こんにちは!アヴァント株式会社の旭谷です。2026年8月19日、アヴァントではマネージャー向け研修を実施しました。アヴァントでは、新卒入社後の研修だけでなく、後輩を育てる立場、チームを率いる立場へと、社員の成長ステージに合わせた研修を行っています。今回のテーマは、「AI時代のマネジメント」。AIによって仕事の進め方が大きく変わる今、マネージャーにはどんな役割が求められるのか。生産性を高めるとはどういうことなのか。そして、人を育て、チームで成果を出すために何が必要なのか。代表、マネージャー、事業部長それぞれの視点から、これからの組織づくりについて考える一日となりました。是非ご覧ください!
「管理する人」ではなく、「未来をつくる人」へ
研修の冒頭では、鈴木代表から、アヴァントが目指すミッション・ビジョンと、AI時代におけるマネジメントについて話がありました。AIによって、資料作成や情報収集など、一人ひとりの仕事はこれからさらに効率化されていきます。だからこそ、マネージャーに求められるのは、単にメンバーの仕事を「管理する」ことではありません。
「事業・組織・個人」の真ん中に立ち、それぞれをつなぐこと。
会社がどこを目指すのか。そのためにどんな組織をつくるのか。その中で、一人ひとりをどう成長させるのか。こうした視点を持つことが、これからのマネージャーには必要です。
また、印象的だったのが「自分の顧客をつくる」という考え方。
自分だからこそ頼ってもらえるお客様をつくるだけではなく、自分のチームをつくり、メンバーから相談される存在になる。
そして、その先には「自分の後継者をつくる」という役割があります。
自分が成果を出すだけではなく、自分がいなくてもチームが成果を出せる状態をつくる。
それがマネージャーの大きな役割の一つです。
AIがあっても、なぜか忙しい?
今回の研修では、「AI時代の生産性」についても深く考えました。AIを使えば仕事は速くなる。それなのに、なぜか忙しい。そんな経験はないでしょうか。そこで重要になるのが、「AIを使って何時間短縮できたか」だけではなく、「人や組織としてどれだけ成果を高められたか」という視点です。生産性とは、単純な時間短縮やアウトプットの量だけではありません。かけた時間に対して、どんな成果を生み出せたか。どれだけ手戻りを減らせたか。例えば、AIで30分で資料を作れても、認識のズレによって何度も修正するのであれば、組織全体としての生産性は高いとは言えません。だからこそ、AI時代には「人と組織の仕事の進め方そのもの」を見直すことが重要性をみんなで認識し合いました。
生産性を高める3つのポイント
今回の研修では、特に3つのポイントが挙げられました。
①計画性
「なるはやでお願いします」など、曖昧な指示は、組織の動きを止めてしまうことがあります。計画とは、予定を埋めることではありません。「何を優先するのか」「どこで判断するのか」をあらかじめ決めること。判断を後回しにしないことが、手戻りや待ち時間を減らします。
②コミュニケーション
大切なのは、情報量を増やすことではなく、「認識・判断・責任をそろえること」。
「伝えた=伝わった」ではない。「話した=合意した」でもない。わからないことを想像で埋めるのではなく、必要なときには認識をそろえるために時間を使う。その積み重ねが、組織の生産性につながります。
③受け身の組織にしない
指示を待つ。問題が起きても報告しない。自分で判断せず、誰かの判断を待つ。こうした状態を防ぐためには、仕事の目的や自分の判断範囲を理解できる環境と、「相談していい」という安心感が必要です。失敗そのものを責めるのではなく、「問題が起きているのに報告されないこと」を問題にする。そんな文化が、早い問題発見とチームの成長につながります。
効率化しても「削ってはいけない時間」がある
一方で、効率化すればするほど良いわけではありません。研修では、「生産性を高めるために、あえて削ってはいけない時間」についても考えました。それが、試行錯誤・ブレスト・ラーニングです。「AIがこう言っているけど、一回やってみよう」と試してみる。最初にみんなで目的や方向性を共有する。わからないことを理解するために時間を使う。一見すると非効率に見える時間も、長期的には大きな成果につながります。
20年のエンジニア経験から学ぶ「人と向き合う」マネジメント
続いて、20年にわたりエンジニアとして経験を積み、マネジメントにも携わってきたS.Nさんから、これまでの経験や失敗、そこから学んだことについて共有がありました。
特に印象的だったのが、「チームとチームの隙間に、誰も拾わないボールが落ちている」という話です。組織が大きくなるほど、「これは自分の仕事ではない」という隙間が生まれます。だからこそ大切なのが、「他人ごとにしないこと」。一方で、何でも自分一人で抱える必要もありません。「わかっている人のところに行く」。これまで多くの人に支えられてきた経験から、人の力を借りながらチームで解決することの大切さについても話がありました。また、マネジメントをすることで、逆に見えなくなってしまったものについても率直に共有されました。チーム全体を見る。組織全体を見る。より広い視野を持つ。
その一方で、目の前にいる人の相談の重さを見極められなかったり、すべてを一人で受け止めようとして品質を落としてしまったりした経験もあったそうです。広い視野を持つことと、目の前の人に向き合うこと。その両方がマネージャーには必要です。そして、AIが進化する時代だからこそ、「人と向き合う」ことの価値はより高まる。そんなメッセージが印象に残りました。
「個で勝つ」から「チームで勝つ」へ
最後に、事業部長の西川さんから、これからのマネージャーに求められる視座について話がありました。テーマは、「プレイヤーの延長から、組織で成果を出す」ということ。プレイヤーとして成果を出してきた人ほど、「自分がやったほうが早い」と考えてしまうことがあります。しかし、それでは組織は大きくなりません。必要なのは、①個としてレベルアップすること②自分の右腕や後進をつくること。自分一人で勝つのではなく、チームで勝てる状態をつくる。「個で勝つ組織」から「チームで勝つ組織」へ。これが、マネージャーとしての大きな転換点です。さらに、マネージャーには「会社をともに大きくしていく」という視座も求められます。自分の担当やチームだけを見るのではなく、「会社全体にとって何が必要なのか」を考える。そのためには、**自分がどこまで責任を持つのかという「責任の設定の高さ」が重要になります。
「目の前にいる人に誠実であれ」
西川さんからの話の中で、もう一つ印象的だったのが、「目の前にいる人に誠実であれ」という言葉です。人脈は、交流会に参加して知り合いを増やせばつくれるものではありません。本当に強い人脈とは、「この人に相談したい」と思ってもらえる関係。困ったときに思い出してもらえる。何かあったときに相談してもらえる。そんな信頼関係を一人ひとりとの間につくっていくことが大切です。これは社外だけではなく、社内でも同じ。目の前にいるメンバーに誠実に向き合う。その積み重ねが、信頼をつくり、チームをつくります。
「少し上の仕事」を意図して任せる
人を育てるうえで大切なのが、「今より少し上の仕事を、意図して任せる」こと。ただ仕事を渡すのではありません。その仕事が本人にとって、キャリアの一歩になるのかを考える。そして、「次のステップとして、この仕事を任せたい」と本人にも伝える。仕事を任せることを目的にするのではなく、本人の成長とキャリアを考えて仕事を設計する。これもマネージャーに求められる大切な役割です。
AI時代だからこそ、人と向き合う
今回の研修を通して改めて感じたのは、マネージャーは単に「人を管理するポジション」ではないということです。AIによって、一人ひとりの仕事はさらに効率化されていく。だからこそ、これからの組織に必要なのは、AIを使える人だけではなく、AIを活用しながら「人と組織がより良く動ける状態」をつくれる人です。
個人として成長する。人を育てる。チームで成果を出す。会社全体の未来を考える。
そして、目の前にいる人に誠実に向き合う。
アヴァントは、エンジニアが技術力だけを高める会社ではありません。「人が成長し、チームが成長し、その結果として会社が成長する」ことを大切にする会社です。新卒から段階的に研修を行い、後輩を育てる経験、チームを率いる経験、そして組織をつくる経験へ。社員一人ひとりが、次のステージに挑戦できる環境をつくっています。
今回の研修を通して、採用担当として改めて感じたこと。会社選びでは、「何の技術を身につけられるか」だけではなく、「どんな人たちと、どんな文化の中で成長できるか」が結構大切です。AI時代だからこそ、技術だけではなく、人と向き合う力、チームで成果を出す力がますます重要になる。そんな環境で成長したい方には、ぜひアヴァントという会社を知っていただきたいと思っています。
AI時代だからこそ、人と向き合う。個で勝つのではなく、チームで勝つ。
そんな文化を、これからもアヴァントは大切にしていきます。