あれ、なんでこれ売れないんだろう?
プロダクトはいい。サービスにも自信がある。
ユーザーの声も前向きで、機能面も強い。
──なのに、売れない。伝わらない。なぜ?
事業の現場にいると、そんな「説明がつかない停滞」に何度も出くわします。
私は、その違和感を放っておけないタイプでした。
何が違ったのか?
いつズレていたのか?
誰に、どんな言葉で伝えるべきだったのか?
気づけばそれが、自分の問いになっていました。
私は高卒で、特別なキャリアがあったわけじゃありません。
営業経験が豊富だったわけでも、スタートアップに詳しかったわけでもない。
でも、「なんで響かないんだろう?」「なにがズレてるんだろう?」という問いだけは、昔から強く持っていました。
言い回しを変える。話す順番を変える。言葉を削る。反応を見る。
そうやって“届け方”を磨く仕事を、いつのまにかずっとやっていたんだと思います。
今、私がやっていること
facingという会社で、インサイドセールスとカスタマーサクセスを軸に、
スタートアップやエンタープライズ企業の「届け方の設計」を支援しています。
KPI設計、接点の仮説検証、ログの構造化、改善の実装──
ただ売るとか、代行するとかではなく、
「どう伝えれば、事業が進むのか?」を考え続けるチームです。
特にPoC/PMFフェーズの企業では、プロダクトに確信があっても、届け方はほぼ未定義です。
誰に?
何を?
どんな順番で?
この組み立てで、事業の“手応え”はガラッと変わります。
届け方が変われば、事業の景色は変わる。
だから私は今も、トークログを読んでいるし、Slackで仮説を交わしています。
売上をつくるのも仕事だけど、それ以上に、構造をつくるのが好きです。
届け方を、感覚じゃなく仕組みにする。
問いを、現場で動かして、再現可能なかたちにする。
それが、自分のやりたい仕事なんだと思っています。