クライアントから、絶大な信頼を寄せられる。
提携する重鎮コーチ陣から、「あいつは」と、可愛がられる。
HRソリューション事業部のプロデューサー・蓬田陽平は、人の懐にスッと入っていく、天性の“愛され力”を持っている。
しかし、その力は、単なる才能ではなかった。
「言われたことは、まず素直にやってみる」という覚悟と、「自分が頼るために、まず相手から頼られる存在でいる」という、彼独自の哲学に裏打ちされたものだった。
「僕が死んだ時、100人の人に泣いてほしい」と語る彼の、ポジティブな影響力の源泉とは。
ー蓬田さんは、お客様からの信頼が非常に厚いと伺いました。その信頼のベースにある『コミュニケーションの丁寧さ』は、どのようなこだわりから生まれているのでしょうか?
私が意識しているのは、『担当者の方、個人の想い』に寄り添うことです。 もちろん、会社の期待に応えることが大前提ですが、プロジェクトを推進する担当者の方にも、『この取り組みを通じて、会社をこう変えたい』『自分はこう評価されたい』といった、個人の想いがあるはずです。
会社の視点と、現場の視点。その二つが繋がって、初めて物事は動き出す。だからこそ、商談の場でも責任者の方だけでなく、『〇〇さんは、どう思われますか?』と、必ず担当者の方ご自身の考えも伺い、それを最大限に反映したいと思っています。その小さな積み重ねが、信頼関係の土台になっているのかもしれません。
ー蓬田さんの最大の魅力は、その『人の懐に入る力』、いわば“愛され力”だと思います。なぜ、そんなに自然と人の心を掴み、応援してもらえるのだと思いますか?
それは『まずは、言われたことを素直にやってみる』という姿勢かもしれません。 たとえ『ちょっと違うな』と思っても、まず行動してみる。失敗も含めて、やってみないと分からないことって、本当にたくさんありますから。
その上で、挑戦した結果をちゃんとフィードバックする。その姿勢が、『こいつに言えば、何かやってくれるな』『だから、またアドバイスしてやろう』と、周りの方に思ってもらえるきっかけになっているのかなと。
根底には、『自分自身が、周りに良い影響を与えられる人間になりたい』という想いがあります。だから、周りが躊躇するようなことこそ、自分がやってみるチャンスだとワクワクするんです。ストレスよりも『自分だったら、なんかできるんじゃね?』という、自分へのポジティブな期待の方が、常に大きいんですよね。
ー“愛される”だけでなく、蓬田さんは『人に頼るのがうまい』とも感じます。その『巻き込み力』の秘訣は何ですか?
これはシンプルで『自分が頼るために、まず相手から頼られる存在でいること』です。 常に頼られたら『はい!』と即答する。こいつに頼めば、すぐ返してくれる、いい仕事をしてくれる、という信頼貯金を積んでおく。そうすれば、いざ自分が頼る時も、『貸しを作っといてやるか』と、気持ちよく引き受けてもらえるんじゃないかなって(笑)。
僕は、クライアントに対しても『何か話したいことありますか?』と、仕事と関係なくても、月に一度は連絡を入れるようにしています。たとえ返信がなくても、そういう小さな声かけを続けることが、いざという時に頼れる関係に繋がっていくんだと思います。
特に、パートナーのコーチ陣の存在は、本当に大きいですね。エグゼクティブ層を歴任されてきた、とんでもない経歴を持つ方々が、経験未熟な僕の無茶な相談にも、『クライアントのために』と真剣に向き合ってくださる。後ろに、絶対にカバーしてくれる方々がいる。その安心感があるからこそ、僕はクライアントへの貢献だけに集中できるんです。今の僕があるのは、社員やクライアントはもちろん、パートナーの皆様のおかげだと、心から感謝しています。
ー普段は物腰柔らかい蓬田さんですが、お酒を飲むと『めっちゃ陽キャ』に変貌するというタレコミがあります(笑)。そのギャップが、仕事にも良い影響を与えていますか?
それは、僕が周りを心から信用しているから、出るんだと思います(笑)。 クライアントとの会食でも、そういう一面が出ることがあるんですが、むしろ『あなたのことは、もううちの社員みたいに扱うわ』と、逆に距離が縮まることの方が多いですね。
商談の時の真面目な顔と、お酒の席での顔。そのギャップを見てもらうことで、より人間性が伝わり、良い関係が築けているのかなと感じています。僕が“陽キャ”になるのは、目の前にいる人たちを『いい人たちだ』と、安心しきっている証拠なんです。」
ー自分を「天気」に例えるなら?
『晴れ』ですね。そう在りたい、という願望も込めて。 雨よりも晴れの方が、みんな嬉しいですよね。それと同じで、『蓬田と会ってる時間が一番楽しい』『ためになる』『面白い』と、僕と関わることで、相手にポジティブな感情を持ってもらえる。そんな存在でありたい。だから、僕は常に『晴れ』を目指しています。
ー蓬田さんは『人に頼る』プロですが、もしご自身がリーダーとして最強のチームを作るとしたら、どんな仲間を集めますか? そして、その中で蓬田さん自身はどんな役割を果たしますか?
『とりあえず、まあやってみる』というスタンスを持った人たちのチームが、最強だと思います。 言われたことをただやるのではなく、『これを実現したい!』という強い想いを持って、まず行動できる人たち。そういうチームは、突破力も行動力も桁違いです。
もし僕がリーダーなら、そういうメンバーを全力で支え、『やりたいこと』を自由にやらせてあげたい。その先に、僕も自分のやりたいことをやらせてもらえたら、最高ですね(笑)。
ー蓬田さんが描く、これからの“野望”を教えてください。
まずは、課長というリーダーのポジションにチャレンジしてみたいですね。 本来、営業という仕事は、世の中的に好かれるものではないかもしれません。でも、この会社のビジネスは、日本のトップ企業に対して、本当にポジティブで良いインパクトを与えられる、心から『楽しい』と思える仕事です。
ただ、言われたことをやるだけでは、この楽しさは絶対に味わえない。だからこそ、メンバーが『この仕事は、なんて面白いんだ!』とポジティブに感じられるような、そんな“環境づくり”そのものに、リーダーとして挑戦してみたいんです。
そして、これは僕の人生の根幹にある野望なのですが、『自分が死んだ時に、100人の人に泣いてほしい』んです。それはつまり、生きている間に、それだけ多くの人に『蓬田に出会えてよかった』と思ってもらえるような、良い影響を与えられた、という証になるので。
その延長線上にある夢として、老後は地方にゆっくり隠居して、地元の子供たちに『東京の仕事ってのはな』『お金っていうのはな』と、自分が必死で学んできたことを面白おかしく伝える“いいおじちゃん”になりたいですね(笑)。彼らのキャリアの可能性を広げる、そんな影響を与えられたら最高です。
ー最後に、未来の仲間にメッセージをお願いします。
僕から伝えられるのは、『まず、勇気を出して“言ってみる”こと』、これに尽きます。
もちろん、『こんなこと頼んだら、相手は嫌な気持ちになるんじゃないか』『忙しいのに、大変だろうな』という躊躇は、僕も常にあります。
でも、そこで思考停止してはいけない。大切なのは、その先にある『恩返しの覚悟』です。 『ただ面倒くさいから投げる』のではなく、『こういう最高の成果を出したい。そのためには、あなたの力が必要なんだ』という熱意を、まず伝えること。
そして、力を貸してもらった結果、素晴らしい成果が出たならば、『これは、あなたのおかげです!』と、心からの感謝を伝えること。
この『感謝のサイクル』を回していく覚悟さえあれば、あなたの『お願い』は、もはや“頼み事”ではなく、チームを勝利に導くための“戦略”になります。
この会社には、あなたのその勇気ある『お願い』を、必ず受け止め、支えてくれる仲間がいますから。