面接で「技術力」より先に見ているもの― エンジニア採用担当者目線での面接ポイントとは?
「技術は面接じゃわからないから、ポートフォリオで判断しますよね?」
応募いただく方から、そう言われることもありますが、私たちが面接で見ているのは、
実は“技術力”そのものよりも、“技術に向き合う姿勢”や“仕事の進め方”だったりします。
■ 面接で見ているのは「コード」ではなく「向き合い方」
確かに、実務経験が何年ある、どんな言語が書ける、という情報も重要です。
でも、面接の限られた時間で見極められるのは、その人の本質的な姿勢や思考のクセです。
たとえばこんなポイントを見ています。
■ 面接で私たちが大事にしている5つの視点
①「なぜ」この選択をしたのか語れるか
仕様をどう捉え、なぜその技術・設計を選んだのか?
“技術選定の理由”を自分の言葉で語れる人は、現場で必ず伸びていきます。
表面的な「使ったことあります」よりも、「選んだ理由」や「苦労したポイント」にリアルが詰まっている。
② どこまで自分でやったのか、線引きが明確か
「設計やってました」と言いながら、実は先輩の指示通りに図を描いただけ…というケースもあります。
私たちが見たいのは、“どの範囲をどのレベルでやっていたのか”。
あいまいなまま話されるより、できたこと・できなかったことを明確に言えるほうが、信頼できます。
③ 分からないことをどう解決したか
全部知っている人なんていません。
だからこそ、「わからなかったとき、どう動いたか?」は重要な評価軸です。
聞き方、調べ方、失敗の受け止め方。ここに、その人の“学習力”が表れます。
④ チームとの関わり方
一人で完結する仕事はほぼありません。
「誰と、どうやって」仕事を進めていたのか、
自分の役割とチームの動きをどう捉えていたのか――それを語れる人は、どの現場でも重宝されます。
⑤ プロダクトへの関心度
「仕様通りに作る」以上の視点を持てるかどうか。
「この機能って、誰が使うんですか?」と興味を持てる人は、設計でも開発でも一歩深い提案ができるようになります。
私たちが共に働きたいのは、そういう“ユーザー志向のエンジニア”です。
■ 面接は、あなたの“過去”ではなく“未来”を見ています
完璧な答えを求めているわけではありません。
あなたの経験がどんなに立派であっても、それを“どう捉えているか”“どう活かしたいか”が語れなければ、可能性は見えてきません。
面接は、過去の棚卸しでありながら、“未来の仕事の仕方”を伝える場。
私たちは、その人の中にある“伸びしろ”を見つけたいと思っています。
あなたの中にある「仕事のこだわり」や「技術との向き合い方」を、ぜひ面接で聞かせてください😊
形式的なアピールではなく、あなた自身の“仕事観”が、いちばんの強みになるのです✨