企業の「顔」とも言える面接官が、どんな人か事前にわかれば、きっと安心して選考に臨めますよね。
今後、選考へと進んでいただく場合にお話しするであろう、面接官を紹介するこのシリーズ。きっかけは「面接官がどんな方なのか事前に分かると、安心する!」という新入行員の声でした。選考案内でも面接官を事前にお知らせするので、イニシャルをもとに「この人だ!」と推測して読んでみてください!
今回ご紹介するのは、人材開発・キャリア開発のプロフェッショナルであり、新入行員から「1対1だと実は一番話しやすい」と評判のMさんです。一見きっちりしているようで、実は「メールの敬語がフランクすぎる」と指摘されるほど気さくな一面も。この記事を読めば、成長志向を後押しする“ちば興銀”のリアルな成長環境と風通しの良さが見えてくるはず。
「早く成長したい」「裁量を持って働きたい」というあなたに、Mさんの熱い想いとメッセージをお届けします。
目次
“プロフェッショナルと気さくさを両立する”面接官の素顔〜Mさんのプロフィール〜
プロフィール
若手行員の「野心」と、それを受け入れる「風土」に惹かれて
入行のきっかけ:「業界」ではなく「働く人」で選んだ就職活動
決め手:若手行員の野心と、それを応援する上司の関係性
知識ゼロからのスタート、折れない心が掴んだ初契約
いきなりの渉外担当で直面した「言葉が通じない」現実
壁を乗り越えた秘訣:屈辱をバネにした猛勉強と「絶対に形にする」という執念
仕事の基本を大切に、楽に働く
毎週の「家族時間」と「旅行」が最高のリフレッシュ
「若手の時にこれをやっておけばよかったこと」への問いかけ
成長を望むあなたへ:自分の「なりたい姿」を大切に
編集後記
“プロフェッショナルと気さくさを両立する”面接官の素顔〜Mさんのプロフィール〜
プロフィール
所属
人事部 人材開発室
主な業務
内定者や若手行員を対象とした育成プログラムの企画・実行、自律的な人材育成のための施策立案・キャリア開発支援
銀行内での呼ばれ方
Mさん、S(下の名前で呼ばれることも)
モットー
仕事の基本を大切に、楽に働く
一見すると「きっちりした厳しい人」「成果・タスク重視で人に興味がなさそうな人」に見られがちなMさん。しかし実は、新入行員と1対1で話すと「一番話しやすい」「プライベートな話もできる」と評判の、意外な一面を持っています。
「自分では普通にしているつもりなんですが、メールの文章が『フランクすぎる』と上司から指摘されることもあって(笑)。きっちり進めるよりも、感覚を大切にして柔軟に進めるタイプなんです。」
プライベートでは、月に3回は親戚一同で集まるほどの家族思いな一面も。仕事での真剣な表情とはまた違う、この温かいギャップこそが、Mさんの飾らない「親しみやすさ」を物語っています。
若手行員の「野心」と、それを受け入れる「風土」に惹かれて
入行のきっかけ:「業界」ではなく「働く人」で選んだ就職活動
Mさんの就職活動は、「人の役に立ちたい」という想いを軸に、銀行、印刷、自動車メーカーなど業界を問わず30社ほどにエントリーする、幅広いものでした。
「正直、業界へのこだわりはあまりありませんでした。それよりも、実際に働いている人たちの雰囲気や、会社のリアルな姿を知ることを重視していましたね。」
Mさんは、採用担当者の話だけを鵜呑みにせず、自ら職場見学を積極的に行いました。特に、自分と年齢が近い若手行員が「どんな顔で、どんな働き方をしているか」を自身の目で確かめようとしていました。特定の業界を目指すのではなく、自分が成長できる環境かどうかを「人」を基準に見極めようとしていたのです。
決め手:若手行員の野心と、それを応援する上司の関係性
最終的にちば興銀を選んだ決め手は、支店見学で出会った一人の若手行員の姿でした。
「鎌ヶ谷支店で出会った入行3年目くらいの行員が、本当にキラキラして見えたんです。彼は、雑談も交えながら仕事について熱く語ってくれて。そして、上司の前で堂々と『ちば興銀の中で自分が一番になる』と言い切ったんです。」
その野心的な言葉に対し、隣にいた上司が「あなたならできるよ」と笑顔で応える。その光景に、Mさんは衝撃を受けました。
「若手の挑戦を応援し、高め合える関係性がここにはある。ここなら自分も成長できる、と直感しました。」
この「人」と「風土」こそが、Mさんがちば興銀を選んだ最大の理由です。「うだつの上がらないサラリーマンにはなりたくない。成長することで、自信を持って楽に働きたい」という自身の価値観と、若手の野心を後押しする文化が、完璧に重なった瞬間でした。
知識ゼロからのスタート、折れない心が掴んだ初契約
いきなりの渉外担当で直面した「言葉が通じない」現実
入行1年目の後半、Mさんは異例の早さで法人営業・個人営業の渉外担当を任されました。しかし、同期が学んでいた融資の基礎知識もないままのスタート。
「ある日、飛び込み営業で出会ったお客さまから『アパートを建てようと思っている』と相談を受けたんです。でも当時の私は、建築確認や確認済証といった専門用語も全くわからず、業者さんが話す内容の7割は理解できませんでした。」
3億円規模のプロジェクト。業者からは「何もわかっていない」という視線を向けられ、審査に必要な書類の意味すら説明できない。まさに「言葉が通じない」壁に直面したのです。
壁を乗り越えた秘訣:屈辱をバネにした猛勉強と「絶対に形にする」という執念
それでもMさんは逃げませんでした。支えたのは、上司の手厚いサポートと、自身の「折れない心」でした。
「『今は期待に応えられていなくても、絶対に期待以上の仕事をする』という思いがありました。この案件を乗り越えれば成長できると信じて、仕事終わりには毎日、建築や融資の基礎を徹底的に調べました。わからないことを残さず、一つひとつ知識を埋めていったんです。」
1年後、ついにアパートが完成。知識ゼロから這い上がり、初めての大型案件を成し遂げた経験は、Mさんにとって大きな自信となりました。「絶対に形にする」という強い執念が、若手行員を一人前のバンカーへと成長させたのです。
仕事の基本を大切に、楽に働く
Mさんが大切にしているのは、「『フィードバック』と『仕事の基本』で、互いに高め合うこと」です。
「私が若い頃、ちば興銀には現在のようなフィードバックの文化がなく、上司からのフィードバックが少なかったんです。そのため、自分から求めに行った経験があります。だからこそ今は、上下の関係なく、良い点も改善点もしっかり伝えることを意識しています。それが相手の成長につながり、ひいては組織の成長につながるからです。」
そして、報連相やタイムマネジメントといった「仕事の基本」を徹底すること。どの業界でも通用する基礎スキルこそが、自信を持って働き、結果的に「楽に(高いパフォーマンスで)」成果を出し続けるための土台になると信じています。
毎週の「家族時間」と「旅行」が最高のリフレッシュ
お子さんが生まれたばかりのMさん。休日は家族サービスに全力投球です。
「休日は妻の実家や親戚と集まって過ごすことが本当に多いですね。月に3回は何かしらの集まりがあります(笑)。みんなで旅行に行ったり、誕生日会を開いたり。先日は箱根や蓼科へ行きましたし、明日は有給休暇を取って、鴨川シーワールドへ家族旅行に行く予定です。」
仕事ではきっちり成果を出し、プライベートでは家族との時間を大切にする。このメリハリこそが、Mさんの活力の源。家族との温かい時間が、また次の仕事へのエネルギーを生み出しています。
「若手の時にこれをやっておけばよかったこと」への問いかけ
Mさんが印象に残っているのは、「若手の時にこれをやっておけばよかった、と思うことはありますか?」という質問です。
「自分の振り返りにもなる鋭い質問でしたね。私は迷わず『もっと勉強しておけ』と答えます。目の前の仕事のためだけでなく、業界全体を俯瞰するための知識や、FP1級のような資格取得にもっと早く挑戦していれば、お客さまにより深い提案ができたはずだから。」
この質問を通じて、Mさんは学生に伝えます。「仕事の基本」と「学ぶ姿勢」を若いうちから身につけておくことが、将来の自分の可能性を広げ、結果として仕事を「楽」に、楽しくすることにつながるのだと。
成長を望むあなたへ:自分の「なりたい姿」を大切に
「成長環境や研修制度が整っているからという理由だけで選ぶのではなく、まずは自分自身と向き合って欲しい」
それがMさんから就活生へのメッセージです。
環境や制度より大切な、「自分がどうなりたいか」という想い。
「環境や制度は、あくまで成長のためのツールです。大切なのは、あなたが『どうなりたいか』という想い。その想いがあって初めて、環境を活かし、自分を成長させることができます。」
ちば興銀には、若手の野心を笑わず、一緒になって応援してくれる温かい土壌があります。かつてのMさんがそうであったように、自分の「なりたい姿」を持ち、その実現に向けて貪欲にチャレンジしたいと願うあなたと働けることを、心から楽しみにしています。
編集後記
いかがでしたか?
「メールがフランクすぎる」と指摘されるほどの気さくさと、プロとして「仕事の基本」を徹底する厳しさ。Mさんの持つこのギャップに、銀行員の堅いイメージが和らいだのではないでしょうか?
特に印象的だったのは、入行1年目で知識ゼロの状態から、手探りで3億円の案件を成し遂げたという壮絶なエピソードです。その過酷な経験を経たMさんだからこそ、「環境に甘えず、なりたい姿を持ってほしい」という言葉には重みがあります。一見厳しく聞こえるこのメッセージは、自ら考え行動することでしか得られない成長の喜びを知っているからこその、皆さんの可能性を信じる「愛あるエール」なのです。面接では、整った言葉でなくとも構いません。あなたの「こうなりたい!」という素直な野心を、ぜひMさんにぶつけてみてくださいね。