こんにちは。エンドライン株式会社(モリアゲアドバイザー)の山本です。
21年間会社を経営してきましたが、「これは自分にとって最大の失敗だった」と断言できる経験があります。
それは── 社外から役員を迎え入れたこと。
当時の私が信じていたこと
「会社が伸びないのは人のせい」
「良い人材さえ入れば一気に成長する」
当時の私は本気でそう思っていました。
エージェントからも「優秀な人を取れば会社は変わる」と言われ、まさに営業トークに乗ってしまったんですね。
現実は全く違った
役員を迎え入れた結果どうなったか?
社内の雰囲気は悪化、社員のやる気も下がり、結局半年ほどで退任していただくことになりました。
この失敗を通じて気づいたのは、
「会社を伸ばす条件は、まず社長自身がどう在るか」 ということです。
良い人が入れば伸びるのではなく、
「良い社長がいるから良い人が集まる」
この順番を逆にしてはいけない、と痛感しました。
私のスタイル
もちろん、ヘッドハンティングや幹部採用がハマる会社もあります。
でも、私には合いませんでした。
私は「今いるメンバーと一緒に、少しずつ背伸びしながら成長していく物語」を大切にしたいのです。
だから今は、
- 毎年110〜120%の成長
- 1人あたりの粗利益を死守
- 営業利益を高める
- B/Sを健全にする
- 給与を上げていく
この経営を「今いる最高の仲間」と共に進めています。
学生のみなさんへ
この失敗から学んだのは、
「人任せにしない。まず自分がどう在るかが大事」 ということです。
就活でも同じかもしれません。
「良い会社があれば自分が成長できる」のではなく、
「自分がどう在るか」で得られる経験や成長が変わっていく。
失敗は痛いけれど、必ず学びに変わります。
私にとっても、この失敗が経営者としての原点になりました。