【対談インタビュー_前編】:日本の課題を解決していくZENBホールディングスの中で、オネスティが発揮する価値について
こんにちは、ZENB HOLDINGS採用担当です。今回はZENBグループ内の経営支援領域として、人材紹介事業を展開しているオネスティ株式会社について、ZENBグループの中のオネスティの立ち位置や役割、今後目指す未来について株式会社ZENB HOLDINGS COO 宮内とオネスティ株式会社 執行役員 髙橋に話を聞き、前後編の2回でお伝えをいたします。
プロフィール:
・株式会社ZENB HOLDINGS COO 宮内洋平:株式会社ほけんのぜんぶに2006年入社。部門長に昇格した後、5年間の人事経験を経て大阪支社長→西日本担当執行役員へ昇格。2017年には本社復帰し保険事業全体の責任者となる。2019年に現職に就任。
・オネスティ株式会社 執行役員 髙橋里奈 :2007年に大手通信キャリアに入社し代理店営業職を経験。その後人材紹介会社にてキャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーを経て2024年に現職に就任。オネスティでは採用部門、人材紹介事業、人材派遣事業を兼務。
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「営業利益率」「従業員の定着率」の大切さを学んだ人事の経験
ー宮内さんのご経歴を教えてください
大学生の時、就職活動のスタートが遅かったんですね。周りがどんどん大手企業の内定をもらっている中で、どう巻き返そうかを考えてベンチャー企業を中心に受けようと決めました。当時は元ライブドアのホリエモン、サイバーエージェントの藤田社長などネットベンチャーが台頭していた時期でした。若い経営者がどんどん出てきて、世の中の仕組みを変えて行っているのがかっこいいなと思って。ベンチャー企業であれば実力や実績次第でいくらでも昇進・昇給が出来ると思い入社したのが株式会社ベンチャーアソシエイツ(現・株式会社ほけんのぜんぶ)です。
2006年に新卒入社し、保険代理店の電話営業からスタートしました。お客様と対面で会わずに電話と郵送で契約を行うスタイルです。保険という相手のためになるもの、役に立つものを売る仕事が楽しくて、売り上げも順調に伸びていき役職が付くようになりました。
その後人事部で5年間、評価制度設計や給与体系整理などさまざまなことに取り組んできました。営業部門の生産性が落ちたとき人事はどう対処するべきか、といったことを全社目線で考える仕事です。営業の時は自分やチームの売上金額だけ見ればよかったのが、組織コンディション、メンバーの定着率、営業利益率、人件費といった様々な要素を考えながら組織運営をしていく事が求められます。人事の仕事は未経験なのですべて手探りで勉強しながら進めていましたし、ビジネスマンとしての基礎を叩き込まれた5年間でした。
その後人事から営業組織に戻り、大阪支社長、西日本担当執行役員と役割が変わっていきました。人事の視点を活かして拠点運営をしたら、ぐんぐん業績が上がっていったんです。営業出身だと、業績を上げるために荷電数を増やして行動量を上げる、といった視野になると思うんですが、組織視点を持ちながら施策を考えると、現場のオペレーションルールを変えようとか、インセンティブを導入してみんなが夢中で頑張れる仕組みをつくろうとか、コミュニケーション活性化のために終業後に缶ビール1本を飲む会をやろうとか、色々なアイデアが出てくるんです。それまでは人に対してあまり興味がなくて、厳しくドライにマネジメントをしていたのが、信じて任せるマネジメントに変わっていったのは間違いなく人事の経験があったからだと思います。現在はZENBホールディングスのCOOの立場で、主に保険人材マーケティング等の事業会社を統括する役割を担っています。
性別・学歴に関係なく、実力で上がれる環境に魅力を感じた
―髙橋さんのご経歴を教えてください
新卒で2007年に大手通信キャリアの営業職として入社しました。2年目から神奈川・東京エリアの200店舗、20社程度の代理店を担当し、店舗の売り上げアップや研修実施のために毎日店舗を回っていました。代理店営業としてパートナーシップを大切にしながらも利益追求を実現させるために日々試行錯誤していました。店舗で行うキャンペーンや販促イベントの立案や実行は面白く、販売戦略部門への異動も検討していました。
ですが大手という事もあり、なかなか思うようなジョブチェンジや会社のコアな部分に携われている実感を持つことが出来ず、環境を変えようと思い切って異業種へ転職しました。土日も休みなく働き続ける毎日が6年間続いた事もあり、燃え尽き症候群だったかもしれません。
27歳での転職だったので、30代に向けて大きなチャンスや経験を掴みたい。また、性別・学歴に関係なく、努力すれば評価してもらえるベンチャー企業の人材紹介会社に入りました。そこで未経験から人材営業を経験し、その後オネスティに転職しました。
日本の社会課題を解決していくZENBグループの中で人材・経営課題を解決するオネスティ
―ZENBグループの全体像を教えてください
宮内:オネスティ株式会社は2019年にZENBグループの傘下に入りました。ZENBグループは、保険代理店事業として設立した「株式会社ベンチャーアソシエイツ」が2016年に「株式会社ほけんのぜんぶ」と商号変更し、2021年に持ち株会社の「株式会社ZENB HOLDINGS」を設立してそれまで展開していた事業会社をホールディングス化したグループです。
グループ全体として、100年、300年後のすべての人の幸せに貢献するために、「金融」「経営」「生活」領域から社会課題を解決していくことをミッションとして掲げています。テレマーケティングによる保険サービス事業から始まり、時代に合わせて経営分野(「人材紹介/派遣事業」「BPO事業」「マーケティング事業」「M&A事業」)や生活支援(スポーツ・教育)などに事業を多角化させています。
社会課題に対してZENBグループとして多様な側面でアプローチをし、課題解決を行っていくと同時に日本の次世代リーダーを輩出するという意思を持ち人材育成を行っています。社内では成果を出している人材を積極的に昇格させていますし、グループ経営がさらに多角化するにあたり、役員・取締役に抜擢される可能性も大いにあります。榎会長が自ら研修を行い経営者のマインドを継承するなど、若手が成長して活躍するチャンスを積極的に用意しています。
ZENBグループでは、社会課題を解決して単に売上を上げるのではなく、「4Sの向上」をビジョンに置いています。Sとは満足(Satisfaction)のことで、従業員満足(ES)・ 顧客満足(CS)・ 取引先満足(BS)・ 株主満足(SS)の4つが偏ることなく満足度が高い状態を実現することを目指しており、このサイクルを通して社会貢献を果たし、首都圏、地方都市、そして海外へと関わる領域を広げています。そのための最も重要なKPIを営業利益率と置いており、営業生産性や収益率を重視した経営を行っています。
―ZENBグループ内におけるオネスティの立ち位置を教えてください
高橋:ZENBグループとしてはグループ全体の成長のために良い人材の採用は欠かせないとしており、オネスティはZENBグループ各社の採用を担う存在です。良い人材を集めて各社へ採用するというグループ全体の事業成長に直結する位置づけです。
オネスティはZENBグループ各企業の採用支援を担うと同時に成長産業で働く人たちの課題や成長産業の人材にまつわる経営課題の解決にも取り組んでいます。
具体的な例を話すと、保険業界には特有の採用環境・労働環境があります。営業スタイルはフルコミッションが主流できついと思われがちであると同時に、転職は基本的に知り合いの紹介か会社の先輩にくっついて会社を移るのが主流になっています。仕事を探す求職者側も採用をする企業側も紹介に頼るしかない構造になっており、そこに人材の流動性と企業・候補者双方に機会損失の課題があると感じています。こういった課題に対してZENBグループ及びオネスティ社はグループ会社の持つつながりを活用した幅広い紹介案件数の確保と、戦略的なマーケティング集客、CA個々人の持つ専門知識により、細かなニーズに応えています。候補者の方からの「来店型のお客様の対応をしたい」、「とにかく稼ぎたい」、「営業ではなくバックオフィスに挑戦したい」など、求職者の細かいニーズに合わせた案件の紹介が可能です。また、多様化する企業側のニーズにも応えられるような専門知識を持った人材が揃っていることが強みになっています。
→後編に続く。次回はオネスティ株式会社の成長戦略について語っていただきます。