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目次
進化型農業モデル「AGRIST Ai」とは?
「AGRIST Ai」開発の背景
Microsoftとの連携強化と今後の取り組み
進化型農業モデル「AGRIST Ai」とは?
AGRIST Aiは、収量予測や栽培管理を支援し誰でも簡単に栽培を始められるようサポートする次世代のスマート農業システムです。 施設園芸ハウス内に設置されたセンサーや、ロボットから収集した作物の生育データや環境データを解析し、最適な栽培管理の提案や収穫時期の予測や施肥・灌水計画の提案を行います。このシステムにより、農業従事者の負担を軽減し、収穫の効率化と品質向上、農業経営の最適化を実現します。
「AGRIST Ai」開発の背景
AGRISTとMicrosoftの協業は2021年、スタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」への採択から始まりました。2024年に世界で 6 拠点目となるイノベーションを創出する「Microsoft AI Co-Innovation Lab」が神戸に開設され、当社エンジニアとMicrosoft社が連携して開発を継続し、Microsoftの「Copilot」を活用してAzure上で農場から収集されたリアルタイムデータを解析し、農作物の収量を予測するAI「AGRIST Ai」を開発しました。
「AGRIST Ai」を活用することで収量予測が容易になり、反収あたり28.6%以上の収益増加を見込むことが可能となります。また農業におけるテクノロジー活用の事例として、宮崎県の自社農場「AGRIST FARM」では、農業経験1年の農業従事者がIoTの活用により、収穫量を1.5倍に増加することができています。
【参考】プレスリリース詳細:
AGRIST、Microsoftの支援を受け農業用AI「AGRIST Ai」開発。
10月から鹿児島県自社農場で導入し、反収当たり28.6%以上の収益増加の見込み
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000050444.html
Microsoftとの連携強化と今後の取り組み
米Microsoft CEOからもAI技術の先進事例として直接紹介されました。
AGRISTは、新しいテクノロジーの開発により、農業のDXをさらに加速させていきます。
今後の取り組みは以下の通りです。
■プロダクト開発:
「Microsoft AI Co-Innovation Lab」でのプロジェクトを拡大し、2025年内に「AGRIST Ai」の
多品目対応版をリリースします。これにより、現行のピーマン・きゅうり特化型から、
トマト、なす、いちごなどの主要園芸作物へと対応範囲を拡大してまいります。
■海外展開:
シンガポール政府が推進する「30 by 30」イニシアチブへの技術協力に向けた協議や、
Microsoft Azureのグローバルインフラを活用し、各国で農業データを安全に共有できる
多国間データ連携システムの構築を目指します。この基盤を通じて、
地域に最適化されたAIモデルの開発を加速してまいります。
■長期ビジョン:
2026年からは組織体制を強化し、Microsoftのグローバルネットワークを最大限に活用した
本格的な国際展開を推進します。特に東南アジア、中東、アフリカ地域を重点市場として、
現地のMicrosoft拠点と連携し、技術導入支援を実施してまいります。
【参考】プレスリリース詳細:
米Microsoft CEOにAI技術活用例としてAGRISTを紹介いただきました
https://agrist.com/archives/4829
【参考】プレスリリース詳細:Microsoft Azureを活用し「脱炭素型スマート農業」を加速
https://agrist.com/archives/13333
【参考】プレスリリース詳細:
AGRIST、世界最大級AIカンファレンス「Fortune Brainstorm AI」でMicrosoftと共同開発したAI技術を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000050444.html