クラウドネイティブ技術部特集 vol.1:GIMLEの生成AI新サービス「Generative AI」 | フェンリル 社員インタビュー
はじめにクラウドネイティブ技術部とは?クラウドネイティブ技術部は、クラウドを活用した企業成長の支援をしています。主なサービスである「GIMLE(ギムレ)」では、これまでの経験や専門知識を生かし、...
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クラウドネイティブ技術部特集の第5弾となる今回は、プロフェッショナルサービス2課に所属するエンジニア・石井にインタビュー。入社から半年が経った今、フェンリルの印象や現在の働き方、そして今後の目標について、詳しく話を聞いてみました。
<これまでのクラウドネイティブ技術部特集>
石井達也(いしい・たつや)クラウドネイティブ技術部プロフェッショナルサービス2課
大手印刷会社にて画像処理・AIに関する研究開発、実用化開発リードと、リハビリ医療・農業などさまざまな業界への新規事業企画や技術営業を担当。その後、契約業務や法務相談に関するエンタープライズ向けのSaaSベンチャーにて、ML APIの開発・運用に従事。先端技術やバックエンド中心のスキルセットを広げるため、2024年にフェンリルに入社し、クラウドエンジニアに着任。ウイスキーとスプラトゥーンをこよなく愛しています。
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フェンリルを知ったきっかけは、同じ部署にいる木村さんが執筆したテックブログ(https://engineers.fenrir-inc.com/entry/2022/11/29/184526 )でした。その記事で、AIシステム開発において単にモデルを作るだけでなく、その後の運用まで視野に入れたアプローチが紹介されていました。AIエンジニアの共通の課題として、モデル開発やAI技術のキャッチアップに没頭するあまり、運用やアップデートといったフェーズへの関心が十分に向かないことが挙げられます。私は技術の社会実装に関心を持っているため、こうした「運用までを見据える」姿勢は重要だと考えています。木村さんのブログを読んで、クラウドネイティブ技術部がこの課題に向き合っていることを知り、興味を持ちました。
これまでIT業界には丁寧で堅実なイメージを抱いていましたが、フェンリルの面接からはそのイメージを良い意味で覆すフランクな雰囲気がありました。実際に入社してみると、そのフランクさがプロフェッショナリズムとうまく融合していることにも気付きました。
プロフェッショナルという言葉には時に、柔軟性に欠ける、という側面もあります。しかし、フェンリルは「ハピネスを届ける」という理念を大切にしており、単に仕事を完遂するだけでなく、クライアントの将来的なニーズや、私たちエンジニアの持続可能性までをしっかりと考慮しています。そこで必要に応じて妥協せず声を上げる、意志の強さを持っているのが特徴です。プロジェクトにおける課題を追求し、チームで議論を重ねながら、クライアントはもちろん、自分たちにとっても最善の策を探求する姿勢に共感しました。
転職活動で重視していたのは「クラウドエンジニアとしての基礎をしっかりと築くこと」と「これまでのAIやバックエンドの経験を生かして成果を出せる環境であること」の2点。その点においても、この部署は私にぴったりの職場だと思いました。
AIやバックエンドに特化したキャリアでは、ユーザーに提供できる価値が限定的になりがちです。クラウドやフロントエンドの技術を身につけることではじめて、ユーザーが直接触れるものを作ることができます。私は、コードを書くことにとどまらず、「ユーザーにどう価値を提供するか」というサービスの全体像を見渡せるようになりたいと思っています。また、最終的にコンサルティングやマネジメントの立場に立つとしても、開発スキルを常に追い続ける必要があると感じています。これは、技術が日進月歩する中で、現場の課題ややりがいを的確に理解するために不可欠だからです。
私は現在、アプリの開発とお客さまへの提案活動を並行して進めています。提案内容は主に、要件に基づいた最適なライブラリやアーキテクチャの選定、そして生成AIなどの先進技術に関する活用方法・導入方法が中心です。プロジェクトごとに異なる技術やスキルが求められるため、毎回新しい学びがあり、自身の成長を実感しています。クラウドエンジニアとしての業務だけでなく、AI技術やバックエンドの知識を生かせる仕事にも恵まれ、常に新しいチャレンジと実績を積み重ねる機会を得ています。
プロフェッショナルサービス2課には、私が在籍している東京オフィスの他にも、大阪や名古屋にメンバーがいます。リモートワークが中心ですが、出社時には必ずメンバーと食事や会話を通してコミュニケーションを取るようにしています。
私は作業に没頭するタイプで、前職の同僚はそういったエンジニアの性質のことを「素潜り」や「潜水」と表現していました。短時間では浅瀬の海にしか潜ることができません。しかし時間をかけることで、静かな海の底に潜ることができ、そこでしか得られない深い洞察やアイデアを得られます。リモートワークは、その「深く潜る」ための時間を確保しやすく、私の働き方に合っていると感じています。
生成AIに特化した技術を磨く一方で、クラウド技術全般のスキルも幅広く吸収していきたいです。視野を広げることは、エンジニアはもちろん、人間として柔軟性や対応力を鍛え、持続可能な働き方を実現するためにも重要だと感じています。
視野の広げ方には2つの側面があります。1つ目は、実際に経験することで得られる、技術そのものへの理解です。スポーツに例えると、技のバリエーションが増えたり、コツや習得方法についての知見が深まるようなもの。そして2つ目は、人との関わりから得られる視野の広がりです。さまざまな人と仕事をすることで、価値観の違いを知り、「こういった状況が起こり得る」という予測力や、自分の役割を見極め、メンバーと上手く噛み合う進め方を判断する決断力が培われます。
また、今後はチームビルディングにも注力したいです。フェンリルのメンバーはみんな、ハピネスの追求に対する真面目さを持っていると思います。その真面目さを最大限に生かせるチーム作りによって、個々の能力を発揮できる環境を整えたいです。チームづくりの根本にあるのは、「相手をよく知ること」。メンバーの強みや性格、意思を理解し、それを生かす仕組みや開発プロセスを構築したいと考えています。
関わる人々すべてのハピネスを追求したい方、そのためにスキルやキャリアを積んで成長したいと考えていらっしゃる方と、ぜひ一緒に働きたいです。フェンリルには、技術者としての成長をサポートしてくれる仕組みが整っています。興味のある方は、ぜひ気軽に声を掛けてください!