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子どもたちに必要な教育とは?

勝畑 大樹(Katsuhata Daiki)

Education Div. Director / 豊後高田team
1993年生まれ。千葉出身。大学時代は東日本大震災の復興支援をおこない、大学生と小学生が交流する場作りや地域で夏祭りの開催を行う。新卒で大手個別指導塾に入社。3年間勤務した後、障がい者採用の法人営業に携わる。その後、改めて教育の分野に関わることを決意し、2020年10月からFoundingBaseキーマンとしてジョイン。2022年4月よりEducation Div. Directorとなり、現在は大分県豊後高田市にある市内唯一の高校で高校魅力化コーディネーターとして活動中。

「知ることは楽しい」と気づきを与えられる先生になりたい

幼少期は外遊びが好きで、山口県にある祖母の家にいくことが大好きでした。
物心ついたころから、林の中で虫を捕まえたり、川で魚をとったりしていたのを覚えています。
外で遊ぶことは本当に刺激的で、新しい発見や未知の体験をすることがとても楽しかったです。

小学生の頃は勉強を苦だと思ったこともなく、「勉強は楽しいし、点数を取ればまわりも褒めてくれる」と、そんなことを思っていました。

高校生になって初めて、点数をとっていく勉強をする理由がわからなくなり
「なぜ勉強するのか」を自問自答していくうちにだんだんと勉強が嫌いになっていることに気づきました。
本来は新しいことを知る楽しさがあるはずなのに、「正解だけを求めて勉強すること」に何も楽しさを感じることができなかったのです。

だからこそ、「知ることは楽しい」と思えるような授業があれば、生徒はもっと勉強が楽しくなるのではないかと考え、先生を目指すことを決めました。

本当に教師になりたいのか自問自答

2011年、僕が高校3年生の時におきた東日本大震災をきっかけに、大学では復興支援をやっている学生団体に参加しました。
首都圏の大学生が東北へ行き、被災した地域に住む子どもたちと交流したり、地域で夏祭りを開催しました。

(首都圏の大学生と地域の方、子どもたちが集まり岩手県で開催した夏祭り)

そこで、子どもたちと将来の夢について話をした時、彼らが知っている仕事は片手で数えられるほどで、その選択肢の中から自分の夢を選ぼうとしていることに驚きました。
もっとたくさんの選択肢があることを知り、その中からなりたい自分を選べたらいいのにと思い、地域の子どもたちへの教育、地域での教育に興味を持ちました。

また同時に、自分は本当に教師になりたいのかと悩んでいた時期でもありました。
教師になることで、「点数を取るための教育」を変えることができるのか自信が持てなかったのです。
そこで、義務教育の中では選択肢を広げられないのであれば、「義務教育以外で関われることをしよう」と思い、民間の視点で教育に関われる大手個別指導塾に就職しました。

個別指導塾では学習支援はもちろん、様々なイベントや生徒との日々の対話の中で勉強以外の社会の楽しさを教えていきたいと思い、活動していました。
しかし、自分自身がもっと社会に対する知識が必要だと痛感し、今後子どもたちへの選択肢を増やすためにも一度教育から離れ、社会経験を積むために1年半障がい者領域の法人営業を経験しました。

1年半働いてみて、学べることもたくさんありましたが、改めて今後どうしていきたいのかを考えたとき、頭の片隅にあった「未知を発見することの楽しさ」「地域の教育に関わりたい」という気持ちを思い出し、以前連絡をもらったFoundingBaseに連絡しました。

実際に話を聞いてみると、高校魅力化コーディネーターというポジションがあることを知り、先生以外に学校で働く仕事があるのか、と驚きました。

また、ただの地方コンサルではなく、実際に社員が地域に移住し、学校や公営塾で、その地域の人たちの声を聞き、地域の人たちと一緒に変化を起こし続けているところに、「本気で地域を変えたい」という大きな意思を感じました。

それがとても格好良く見え、自分もここで働きたいと思い、FoundingBaseにジョインすることになりました。

もちろん、移住することに不安はありましたが、「やりたい」と思ったのに自分の意思でやらない選択をするなんておかしい。移住したって死ぬわけではない。と、覚悟を持ってやりたいと思えたことは、自分にとっても大きな決断だったと思います。

子どもたちに必要な教育とは

僕は今、高校魅力化コーディネーターとして、大分県豊後高田市にある1市1校の高田高校で働いています。
現在のミッションは、学校の定員確保です。1市1校の学校がなくなると、家族層の市外への流出、市内の人口減少に繋がってしまうため、非常に大きな役割です。

高校で働いて改めて思ったことは、自分の将来を考えていく上での選択肢を広げるために「生徒にとって好奇心を刺激するような学び」も、選んだ選択肢を掴み取るための力をつけることために「点数をとる学習」もどちらも必要だということ。

高田高校では総合的な探究の時間を活用して、地域学という地域活動を実施したり、FoundingBase主催の地域横断企画「フミダス!」へ参加したり、様々な取り組みをしています。

今後は高田高校で行っている取り組みが属人的なものにならないよう、仕組化していき、それを他の地域でUpdeteさせることで、新しい地域への変化の連鎖を起こしていきます!

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