こんにちは、キャリア採用チームです。
今回の社員インタビューはは、建築設備設計とは何か、どんなやりがいや大変さがあるのかを、異業種からキャリアチェンジしたKさんのリアルな声を通してお届けします。
未経験から建築設備設計に飛び込んだ背景や、TPSで働く魅力、そしてどんな人に向いている仕事なのかまで、これからのキャリアを考えるヒントが詰まっています。
現場から設計へ。キャリアチェンジで見つけた“次のステージ”
実は建築設備設計は、ほぼ未経験からのスタートだったんです
そう話すKさんがTPSに入社したのは、2023年10月。前職では非常用発電機を扱う会社に在籍し、燃料配管の設計をしたり、ダクト設計に関わるなどの経験はあったものの、建築設備設計を本格的に担当するのは初めてのことでした。
キャリアの始まりは、高校卒業後すぐに就職した防水工事会社。現場で約8年間働き、建設業界の基礎を体で学びました。その後、知人の紹介で非常用発電機の会社に転職。そこで“設計の世界”に触れる中、「もっと専門的に学びたい」という思いが芽生えていきました。
とはいえ、転職活動を始めた当初は、建設業界の働き方に対する不安もあり建設業界を離れることも考えていたといいます。
設計に挑戦したい気持ちはあったんですが、前職のような長時間労働が続くのは難しいなと。だから異業種も含めていろいろ受けていたんですが、なかなか決まらなくて(笑)。そんな中でたまたまTPSに応募したら、すぐに面接が決まって、とんとん拍子に進んでいったんです
決め手となったのは、「建設業とは思えないほど、働き方が健全だったこと」でした。前職では長時間労働が当たり前だった中、TPSでは夕方5時半~6時過ぎには退勤できる環境が整っていたといいます。
「建設業を続けるなら、こういう会社で働きたい」
そう思える職場との出会いが、Kさんを再び“設計の道”へと後押ししてくれたのです。
3社目となるTPSで、建築設備設計という新たなフィールドに挑戦することを決めました。
建物に命を通す仕事――建築設備設計とは?
建築設備設計とは分かりやすく言えば、空調や換気、トイレ、キッチン、スプリンクラーなど――“建物のインフラ”全体を設計する仕事です
そう語るKさんが担当しているのは、建物の“呼吸”や“循環”を支える設備全般。プラントの場合は、防火のために水を自動で噴霧する特殊設備なども含まれます。
建築設備設計の仕事が本格的に動き出すのは、建物の基本図面がある程度固まってから。空調ダクトをどう通すか、水回りをどこに配置するか、防火設備のスペースはどう確保するか――考慮すべきことは多岐にわたります。
基本的にはプロジェクトの後半に出てくるパートなんですが、初期の段階から『このくらいの設備スペースが必要です』といった話をする必要もあります。なので、最初から最後まで関わる感覚に近いです
業務は、社内外との連携を軸に進みます。社内で基本方針をまとめ、詳細設計は外部の協力設計会社とともに進行。現在、社内の建築設備設計メンバーはKさんと20代の後輩の2名体制。かつてはベテランの上司がいましたが、定年退職を迎え、今はKさんが全プロジェクトの主担当を担っています。
まだ自分も勉強しながらの身なんですけど、後輩に教える立場にもなっていて。正直、設備の“先生役”が社内にいない状態なんです
社内に頼れるロールモデルがいない中、設計の正解が分からず戸惑うこともあります。外部の協力会社に教わったり、AIツールやオンライン情報を駆使したり――。Kさんは、実務を通して少しずつ知識を積み重ねています。
できることは限られているけど、少しでも“わかること”を増やして、後輩にも共有できるようにしています
頼れる上司がいない今、自分たちで手を動かし、知識を得て、支え合う。2人で建築設備設計チームを前に進める日々が続いています。
「正解が一つじゃない」から面白い。建築設備設計の奥深さと手応え
印象に残っているのは、入社して間もなく担当した100億円規模のプラント案件。入社してすぐに任されたプロジェクトで、最初から最後まで携わったこともあり、強く記憶に残っていると言います。
前職ではオフィスビルが中心で、直接クライアントとやりとりする機会があまりなかったんです。だから、その点が新鮮であると同時に、苦戦した部分でもありました
特に印象的だったのは、クライアントの意思決定の“重み”。
100億円単位の投資になる案件なので、判断はどれもシビアで、ほんのわずかなズレも許されません。私たちの提案に対して『なぜそれで問題ないのか』という根拠を常に求められ、責任の重さを実感しました。
そんな緊張感のある環境でも、Kさんがこの仕事に魅力を感じるのは、正解が一つではないところ。
たとえば空調1つとっても、建物の使い方や人の動きによって、ベストな配置や性能はまったく変わってくるんです。だから、マニュアル通りにやればいいわけじゃない。自分たちで“この建物にとっての正解”を考え抜くプロセスが面白いなと思います。
プロジェクトが終わって、建物が完成したときの達成感も格別です。
現場に行って、『あ、ここ、自分が考えたやつだ』ってなるとやっぱりうれしいですね。“形に残る仕事”って実感があります。
建築設備設計に向いている人、そしてこれから挑戦する方へ
建築設備設計の仕事って、正解が一つじゃないんですよね。空調の配置ひとつとっても、建物の使い方や人の動き方によってベストな答えは変わる。
だから、誰かに言われた通りにやるだけじゃなくて、自分で考えて動ける人が向いていると思います。
”わからないことがあっても、自分で調べて考えてみる”という姿勢がすごく大事。もちろん、周りの人に相談するのも大切だけど、まずは自分で動いて答えを見つける力が求められます。
それから、建築とか機械とか、ものづくりに関わった経験がある人なら、より楽しめるんじゃないかなと思います。僕も前の仕事の経験を活かしながら、ここでどんどん成長できています。
TPSは経験者が活躍できる環境が整っていて、挑戦できるチャンスもたくさんあります。整っていない部分もあるけど、その分、自分の裁量で考えて動ける範囲が広いのが魅力です。
責任感を持って主体的に仕事に取り組める人には、やりがいのある仕事だと思います。