COOの星野です!
今回は弊社の2024年にゼロから作った人事制度についてです。
そもそも人事制度について素人だった弊社では、これまで27年間積み上げてきた企業文化、確固たる考え方がありそれを仕組み、制度として作りこんでいくイメージでしたが、、、
ゼロから5ヶ月間で構築、打合せ資料はパワポ約100ページ、論点は65点にも渡りました!
なぜ今の規模で人事制度を作るのか?
背景として、2つあります。
①事業成長が見込まれるため
第二創業期で大きな世代交代が進んでいる弊社において、今後「全員が同じ方向を向いて成長する」ために人事制度が必要だと感じてます。
また、確固たる考え方・企業理念があるものの、それを制度に落とし込み、採用・育成まで貫いていかねば、採用段階でもミスマッチにも繋がると考えてます。
②卒業者インタビュー等から感じた課題
・説明ができない
現在の規模なら制度がなくても共通認識があり、「評価してもらっている」「なんとなく分かる」という”感覚”がある一方、これはあくまでも社内。
言語化・仕組み化されてないため、自分の信頼している方などにも説明ができず理解してもらえない。
・採用においてもブレが生じる
「全員で採用する」方針を掲げている弊社では、今後”感覚”だけではブレが生じる。
企業理念~人事制度~採用&育成を言語化することで同じ方向を向き採用活動ができる。
※卒業インタビューはこちら
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目標は「自分自身で設定し、説明・相談」します。
MBO(Management by Objectives)というフレームワークをベースにカスタマイズしてます。
一般的には会社から決まって降りてくるケースが多いかもしれませんが、会社から決められた目標より、自分自身で掲げた目標のほうが納得度が高く、前向きに取り組めるという考えから現在はこの形にしてます。
自由度が高い一方、等級ごとに現段階で求められる役割が明確になっているため、責任が求められます。
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能力レベルに応じた5段階の等級があります。
M2:等級Ⅴ:経営視点を持ち、部門全体をマネジメント(方針の策定・仕組みの検討)。
M1:等級Ⅳ:M2を補佐する立場として、その部門の複数チームの責任を負う。
S3:等級Ⅲ:チームリーダーとして、自チームの責任者としてマネジメント。
S2:等級Ⅱ:自チームの主戦力となり、後進の育成をサポート。
S1:等級Ⅰ:サポートを受けながら業務遂行。先輩の指示を受け行動し、自身の担当領域のサポート。
等級アップ「昇格」まで行かなくても、貢献している人は評価されるべきという考えも反映し、同じ等級内でも「昇給」される仕組みになってます。
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組織として大切にしている5つの価値観があり、それを元に【5つの指標】があります。
①仲間、お客様、社会に必要とされ、信頼される
指標:コミットメント(責任感)
②自ら学び、考え、行動する
主体性・率先力
③素直であり、謙虚である
素直さ
④チーム一体で前進し喜びを共有する
協働
⑤チャレンジを続ける
挑戦・革新性
この5つをバリューを等級に応じて求める内容を変えて基準を作っております。
人事制度ポリシー(方針)
この先も人と地球の美と健康に貢献し続けるファブレスメーカーとして、一緒に働く仲間・取引先・社会から、必要・信頼され続ける組織を目指す。
具体的には、各自が仲間・取引先・社会への貢献に繋がる目標を掲げ、仕事に楽しみを見出しつつ学び、この人たちとなら困難な時も一緒に乗り越えられると思える組織。
そのため、①シンプルで分かりやすい成長指針を作成し、②指針に沿った適切な評価と還元を行い、
③定期的なフィードバックにより育成しやすい仕組みを作る。
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今回は弊社がゼロから作った人事制度の紹介をさせていただきました。
さらなる成長のため次世代の仲間を募集していますので、少しでもご興味がある方はぜひ話を聞きに来てみてください。