今回は、私が会社の先輩からいただいた一冊の本を通して感じた「学び続けること」の大切さについてお話したいと思います。
先日、会社の先輩が引退されました。約30年間、エンジニアとして勤め上げ、社員から深く尊敬されていた方です。会社がまだ小さかった頃には全プロダクトをサポートし、近年では海外製品の立ち上げにも携わる等、幅広く活躍されていました。
私はその先輩と、とある製品のサポートの仕事をペアで行っていたことがあります。大先輩なのですが話しやすく、優しくも厳しく指導してくださいました。一人の人間として、東京-大阪と離れているオフィスでの勤務であったにも関わらず、私の成長を真剣に考えてくださっていたように感じます。
そんな先輩が引退のタイミングで贈ってくださったのが、「ChatGPTの超勉強法」というものでした。
「4章だけでも読んでみてください。」
添えていただいた言葉から、ご自身もこの本を読んで学び、そのうえで私におすすめしてくださったことが伝わってきました。私が仕事だけでなく勉強面でも成長してほしいと考えてくださったのか、と思うと、感謝の気持ちが溢れました。
この本は生成AIを単なる対話ツールやエンタメとして使うのではなく、
「一緒に考えるパートナー」として活用する考え方が紹介されています。ChatGPTの得意・不得意を理解したうえで、仕事や勉強にどう活かすか。
これからの仕事や勉強の進め方に大きなヒントをもらえる内容でした。
約30年という長いキャリアの中で、常に学び続けていた先輩。
そんな方が最後に私に贈ってくださった本だからこそ、
「学び続けること」の大切さが、より深く心に響きました。
学校を卒業したら学びが終わるわけではありません。
むしろ、社会に出てからこそ、「本当の学び」が始まるのだと思います。
学び続ける姿勢を持つことで、仕事や人生が大きく変わっていきます。
何を学べばいいかわからないよ、という方は
- 気になる本や記事の「一部」だけでも読んでみる。
例えば、全部読まなくても4章だけ、10ページだけ、というように。目次を見て気になったところだけでも読んでみてください。 - 先輩や周りの人に「おすすめの学び」を聞いてみる。
誰かのリアルな経験から学べることは多いです。信頼している人や尊敬している人がどんな学びをしているのか、ぜひ聞いてみてください。自分のなりたい人物像に近い人に聞くのがおすすめです。
就職活動はゴールではなく、スタート地点。本当の学びの始まりです。
私自身、社会人になってから興味を持つ分野が変わったり、学ぶ時間を意識して確保するようになったりと、試しながらここまできました。
これからも“学び続ける姿勢”を忘れず、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。