プロフィール
留岡到 / 取締役
19歳でフランスに渡り料理人修行を経て、2008年に東京でキッチンカーの事業を始める。第一回キッチンカーグルメ選手権優勝。事業売却の後コンサルティングで関わり2018年に和食ブランド『和みtokyo』の立ち上げを指南、開業1ヶ月目で営業利益月次100万というキッチンカー業界での目標達成をサポート。日本のキッチンカーのトップブランドを築き上げる。2011年に美容室を起業。川崎、横浜、目黒と展開していく。各店舗全て営業利益20%をキープしつつ各店長へ事業売却。2015年に中国・成都市で日本式牛丼チェーンの立ち上げを行う。2014年にメンタル不調の方向けの就労支援事業「ハローワールドを」起業。2019年M&A。2021年株式会社インクルードの取締役に就任。採用チームの総括も行っている。
田代真実 / コーポレート本部 人事チーム
24時間営業のフィットネスクラブを運営している会社にて7年勤務、内マネージャー歴約6年。社内のチャレンジ制度を利用し、新卒採用業務にも一定期間従事。2024年4月にインクルード株式会社へ入社、自立訓練施設にて支援員として9か月勤務。2025年2 月に人事チームへ異動、主に採用業務に従事。現在は、応募者管理や一次面接の対応、人材紹介会社と連携した情報共有、新入社員受け入れ準備、求人媒体の管理、各種申請など、人事関連業務含め採用業務を行っている。
ーーインクルードの採用ポリシー(大切にしていることや採用の方針)を教えてください。
留岡さん:採用で1番大切にしていることは、インクルードのカルチャーにフィットしているかどうかです。具体的には、わたしたちが今提唱しているミッション・ビジョン・バリューそれを見てどう感じるかというところが1番重要だと思っています。
採用広報:ミッション・ビジョン・バリューに共感しているかということでしょうか。
留岡さん:「共感する」という言葉は意外と難しくて…「その内容、いいですね!」「私もそう思います!」といった反応が共感ですね。しかし、こうした共感はよくあるもので…
というのも企業のミッション・ビジョン・バリューには、多くの場合「良いこと」が書かれています。そのため、単に「共感します」と言うのは、それほど難しいことではないのです。
そうではなく「私は将来こういうキャリア(または人生)を築きたいと考えています。インクルードのミッション・ビジョン・バリューを見たとき、それが自分の目指す方向と一致していると感じました。だから、この会社を選びました。」というように、「自分の考えやビジョン」と「会社の価値観」 が一致していることが、本当の意味での共感だと考えています。
そのためには、まず「自立した社会人として、どうありたいのか?」という主体性が大切です。自分の仕事に責任を持ち、どんなキャリアを築きたいのか?企業の一員として、社会にどのような価値を提供したいのか?こうした考えをしっかり持った上で選考に臨んでいただけると、より深い対話ができると思います。
田代さん:そうですね。私も、ミッション・ビジョン・バリューに対して、心から共感できることが何より大切だと考えています。
以前、私が12月まで在籍していた事業所では、毎日「バリューの一つに沿った支援ができたか?」を振り返る時間がありました。
そのため、毎朝「今日はこのバリューを意識して実践しよう」と決め、一日を通して支援に取り組んでいました。こうして日々の業務に落とし込むことで、ミッション・ビジョン・バリューが単なる言葉ではなく、行動指針として根付いていきました。
だからこそ、ミッション・ビジョン・バリューに心から共感し、それが自分自身のビジョンや価値観と一致していることは欠かせないと思います。結果として、その想いが支援の質を高め、より良い仕事につながると思います。
ーー選考で見ているポイントを教えてください。
田代さん:私は一次面接を担当していますが、一次面接では主に「なぜ障害者の就労・復職支援がやりたいのか」「なぜインクルード」「そこで何がしたい?」といったところをみています。
先ほどのミッション・ビジョン・バリューのお話と重なりますが企業理解・自己理解を深め、 「自分は●●な人間だから、この会社でこういうことをしたい」 という軸がしっかり伝わり、それが会社の方向性と合っていることが重要だと考えています。経験よりも、価値観や考え方といった人物面を重視しています。
留岡さん:私はコミュニケーションができる人、ちゃんと会話をしてくれるかどうかを見てその上で、インクルードの文化や価値観と合っているかを判断します。
普段は質問にちゃんと回答できていても面接の場になると途端に回答できていない人が多いんです。特に、抽象度の高い質問はなかなかな答えられない…例えば「今までの経歴を教えてください」というと最初は経歴を話すけど、途中から自分の資格の話に脱線してしまったりと…
採用広報:質問の意図を組み取らないということでしょうか?
留岡さん:実は逆ですね、意図を理解しすぎちゃって答えていないんです。
例えば、子どもに「今日のお昼ご飯、何食べたい?」と聞くと、素直に「ハンバーグ!」と答えますよね。でも大人になると「私は何でもいいので、留岡さんが食べたいものにしましょう。」といった回答をすることがあると思います。それが面接でもあります。
それってコミュニケーションが成り立たないという印象につながってしまいますし、どういうお人柄なのかも見えなくなってしまいます。
面接は対話の場と考えているので、もっと素直に想いを話していただきたいと思っています。
ーー採用チームとしてのやりがいや今後の目標を教えてください。
田代さん:私はまだ採用に関わっている期間は短いですが、自分が面接した方が入社し、活躍される姿を見ることができる、これは大きなやりがいにつながると感じています。
採用は、単に人を増やすことではなく、新しいメンバーとともに会社の未来をつくることだと思っています。今後も多くの方が仲間に加わる中で、採用を通じて新しい風を吹き込み、会社をより活性化させていきたいです。
留岡さん:そうですね。現場の人たちが十分なパフォーマンスを発揮できる環境を整えるようにしたいです。
ーーでは最後に、応募を検討している方へ一言お願いいたします。
留岡さん:まずは自分自身がどうなりたいのかを明確に持って、その状態で壁打ちみたいな形で構いませんので、一度対話をしましょう!
田代さん:インクルードや障害者の就労・復職支援の仕事に興味を持っていただけるのは、現場出身の私からしたら本当にありがたいことだと思っています。特に未経験の方などは不安を感じる方も多いと思うんですけれども、興味を持っていただけたのであれば、まずは話がしたいなと思っています。
ーーありがとうございました。
次回はインクルードの研修を管理している村田さんに研修制度について詳しくインタビュー。ぜひご覧ください。