあります。ユーザー視点で良いと思うところも多い一方で、改善できる部分もあると感じています。そのため、今回ハッカズークのCOOというポジションでのオファーは非常に嬉しく、これからハッカズークメンバーと一緒により良いサービス作りを進めたいと思っています。

鈴木:「アルムナイ事業」に対するハッカズークのイメージギャップがあるという点については、芦川さんに言われてそうだよなと思ったことがありました。私自身は、さまざまなメディアでアルムナイの可能性や、システムだけじゃないプロフェッショナルサービスなどの価値について発信しており、少しずつその認識が広がっていると感じています。しかし、それが「ハッカズーク」ではなく「鈴木」が発信している内容として受け取られているのが現状で、「ハッカズーク」になると、システム提供会社というイメージが強いというギャップがあると芦川さんに指摘を受けました。

これからは、なぜアルムナイ事業をしているのか(Why)を「鈴木」個人から「ハッカズーク」としての発信に変えることで、システム提供会社というイメージを変えていきたいと思っています。そのためには、もっと多くのメンバーが「Why(なぜやるのか)」を語る機会を増やし、同時にその「Why」を実現するための「How(どうやるのか)」を強化していく必要があります。そうなった際に、「How」が得意な芦川さんに、サービスを強化してほしいと思いました。そんな話をしているうちに、「だったら、COOやってよ!」という流れになりましたね。

芦川:鈴木さんから信頼して任せていただけたのはうれしいですね。

互いの強みを活かすことで生まれるシナジー。スタートアップ同士の経営統合を新しいモデルにしたい。

ー ハッカズークと組むことで、どんなシナジーを期待していますか?

芦川:同じHRの領域で顧客層が近く提供する製品やサービスが異なる会社同士であることから、事業シナジーがあると思いました。具体的には、両社ともに大手企業を主要な顧客としており、かなり深く入り込んだ支援を行っている点が共通しています。一方で、HRの中でも提供する領域には違いがあり、私たちは主に採用という“入り口”に焦点を当てたサービスを提供しており、ハッカズークはアルムナイという“出口”に特化したサービスを展開しています。

これらの異なる得意分野が補完関係にあることで、互いの強みを活かしながらシナジーを生み出すことができると感じました。

また、組織面では新しい刺激を受け、良い効果が生まれるのではないかと期待しています。私自身の経験からも、同質的な人間関係の中で働く場合と、さまざまな考え方や役割や職種の人たちと一緒に働く場合では、得られるものが異なると感じています。

ハッカズークには国内外に多様な職種のメンバーが在籍し、フィリピンにも開発拠点があるため、海外のIT人材を含む多くのメンバーと協働する機会があります。ハッカズークと組むことで、事業はもちろん組織にも良い影響があることを期待しています。

スタートアップ同士の経営統合は珍しいですが、新しいモデルになると思っています。アルムナイ事業の可能性を信じ、ハッカズークと鈴木さんという強いパートナーと共に、互いのミッションを実現していきたいと思います。

ー 互いの信頼関係があってこその今があることが、ひしひしと伝わってきました。また、HR領域に長年携わってきた芦川さんに「HR業界でのアルムナイの重要性や可能性」を感じていただき、COO兼CHROとして参画いただけたことは非常に心強いです!芦川さん、お話いただきありがとうございました!次回は本企画のラスト「ホールディングス化で目指すこと」をお届けします。どうぞお楽しみに!


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