新規事業・大規模プロジェクトでプロジェクトリーダーが直面する3つの課題とは - COPILOT KNOWLEDGE
コパイロツトでは、年単位かつ多様なステークホルダーが関わる大規模プロジェクトの支援を行っています。そこから見えてきた、主に商品・サービスをリリースする前後でプロジェクトリーダーが直面しやすい3つの課題を図とともに整理しました。
https://blog.copilot.jp/entry/copilot-study-20240401
こんにちは、コパイロツト情報発信です。
コパイロツトは「プロジェクトの推進をサポートすることで、自分の能力を活かして楽しく働く人を増やす」という考えのもと、クライアントのプロジェクトを直接支援したり、役立てていただけるメソッドやツールを開発したり、業務の中でメンバーが得た知見をブログなどの記事にまとめたりしています。
今回ご紹介するのは、「新規事業」と「プロジェクトリーダー」という2つの共通するキーワードをもったブログ記事です。
まずご紹介したいのは、こちらの「新規事業・大規模プロジェクトでプロジェクトリーダーが直面する3つの課題とは」という記事です。
コパイロツトでは、新規事業プロジェクトに年単位で関わって構想からリリースまでを支援したり、社内外の多数のステークホルダーが関わる大規模プロジェクトに伴走したりしています。
その中で見えてきた、こういったプロジェクトにおおむね共通するフェーズやぶつかりやすい課題について、新規事業案件に関わることの多いメンバー・多田に聞き、情報発信に関わる平林が記事にまとめました。
※こちらの記事は、2023年12月18日に配信されたCOPILOT Newsletterのコラムを再編集したものです。同様のプロジェクトについてお悩みを伺う機会が多いことから、ブログとしても公開しました。 Newsletterについてはこの記事で紹介しています。
▼記事に関わったメンバーのインタビュー記事はこちら
記事ではまず、新規事業/大規模プロジェクトを仮に「A.構想」「B.企画」「C.実行」「D.運用・改善」という4つのフェーズに分けました。
そのうえで、とくに「C.実行」フェーズのプロジェクトリーダーの負荷は周囲に伝わりづらいと考え、以下のようにそこで直面しやすい課題をまとめています。
1. 業務領域が拡大し、さらに高い専門性が求められるようになる
2.リーダー/マネージャーの2つの役割が求められる
3.プロジェクトリーダーへの稼働の集中
プロジェクト、そしてその課題の内実はケースバイケースなのが前提にはなりますが、課題解決のカギとなるのは「フェーズごとに最適な体制の再構成を行うこと」だそう。それぞれの課題の詳細や、解決のためのインサイトについては、ぜひ記事でご覧ください。
新規事業に限らず、プロジェクトを推進していく難しさのひとつに、「同業者とのつながりがなければ、他のプロジェクトの進め方を具体例とともに知る機会がなかなかない」という点があるように思います。
その解消を目指すのを目的のひとつとして、コパイロツトが今取り組んでいるのが、プロジェクトリーダーのコミュニティづくりと交流会などの実施です。
そのコミュニティに構想段階から関与してくださっている、社外のプロジェクトリーダー・難波さんが、第1回の交流会についてレポートをまとめてくださいました。
難波さんとのご縁は、難波さんが前職でリーダーを務めていたプロジェクトをコパイロツトがご支援したことで始まりました。その後もプロジェクトリーダーがもつ課題について情報交換する機会に恵まれ、このたび本交流会の企画・運営でご一緒することとなりました。
難波さんの「企業の枠を超えてプロジェクトリーダー同士がつながり、共通する悩みを共有し合うことで、課題解決に少しでも貢献できるのではないか」という思いと、コパイロツトの「プロジェクトリーダーに寄り添い、ともに課題を解決していく」という姿勢が重なって実施された交流会。
初回は、業界や関わるプロジェクトの内容が異なる3名のプロジェクトリーダーをお招きし、参加者とともにそれぞれの課題感などについて、大いに議論しました。
難波さんによれば、交流会を通じて、
1. 新規事業のプロジェクトリーダーはマネジメントに関して孤独に悩んでおり、とくに人と予算の確保が共通する課題であること
2.会社の実情も理解した上で、新規事業への理解を求めたり必要なリソースを獲得したりするために、会社とプロジェクトの間に立つ必要があること
という、プロジェクトの性質に起因する2つの課題が、参加者のみなさんに共通していると感じたそうです。
それぞれのプロジェクトは、個別性が高かったり、広くオープンにできない情報があるために人と共有しにくかったりして、なかなか一般化しづらいところがあるかと思います。
それでも、こうしたクローズドな場で話すことを通じて徐々に共通点を見つけることができれば、公開しても支障がなく、さまざまなプロジェクトで適用できる有用な知見を蓄積させていくことができるはず。
そしてそれだけでなく、お互いに悩みや課題を共有したり、プロジェクト推進に関する議論をしたりできるコミュニティの存在が、孤軍奮闘するプロジェクトリーダーのみなさんの心の支えになるかもしれない。
そんな考えのもと、今後もプロジェクトリーダーコミュニティの運営や交流会の継続的な実施、そしてそこで考えたことについて情報発信を行う予定です。
コパイロツトでは、日々クライアントのプロジェクト推進支援を自分たちでも行いながら、そこで得た知見をナレッジとして蓄積し、他の人も活用できる形へとまとめていきたいという考えに共感してくださる仲間を募集しています。プロジェクト推進に全力投球したい方、お待ちしています!