はじめに
みらい翻訳のnileこと糟谷です。
今日は、みらい翻訳が目指しているVISIONと、VISION実現のために、今、どんな課題に取り組んでいるのか、なぜ今、JOINすべきなのかを、プラットフォーム部Mirai Translator®️開発チームのエンジニアリングマネージャーの立場からお伝えできればと思います。
株式会社みらい翻訳のVISION
みらい翻訳は、「言語の壁を超え、新しい生活と仕事の様式をもたらす共通語の機能を機械翻訳として2028年までに作る。」ことをVISIONとして掲げています。これは具体的には「世界のすべての人々に英語を母国語とする人々と同じ体験を与える。」ことを意味します。
エンジニアの方なら、「英語で書かれた技術書しかなくて、日本語で書かれた技術情報を探し回った」経験や、「日本語情報が少ないので、やむなく別のソリューションを採用した」経験はないでしょうか?私はあります。
そういった「〇〇語だから文書が読めなく困る」とか「相手が、日本語を話せないのでコミュニケーションがうまくいかない」というような、「言語の壁があることで何かが阻害されること」がない世界を、実現したいと考えています。
みらい翻訳の現状
おかげさまで、会社としては2019年に黒字化を達成し、事業としても好調です。
世界的な市場の年平均成長率も20%前後と高く、今後も長期的な拡大が予想されています。
またDXという言葉がフォーカスされているように、企業の業務効率化のニーズは高く、事業成長を後押ししています。
これまでは、0を1にして事業をスタートさせるフェーズでしたが、これからはVISION達成のために、1を10、10を100へと成長させていくフェーズになります。
昨年から、積極な採用活動もスタートし、組織としても強化・拡大のフェーズにあります。
プラットフォーム部Mirai Translator®️開発チームの役割
私は、プラットフォーム部Mirai Translator®️開発チーム(略:MT開発チーム)に所属しています。
MT開発チームは、機械翻訳技術を、Webサービスとしてユーザーに使っていただくための、システムの運用・開発を行っています。
機械翻訳の会社というと、AI技術に長けたエンジニアばかりと思われるかもしれませんが、MT開発チームは、いわゆるWeb技術が中心のチームです。UI/UXデザイン、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、SRE、QAエンジニアといったメンバーが、互いに連携しながらプロダクトを育てています。
開発チームが取り組んでいる課題
マイクロサービス化
まずシステム面。アプリケーションは、いわゆるフロント・バックエンドの構成です。
機能ごとのモジュール同士が疎結合となるよう意識してはいますが、モノリシックな構成となっている箇所もまだ残っています。その結果、ソースコードの修正の難易度が上がり、機能開発に時間がかかってしまっています。
この課題を解決するため、マイクロサービス化を進めています。ドメイン設計から見直して、各機能を順次、マイクロサービスとして切り出していきます。
まだプロジェクトとしては始まったばかりで、現時点では、マイクロサービスアーキテクチャのための基盤整備という段階ですが、外部顧問の知見もお借りしながら進めています。
UI/UXの改善
言語の壁を超えるためのサービスですから、言語以前の壁があってはいけません。
例えば、画面の使い勝手が悪く操作が面倒であっては、翻訳精度がどれだけ高くても利用してはいただけません。
より簡単に、日常的に、ストレスなく使えるサービスとなるために必要なことを、画面のUIだけでなく、体験全体(UX)としてご提供する。そのために、改善すべき点は多数あると考えています。
数値を分析し、課題を発見し、改善を行って、結果を分析する。このサイクルを高速で回転させる。
UI/UXの視点からサービスをグロースさせる専任チームを、組織しようとしています。
また、フロントエンドのアプリケーションもReactベースへリニューアルしたいと考えています。
既存アプリケーションの改善
マイクロサービス化を進める中で、順次、新たなコードベースに置き換わっていくものではありますが、既存のアプリケーションも並行して改善を行っていく必要があります。
特に、ユーザー数、リクエスト数の急激な増加に対応するためのボトルネックの解消、性能の向上は急務です。
開発プロセスの改革
開発手法としては、スクラムを採用しています。正確にお伝えするならば、”スクラムに挑戦中” です。
プロジェクトによって、ウォーターフォール的であったり、カンバンを使ったりしていたのですが、プロジェクトごとに開発手法が異なることのデメリットが大きい事、タスク管理がルーズになりがちだったことから、スクラムのメソッドを取り入れています。
また、ウォーターフォールでやっていた頃の名残なのか、開発完了からリリースまでのリードタイムが長いというのも大きな課題です。QAやデプロイの自動化を進めてはいますが、単に、今行っている工程を自動化するだけでは限界があり、そもそもの考え方・やり方を改める必要があると考えています。
課題だらけの組織に、なぜ今、JOINすべきと考えるか
1. ビジネスとして可能性が大きく、社会的意義も大きいから
みらい翻訳を取り巻く市場は、急拡大をつづけていて、この流れはコロナ禍を受けても止まらないものと考えています。また言語の壁が取り除かれることによる生産性向上は量り知れず、言語によるハンディがなくなることで、グローバルな市場に挑戦する企業も増えるでしょう。
2. 課題がある成長期だからこそ、エンジニアが挑戦・貢献できるから
前述のとおり、沢山の課題と格闘中です。であるがゆえに、誰かの理想ではなく、自分たちの理想のチームを実現するために、チャレンジできることが多くあります。
また、みらい翻訳という会社は、「精神論でどうにかする」というタイプの会社ではありません。仕組みや仕掛けとしてどうできるか、エンジニアリングでなにができるかを考える会社です。
技術的な挑戦と、チーム・サービス・会社への貢献が直結します。
そういった環境に身を置くことは、エンジニアとして得られるものは大きいと考えています。
3. 面白いメンバーがいるから
結局ここに尽きるのかもしれませんが、開発チームに限らず、みらい翻訳という会社は、「技術が好き」「挑戦が好き」「サービスが好き」という人たちの集まりです。
サービスのために、なにができるのか。VISION実現のために、なにをすべきなのかを考え、遠慮せずに提案し実現する。そういうチームと働く楽しさは、何ものにも代えがたいと思います。
どういう方と働きたいか
VISION実現のために、みらい翻訳では仲間を募集しています。
- ポジティブである人
- 余計な遠慮をしない人
- チームを大事にする人
- 大きなチャレンジして成長したい人
- 自社プロダクト・サービスと向き合いたい人
そして何より - 技術が好きで、技術の可能性を信じている人
ぜひ、お待ちしています。