部分ではなく全体を見る力──「システム思考とは?」
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仕事をしていると「この作業にどんな意味があるのか」「なぜ自分の担当が詰まると全体に影響するのか」そんな疑問やモヤモヤを感じたことが、誰にでもあるはずです。
その感覚こそ、実は“システムとして物事を見る”ための入口です。
システム思考とは
ものごとを“点”ではなく“つながり”として捉える考え方です。
作業単体を見るのではなく
「どこから始まり、どこに流れ、何に影響し、最終的にどんな結果を生むか」
という“全体の流れ”に視点を広げることを意味します。
多くの現場で起きる課題は、実は“部分最適”によるものです。
例えば、ある担当者が自分のタスクだけを早く終わらせても、前後の工程が詰まっていれば全体のスピードは上がりません。
逆に、1つの工程が少し止まっただけでも、他の工程が待ち状態になり結果として大きなボトルネックになります。
つまり、仕事は“点”ではなく“連鎖”。
各作業が互いに影響し合う“システム”なのです。
システム思考が重要なのは、この“連鎖”に気づくことで、問題を正しく捉えられるようになる点にあります💡
・自分が今取り組んでいる作業は、どこの流れに位置しているのか
・この作業が止まると、誰が困り、どんな影響が出るのか
・逆に、この作業がスムーズに進むと、どの部分が軽くなるのか
・そもそも、このプロセスの目的は何なのか
この視点を持つだけで、作業の意味が立体的に見えるようになります✨
システム思考を実践すると、“作業が目的になる”状態が減ります。
本来の目的がはっきり見えるため、判断の軸もブレなくなります。
「なぜその作業をするのか」「何の価値につながるのか」が掴めると、同じタスクでも質の高いアウトプットが生まれます。
また、システム全体を捉える力がある人は、課題の根本原因を見抜く力も高くなります。
表面に見える問題(例:バグ、遅延、手戻り)は多くの場合、その後ろにある“構造的な原因”がつくり出しています。
システム思考は、その構造そのものを見つめるアプローチです✨
たとえば、「説明しても伝わらない」という問題ひとつを取っても、コミュニケーション能力だけではなく、用語の認識の差、環境理解の違い、情報の流れの断絶など“複数の要素が組み合わさった結果”として起きています。
システムは常に「相互作用」で動いている。
だからこそ、「誰か一人のミス」で片づけることではなく
“なぜその現象が起きる構造になっているのか”を見ることが重要なのです。
私たちがよりよいプロダクトを作っていく上で、
必要なのはスキルだけではありません。
自分の役割を、全体の流れの中でどう活かすかを考える姿勢です🐈
「部分ではなく全体を見る」。
それが、チームとしての強さをつくる“システム思考”なんですね😊