株式会社フォーエス
上席執行役員 兼 SI事業部 事業部長 紺野
**前回の『【ビジネス意識を強く持つ】その力が付けることができるフィールド!』からつづきます*
==前回「会話をして導いていけるようになりたいと思う人」「更に上がっていきたいと思う人」には、「技術提供だけに留まらず、コンサルタントとしての立ち位置もこなしてく」ことを伝えていきたと話していた紺野さん。
何故、技術提供に留まらず、そのようなことが出来、また継承していけるのでしょうか?
今回は、その【フォーエスが多くのクライアントから支持され、コンサルまで提供できるのか】について
引き続きお話を伺っていきます!==
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―「100%以上の回答」を出せる人になるため―
【紺野】
技術提供すると同時に、相手の方は何を望み、その先のビジネスシーンで何をしたいのかを理解していかないと、100%以上の回答が出せないと思っています。
「多分こうだろう」という自分の思い込みとユーザーが求めている想いは、どこか微妙にズレていることが多いんです。だから想い込みをせず、対話をして、ブレイクダウンして理解していくことが重要になってくると考えています。
技術者は、もちろん自分も含めて「文章で伝えよう、説明しよう」とすると、なかなか伝わりません。
最初は箇条書きでいいんです。まずは、思ったことを可視化していきます。
そしてユーザーの深層心理を導き出していくために、ヒアリング内容を文節で切ってキーワードを導き出して、エッセンスを抜き出していきます。そのキーワードの本質と、自分の考え、そしてユーザーの想いの方向性が合っているかを、丁寧に詰めていくプロセスを経ていった時、100%以上の回答が出てくると実感しています。
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―コンサルする力とは―
==紺野さんは、高い技術力でエンジニアとして活躍してきながら、どうやってコンサルタントとしての力を身に付けてきたのでしょうか?==
【紺野】
意図的に身に着けようとした部分と、ユーザーのためにどうしていったらいいのかを考え、自然に身に着いた部分の両方がある気がします。
業務改善コンサルとしても、技術支援としても入っているプロジェクトにジョインする前に、意図的にコンサル力を磨こうとプロの支持を仰ぎました。
ある程度マネジメントもやってきていた時期でしたが、改めて「自分の知らないことを吸収していく姿勢」を自分自身で持ち、更に社内に・育成に活かしていきたいと思ったからです。
資料や提案書は今までも作ってきましたが、この時資料を作成しても、支持したコンサルタントの方は、目も通さずに指導に入っていったんです。
”ああ、なぜ見ないんだろうか?”と思っていました。
何度目かの時に、「お客様のやりたいこと」を丁寧に探っていき、より自分で理解をしたいと思い、思わず文節で区切りキーワードで書き出し、そこに仮設を立て、更に違うキーワードでも同じことを繰り返す・・・・・そんなことをして整理していきました。
その結果から、お客様のやりたいことと、自分の提案にズレがなくなってきたと感じた時に、コンサルタントから初めて、「これを自身で気付き出来るようになる人はそう居ないです。コンサルタントの真髄が分かっていますね」と言って頂きました。
自分でやってみて、ズレがなくなっていく過程を実感したからこそ、そこに気が付く技術者になっていってほしいと願いながら、後輩達・社員たちに伝えています。
フォーエスの社員は、「コンサルタントとしてもプロジェクトを導いていける技術者だ」と言って頂けるようになった時、一人ひとりの仕事が更に昇華していくと思っています。
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―『人が相手』を考えていける作り手に―
コンサルという枠組みだけではなく、仕事をしていく根底で最も大事なことは、自分たちの仕事は「人が相手だ」ということを考えられることなんです。
技術者はついテクニックに偏ってしまいがちですが、どんなプログラミングであっても、“その先の使い手は人なんだ”ということを頭にいれて開発をしていかないと、本当にいいものは作れないと思っています。
相手のことを考えるのは、コミュニケーションでしか培えないと思っているからこそ、当社では、「1on1」や「ペアワーク」に力をいれています。
リモート勤務が増えていますが、それでも部会のタイミングで出社をしたり、その後の懇親会に役員全員が出席するのも、みんなの能力をトータル的に上げていく機会だと考えているからなんです。
技術力だけでなく、会話能力を上げていくことで、より仕事を楽しめるようになっていくこと実感してほしいと思っています。
リモート勤務ももちろん、良い面も多くあり、当社も9割以上はリモート勤務(※ハイブリット勤務含む)です。
生産効率は確かにいいですが、コミュニケーションの中で生まれるアイデアや、人との会話から生まれる新しい知識や気付きの力は計り知れません。
それだけ人とコミュニケーションを取ることが重要だという本質に気が付いた時に更に大きく・芯の通った人になっていくのではないでしょうか?
仕事が自分の人生の成長に繋がっていく楽しさを一緒に味わってほしいです。
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==常に一緒に働く仲間が、「どうしたらより良い仕事が出来るか」「成長していけるか」「これからの時代で貴重な人財となっていくか」を考え続けている紺野さん。
そんな紺野さんに、最後に、これからのフォーエス・これからの社員についてお訊きしました==
【紺野】
当社は、創業から27年ではありますが、まだまだ発展途上、言い方を変えればこれからまだ大きく伸びていく力を秘めていると思っています。
だからこそ、技術の研究をもっともっとしていきたいと思います。開発が好きな人間が集まっているので、研究して突き詰めていきたいですね。
一方で、IT企業の役員が言うことではないですが、技術以上に必要なものがあります。
それは、『常に新しいものを取り入れていくという考え方』と『研究した上で会社の事業として使える形に昇華させていく想い』です。
そして更に、ビジネスをするという意識を磨いていくことも重要だと考えています。
こういう考えを持てる人に、どんどん管理マネージャーを任せていきたいですし、『フォーエスの技術者は、最高の技術だけでなく、会話力もビジネス視点も持っている』そんな集団となっていくことが、私の役割だと思っています。
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<編集後記>
いかがでしたでしょうか?
自身は、愚直に泥臭い経験を沢山して、社員からもクライアントからも大きな信頼を得てくるようになった紺野さんだからこそ、「どういう考え方をすれば成長していくか」「テクニックの会話力のバランス」「一人ひとりが大きくなっていく過程」を伝えていくことが出来るんだと感じました。
ここでは書ききれないほど、多くの面白い経験・驚くほど大変な経験・信じられないような゛奇跡を生み出す軌跡” を、ユーモアを交えては話して頂きました。
そんなお話も、ご興味を持ってくださった方には、カジュアル面談でちょっとご披露したいと思っています。
技術力と、コンサル力と、ビジネスを回す力を身に付けていこう!と思われましたら、是非一度、フォーエスの扉を叩いてみてください!
お会いできます日を楽しみにしています。