■「長崎鼻サウナフェス2023」を開催
2月19日(日)に長崎鼻エリア一体で初めて開催されたイベント「長崎鼻サウナフェス2023」が無事に終えることができました。
実は2年前から企画していた長崎鼻サウナフェスですが、コロナ感染拡大により開催が幾度も頓挫していたため、念願のイベント初開催となりました。
当日は天候が悪くイベントの開催が危ぶまれましたが、結果としては100名限定のイベントに64名のお客様が参加してくださいました。
ご来場いただいた皆さま、本イベントにご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
■「長崎鼻サウナフェス2023」を開催した目的
長崎鼻は、大分県豊後高田市にあり、国東半島から周防灘に突き出した岬です。菜の花やひまわりなど、春から夏にかけて多くの方で賑わう観光スポットで、「花とアートの岬 長崎鼻」と呼ばれています。一方で、秋から冬にかけては徐々に閑散としていくという課題がありました。
「長崎鼻の冬の新たな魅力を知ってもらい、冬の長崎鼻に人が訪れてほしい!」
という想いから、冬の魅力であるサウナを中心とした「長崎鼻サウナフェス2023」の実施が決定しました。
当日は大分県内だけでなく、福岡県や熊本県から県外からはるばるイベントに参加してくださるお客様も多くおり、大変嬉しく思いました。
イベントに参加されたお客様からは、
「海や森に囲まれた空間でのサウナは最高でした。ぜひ来年もやっていただきたいです。」
「長崎鼻は知っていたけれど、サウナは初めてでした!また来ます!」
と言ったお褒めのお言葉を多くいただきました。
また、イベントに参加された多くのお客様が当日の様子をSNSに投稿してくださったり、地元のテレビ局がイベントを取り上げてくださったりしたおかげで、長崎鼻の冬の魅力としてサウナを多くの方にお届けすることができました。
コロナの影響で何度も開催が延期となりましたが、このようなお客様の満足された反応を伺うことができ、開催できてよかったと心の底から思いました。
■フェス当日の様子
今回のイベントでは、長崎鼻エリア一帯にある3種類のサウナ体験とテントサウナ、熱波師による本格的なアウフグース体験、イベント限定のサウナ飯の販売など様々なコンテンツをご用意しました。
①サウナ体験
長崎鼻エリアには、海ゾーンと森ゾーンに分かれており、それぞれに異なったサウナが普段から設置されています。
海ソーンには、薪式サウナヒーターで本場北欧の本格的サウナを体感していただけるトレーラーサウナが2台。
森ゾーンは、見た目にも可愛らしくカップルや女性に人気のイグルーサウナ3台と大人数で入ることができるサウナコテージ1台があります。
そして、今回のイベントには大分県豊後大野市にある「ロッジきよかわ」さんが出張イベントとして、テントサウナ4台を海辺に設営したことで、合計10台の4種類のサウナが稼働しました。
また、サウナごとに異なった香りのアロマが楽しめるロウリュ体験や、テントサウナ内では熱波師である「デンジャラス大久保」さんによるアウフグース体験を実施することで、お客様が長時間滞在していただける仕組みを作りました。
②サウナ飯販売
イベント限定でサウナ飯やサウナドリンクの開発から販売を行いました!
当施設で考案したオリジナルメニューや、長崎鼻のある香々地地区の地域事業者さまの商品を販売させていただき、サウナ後でも物足りないと感じない満足感や地域の食材を味わっていただきました。
③サウナチェックインラリー
お客様に長崎鼻エリアを周遊していただき、異なったサウナを体験していただきたいという想いから、サウナチェックインラリーを開催いたしました。
それぞれのサウナの中にあるクイズに答え抽選に参加すると、キャンピングトレーラーもしくはコテージの割引券や長崎鼻の特産物の詰め合わせ等をもらうことができ、長崎鼻に再訪された際に使用することができます。
■なぜイベントを開催したのか?
このイベントを企画・開催した目的は、上述のとおり「エリア一帯が閑散期になるこの季節における新たな魅力の発信」なのですが、そこには裏テーマがありました。
それは、「地方共創」です。
そもそも長崎鼻エリアには、私達が運営する「長崎鼻ビーチリゾート」とNPO法人が運営する「長崎鼻リゾートキャンプ場」の2つのキャンプ場が存在しています。適宜情報交換をしつつも、普段は長崎鼻エリアの活性化のために各々が役割を持って事業に専念しているため、一体となって1つの催しをするのは年に数回程度です。
そこで、サウナによる冬の魅力の発信を目的として一致団結し、各々の強みを活かしながら1つのコトを創り上げることに挑戦したのです。
まずは、市役所に企画書を持ち込み、事業者を巻き込んでイベント開催に向けた打合せを開始。個別の出店内容については各事業者様で企画検討していただき、私たちはイベント全体の企画とビーチリゾートとしての企画、当日の会場設計や導線設計についても協議しました。
また、イベントの目的であるサウナの魅力をより多くの方に伝えるため、サウナアンバサダーである「樫山結」様の誘致や「ロッジきよかわ」さんとの協働依頼を行いました。
そして、イベント当日の流れの確認をし、人員配置を決定。備品の準備や運営のオペレーション作成などをイベント運営者で手分けして実施し、約1ヶ月半という短い期間でイベントの企画から運営までを実行しました。
初めてのサウナフェスの開催ということもあり、思い通りには行かないこともありましたが、長崎鼻の連携体制を整え、魅力的なイベントの実現を達成できたと感じております。
■ イベントを通して再認識した『地方共創』の価値
私たちはコンサル屋さんでもアドバイザーでもなく、私たち自身も地域における一事業者であり、一プレイヤーです。地域の皆さんと、同じ土俵で戦っています。
同じ志を共有できる人や地域と共に未来を創造することが『地方共創』であり、私達が目指すべき地方創生の在り方だと思っています。
あるべき未来の実現に向けて、私たち自身も一プレイヤーとして事業を創り、拡大させる地力をもっともっとつけていく必要があります。
長崎鼻ビーチリゾートに関しては、「あなたにとっての3つ星リゾート」を実現させること。
そして、事業づくり・組織運営で培ってきたノウハウを地域に還元し、これからも様々な協働イベントを創り上げること。
この先も、愚直に誠実にコトに向き合っていきます。長崎鼻ビーチリゾートはもちろん、長崎鼻エリアの今後にもぜひご期待ください!