「頭の中で思い描いたことを実現できた瞬間が何よりもやりがい」
そう語るのは教育学部出身から未経験でBREXA Technology(以下、BREXA Tech)のエンジニアに転身した桑田さん。現在はWebアプリケーション開発チームのリーダーとして活躍しています。
未経験で入社した彼は、大型プロジェクトに抜擢され1億円超のコストダウンを成功させたり、資格取得を機に念願のWEBアプリ開発の領域にもチャレンジしたりと、着実にキャリアを築いてきました。風通しの良い社風と、大企業ならではの安定した基盤の中で、管理業務と開発業務を両立させながら成長を続けています。
今回は、そんな桑田さんにBREXA Techならではの魅力と成長環境について語ってもらいました。
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桑田さん / 開発エンジニア / インテグレーション事業本部・プロフェッショナルサービス1部 広島インテグレーション支店
岡山大学教育学部を卒業後、新卒で生命保険会社に入社し、総合職として2年半勤務。その後、ふたたび教員を目指す過程でプログラミングに魅力を感じ、IT業界への転職を決意。2018年にBREXA Techに入社後は機電事業本部で空調設備や防音システムの設計に携わり、1億数千万円のコストダウンに貢献。現在はインテグレーション事業本部に異動し、IT領域でWebアプリケーション開発チームリーダーとして活躍中。
教員志望から、未経験でエンジニアへ。資格取得を機に念願のIT領域にチャレンジ
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──まず、これまでのご経歴を教えてください。
岡山大学の教育学部で、数学教育を学び、小中高の教員免許を取得しました。新卒では生命保険会社の総合職として入社し、支社の運営や採用教育など、さまざまな業務を2年半ほど担当してみたものの、教員への想いが捨てきれず、一度退職しました。
教員になるためにふたたび勉強していた期間に、プログラミングやITに出会って、そのおもしろさを知りました。振り返ってみると中学の授業でHTMLやCSSに触れた経験があって、その当時もすごく楽しかったなと。元々数学が好きだったこともあり、ITエンジニアを目指すことを決めました。
エンジニア経験がない中での転職活動は難しさもありましたが、縁があって無事にBREXA Techに入社することができました。
──入社してからは、どのような業務を担当してきましたか?
最初は機電事業本部に配属され、約2年半、岡山の造船所で空調設備の設計と騒音を抑える防音システムの設計を担当していました。
初めのうちは打ち合わせなどで飛び交う単語すらわからない状況でしたが、周りの方に聞いたり、似たような船の事例を調べたりして、なんとか自分なりのかたちにしていきました。私は発注者と詳細設計者の間をつなぐ役割が中心で、実際に図面を書く方は空調メーカーや詳細設計の専門家なので、周りの方から専門知識について教えてもらうことも多かったですね。
特に騒音対応については、重要な課題だったものの、会社に有識者が少なかったこともあり、未経験ながらチャンスを与えてもらうことができました。調達部門や上司と協力して、最終的に1億数千万円のコストダウンにも貢献できたのは大きな成果だったと自負しています。この経験で対人対応力や、仕様書を読み解いて具体化するスキルが身につきました。
その後、姫路支店に異動して約2年間、請負チームのサブリーダーを務めました。入社1年目からチームリーダーを担当していた経験を評価してもらえたのだと思います。これまでとはまったく異なる働き方の中で、お客さまとの価格交渉なども経験し、利益面も考慮した打ち合わせや仕事の進め方を学びました。
そして、念願だったIT領域への異動が実現します。きっかけは、人事考課制度の変更があり、研修の代替としてIT系の資格取得が推奨されたこと。その流れで、私はデータベーススペシャリストの資格を取得しました。
その当時は、副業*でITの仕事にも関わっており、フリーランスとして独立しようかと考えていたタイミングで、会社から「インテグレーション事業本部に行ってみないか」と声をかけてもらって。安定した収入や福利厚生を保ちながら、自分のやりたい仕事に挑戦できるならと考え、社内での異動を選ぶことにしました。
*会社規定に準ずる
リーダー業務の傍ら、大好きな実装業務にも携わる日々
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──現在の業務内容について教えてください。
現在は電子カルテのWebアプリケーション開発チームでリーダーを務めています。サブリーダーとともに3つのプロジェクトを管理していて、チーム全体では10名弱のメンバーを見ています。
ただし、管理業務だけではなく、自分も実際に開発に携わりたいと思っているので、1日のうち3〜4割の時間はコードを書いています。進捗管理などはサブリーダーに任せて、私は各プロジェクトのフォローやお客さまとの調整が必要な部分を担当し、残りの時間で開発に集中できる体制を作りました。
──念願のIT領域に挑戦してみていかがですか?
難しいこともありますが、ずっと挑戦したかった領域なので、すごく楽しいです。コードを書くスピードがどんどん上がっているのを実感しますし、簡単な仕様なら「こう直したらいい」と頭の中で設計が出来上がるんです。頭の中で思い描いたことを、実現できた瞬間が何よりもやりがいを感じます。
また、ITの仕事では抽象的な概念を具体化することや、逆に細かすぎる情報を整理して抽象化するといった、“具体と抽象の行き来”が求められるんです。こうした思考のトレーニングが日々積み重なっている実感があり、思考の柔軟性も鍛えられていますね。
──リーダー業務についてはどうでしょうか?
これまで培ってきた対人対応力と調整力をフルに活かせていると感じます。言葉の表面だけでなく、本質を汲み取って、関わる全員が納得して働けるように調整する力が求められる業務であり、染みついてきた部分だと思います。
──チームとして働くうえで大切にしていることはありますか?
チームの生産性を最大化・最適化することです。メンバーに合った仕事や適切なレベルのタスクをなるべく振れるようにして、ボトルネックを解消することを意識しています。少なくとも3ヵ月に1回はメンバーとの1on1を行って、ストレスなく働けているかを確認したり、仕事上の課題や今うまくいっていることについて話し合ったりしています。
エンジニアファーストな会社だからこそ、思ったことは素直に伝える
──職場の雰囲気はいかがでしょうか?
非常に風通しが良いですね。営業担当はプロジェクトや各メンバー一人ひとりのことをよく気にかけてくれているし、支店長もとても話しやすいです。去年の忘年会では、支店長が「この1年で特に好きになった日本酒トップ3」を持参して、みんなで楽しむ場面もありました。
また、チーム内のコミュニケーションも活発です。仕事中は基本的にチャットや通話を使ってやり取りしていますが、その頻度は他チームと比べてもかなり多い方だと思います。飲み会が好きなメンバーも多く、仕事終わりに会社のテラスで飲んだり、外に飲みに行ったりしています。
──BREXA Techの好きな点を教えてください。
エンジニアファーストな点ですね。エンジニアを大事にしてくれている実感があって、要望をしっかり聞き入れてもらえるんです。勤務地や勤務条件なども相談に応じてくれますし、「納得して働けるのであれば!」とエンジニアのために頑張ってくれる営業さんが多いです。だからこそ、キャリア形成において少しでも気になる点があれば、素直に会社に伝えるようにしています。
努力次第で道が開ける世界。迷ったら、まずは一歩踏み出してみてください!
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──今後の目標はありますか?
将来的にはエンジニアとしてスペシャリストの道を極めていきたいと考えています。理想は、1日8時間ずっとコードを書いていられるような働き方です。最近、ハイレベルな技術力を武器に活躍しているエンジニアの話を聞きとても刺激を受けました。自分もそんなふうに技術力で価値を生み出せるエンジニアを目指したいんです。そのためにもっと勉強して、コードを書いて、スキルと経験を積み重ねていきます。
また、現在はセキュリティの制約で社内で使えるAIツールが限られているのですが、この幅を広げて、さまざまなAIツールが使える環境づくりにも取り組んでいきたいです。選択肢が増えるほど生産性が高まって、自分のやりたいことにチャレンジできる機会も増えると思うので、周りを巻き込みつつ、推進していきたいですね。
──最後に、キャリアに悩んでいる方やエンジニア転職を検討している方に向けてメッセージをお願いします!
「未経験でも大丈夫」と簡単には言えませんが、努力次第で道が開ける世界だと思います。私自身、情報系の出身ではなく、IT経験があってこの事業部に入ったわけでもありません。それでも、やりたい気持ちがあればなんとかなる。そう信じて、ここまできました。
挑戦したいと思ったなら、まずはその一歩を踏み出してみてください。
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