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現場でつなぐネットワーク。座学から実務へ、自分の知識が“活きる瞬間”が成長実感

今回お話を聞いたのは、ネットワークエンジニアとして、現場の最前線でネットワークの設計・構築に携わるHさん。

学生時代からネットワークに興味を持ち、趣味のように勉強を続けてきたHさんは新卒でシーエスコミュニケーションに入社しました。

5年目を迎えた現在は、世界的な自動車メーカーの工場ネットワークを支えるプロジェクトに参画。現地に足を運び、実際にネットワーク環境を設計・構築するなど、責任の大きな業務を担っています。

「自分が勉強してきたことが、現場で本当に役立っていると実感できる瞬間がある。それが一番おもしろい」と語るHさんに、仕事のやりがいや入社後の成長、そして将来のビジョンについてお話を伺いました。

入口はネットワークのほうが入りやすいかも

-今日はよろしくお願いします。まず、今やっているお仕事について教えてください。

メインでやっているのは、ネットワークの設計から構築までですね。

具体的には、世界的な自動車メーカーの案件で、工場内に有線・無線ネットワーク環境を構築したり、増強したりしています。工場では人や機械が無線でつながっているので、それを安定させることが大切です。


-工場のネットワークはかなり重要な役割ですね。

はい、非常に重要です。工場って少しでもネットワークが止まると、生産ラインが止まってしまうリスクがあるので、常に安定性や冗長性を意識して設計・構築しています。

お客様との打ち合わせから設計書の作成、そして現場での機器設置や通信試験、サーベイ(電波調査)まで、プロジェクトの様々な工程に関わっていますね。


-学生時代からネットワークに興味があったとのことですが、どんなきっかけだったんでしょうか?

専門学校でIT全般を学ぶ中で、「なんでインターネットってつながるんだろう?」っていう素朴な疑問が出発点でした。調べていくと、一つひとつの技術は意外とシンプルで、それが組み合わさって大きな仕組みになっていることが面白いと感じたんです。

ネットワークって、誰もが使うインフラなので、それを「使える状態にする」裏側の仕組みに惹かれました。


-その興味が、資格取得にもつながったんですね。

はい、学生のうちに2年間勉強してCCNPを取得することができました。


-学校ではプログラミングの勉強もしてたそうですが、ネットワークとの共通点などはありますか?

共通点……?うーん、正直、プログラミングは苦手でした(笑)。

コードを書くには数学的思考力が必要ですし、細かい文法のミス一つで動かなくなったりするので…。自分にはあまり合わなかったんです。

でも、IT業界で働きたい気持ちが強くて、それでネットワークに興味を持つようになりました。


-プログラミングが苦手でもIT業界に入りたい人にとって、ネットワークは良い選択肢かもしれませんね。

そう思います。ネットワークって、他の分野に比べると技術の移り変わりもゆるやかで、学ぶべきコアな部分が比較的一貫しているんです。

色々なメーカーのネットワーク機器を扱うことがありますが、とりあえずCiscoの機器を扱えるようになっておけば、「この設定はCiscoで言うアレだよね」というように変換できるので、まず基礎をしっかり身につければ、あとは応用で対応できます。

開発系は幅広く知識を求められる場面も多いので、入り口としてはネットワークの方が入りやすいかもしれません。

入社してから明るくなったとよく言われます(笑)

-CSCに入社を決めた理由を教えてください。

一番大きかったのは、自分が学んできたネットワークの知識を活かせる環境があると感じたことです。

あと、名古屋って意外とネットワークを専門にしている企業が少ない印象があって、その中でもシーエスコミュニケーションはITインフラに特化していることもあって、ネットワーク案件にしっかり携われるという点に惹かれました。


-やっぱり「やりたい仕事ができる」ってことが一番のポイントだったんですね。

はい、そのとおりです。それから資格の制度も自分的には重要でした。

学生の頃から資格を取ってきたので、自分の努力を正当に評価してもらえる環境があるのは嬉しかったですし、モチベーションにもなりました。

趣味で勉強していた感じなので、手当ももらえるなんて「ラッキー!」って思いました(笑)。


-入社後に成長を感じる瞬間はどんなときですか?

やっぱり座学で得た知識が、実務で「あ、こういうことか!」とつながった瞬間ですね。それまでは教科書の中の話だったものが、実際の現場でリアルに体験することで、知識が“使える”ものになっていく実感があります。


-実際に仕事としてやるからこそ、感じられるものがあったんですね!

そうなんです。最初はPCやネットワーク機器のキッティングからスタートでしたが、今では設計書を元により詳細な設定を考えたり、実際の構築手順を計画したりする仕事も任せられるようになりました。

単に手順通りに作業するだけでなく、「なぜこの設計になっているか」という意図を理解し、お客様の業務や拡張性を考えながら構築できるようになったことに、自分の成長を感じますね。


-技術面以外での変化もありましたか?

それもありました。エンジニアって黙々とPCに向かう仕事のイメージがあったんですが、実際はチームで動くことが多くて、コミュニケーションがすごく大事なんです。

そのおかげで、自分自身も性格が明るくなったというか、話すのが楽しくなってきました。周囲からも「前より明るくなったよね!」って言われることがあります。

将来的には海外にも行ってみたい

-やりがいも増していきそうですね。

はい。自分が提案したネットワークがうまく動いて、お客さんの業務がスムーズに回っているのを見ると「やってよかったな」と思います。それに、工場系のネットワークは止めてしまうと大問題になるので、その責任感の中で成果を出せたときのやりがいは大きいです。


-今後の目標についても聞かせてください。

今は詳細設計を担当していますが、もっと上流の基本設計まで携われるようになりたいですね。

あとは、ネットワーク以外にもクラウドの領域にもチャレンジしてみたいです。まだクラウド化が進んでいない業界も多いですが、将来的には必ず波が来ると感じているので、今のうちから準備しておきたいと思っています。


-プライベートな目標などはありますか?

海外に行って働いてみたいという夢があります。そのためには英語をもっと勉強しないといけませんけど(笑)。技術だけでなく、語学力も含めてスキルアップしていきたいと思っています。


-最後に、これからCSCを目指す内定者の方や学生の方へメッセージをお願いします。

自分が「好きだ」と思えるものや、「面白い」と感じたことを大切にしてほしいです。たとえば、自分はネットワークに興味を持って、資格を取ったり構造を調べたりしているうちに、それが自然と武器になっていきました。

熱意があれば、難しい壁にも立ち向かえるし、技術はあとからちゃんとついてきます。CSCはそういう「好き」を応援してくれる会社なので、興味のあることを信じて突き進んでほしいですね。


-ありがとうございました!

「好き」を突き詰めることで自分の武器に変えてネットワークエンジニアとして活躍するHさん。

きっかけが「プログラミングが得意じゃなかった」と聞くと意外に感じますが、プログラミングが苦手でも活躍できるITエンジニアの仕事なんですね。

もし、Hさんと同じようにプログラミングは苦手だけど、IT業界で手に職をつけて働きたいと考えている方は、ぜひネットワークのお仕事を調べてみてください。

自分に合った新しい道が見つかるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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