【アナウンス用】25年7月 採用・人事勉強会の詳細|株式会社アトモニ
株式会社アトモニ代表取締役の栗田でございます。関西圏での人材紹介(エージェント)、首都圏での採用コンサルタント、そして広島県のホテル事業会社の人事責任者の経験をもとに、2023年1月に企業様の人事課題を解決するために創業をしました。 ...
https://note.com/atomoni/n/n666a90b022e8
みなさん、こんにちは。アトモニインターン生の盛根です。
先日、第3回目となる勉強会を開催いたしました。
6月はオンラインだけではなく、対面でも行い、合計45名の方にご参加いただきました。初の対面開催でしたが、無事終了することができ嬉しく思っております。
ご参加いただきました皆様、改めてありがとうございました!
今回のテーマ
「選考体験から見直す採用の第一歩」
第3回は、選考が始まるその時から退職するまでが「採用活動」であることをテーマに、代表取締役の栗田がお話させていただきました。
社会構造の変化として、「人口不足」が非常に大きな課題となっております。
下のグラフだと、2040年までの労働人口予測が約1100万人の供給不足となっています。
(引用:リクルートワークス研究所が「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる」を発表 | Inside Out | 企業情報 | リクルートホールディングス)
今まで企業のみが選ぶ側だった時代も終わり、求職者から選ばれる側にもなりました。
そこで、優れた人材に選ばれるために、いま企業に求められているのは、
「選考体験そのものを魅力的に設計する」という視点です。
そもそも、選考体験とは、どこから始まっているのか。
実は「応募」するよりも、さらに前段階にある「知る」の段階から始まっています。
今回、アトモニがお伝えしたことは
「応募前から“選ばれる存在”であることを意識する必要がある。」
ことです。
求職者は応募前から、企業についてよく調べています。
例えば、下記の通りです。
・求人票・採用ページの確認
・口コミ・評判サイトの内容
・オフィスの清潔感
・社員の対応・言葉遣い
情報の不透明な部分は、求職者にとって不安につながることもあります。また、応募前に口コミサイトを確認することは当たり前になっていますよね。ここで重要なことは、いい評価だけでなく、悪い評価への向き合い方も見られている点です。
人事がどれだけ頑張っても、他部門の方が働き方に不満を感じていて退職した場合、当然ながら口コミサイトで評価される可能性があります。
このことから、人事だけでなく、現場社員や経営層も含めた「会社全体の姿勢」が、応募者にも影響をもたらします。
特に現場社員については、リアルな声を届けることができるため、求職者からしてもほしい情報の一つであります。社員のリアルな体感は、具体性がありその会社らしさが伝わります。「この会社で働きたい」と感じるのは、むしろこういう声かもしれません。
もう1つアトモニからお伝えしたいことは、
「できる工夫を一つでも取り入れること」です。
メールを例にして説明します。メールは、候補者との最初の接点となることが多く、同時に企業の人の人格が伝わる瞬間でもあります。
・返信のスピード
・メールの文面
・言葉遣い、トーン
・日程調整の配慮
・面談準備物の配慮
上記のことは、決して難しいことではありません。実は、メール1通の印象でも、志望度を左右します。このような小さな配慮ができるかどうかで志望度へ大きな影響を与えるのです。
メールで接点を持った後の、カジュアル面談や、面接でも「できる工夫を一つでも取り入れること」で、選考体験の魅力度は高まります。
自社を知ってもらう上で注意するべきポイントは3つあります。
➀具体的な情報発信
⇒業務内容、社内体制、キャリアパス・評価制度について
➁等身大でギャップの無い情報開示
⇒いい面だけでなく課題の開示、条件面で誤解招かないか、情報の鮮度について
誠実に伝えることがとても大切です!
③相手への配慮・リスペクト
⇒相手視点での魅力提示、一方的ではないか、返信のしやすさ、心理的ハードルを下げる工夫について
面接の締めでも、感謝を述べ、想いを受け止め、次回につなぐといったプロセスが「この人たちと働きたい!」と思ってもらえるようになります。
面接が終わった後は、面接での気づきを次回の面談担当にも共有しましょう。
候補者の価値観・志向性、気にしていることなどです。1回の面接をしっかりと共有する小さな配慮が、候補者の安心感につながり、選考体験の印象を大きく左右します。
明日からできる「小さな配慮」を考え、現場の声を取り入れ、経営の視点も交えながら、会社全体で採用設計を見直していくことが、結果につながります。
今回は初めての対面での開催となりました。実際に会場では、ご質問をいただいたり、逆に意見を尋ねたり、相互の学びの場となったと思います。
参加者同士での対話も多くあり、意見交換の場として交流できたことは嬉しく思います。
私自身にとっても気づきがありました。就職活動を控える学生として、企業の採用に対する本音を聞けたのは貴重な経験でした。「選ばれる企業になるためには何が必要か?」この問いは、私自身の将来にもつながる問いでした。
(下記、同席した弊社インターン生中原の感想です。)
退職するのも選考体験というのが印象に残っています。
辞めたら辞めたで終わりではなく、口コミなどによって、新しい人の採用活動に繋がるため、採用活動というものは、ぐるぐる循環しているように感じました。
そして、相手への配慮やリスペクトが大事なことを学びました。
面接当日に伝えたいことや、聞きたいことを聞くのではなく、前日などに「これについて聞きますよ」という具体的な情報発信をすることで、相手にとっても気楽な気持ちになると理解しました。
このことは採用活動だけではなく、例えばインタビュー記事を作る際に事前に質問事項を伝えておいたりすることにも活かせると思いました。
改めて、ご参加いただいた皆様には心より感謝申し上げます。
アトモニでは、今後も月に1回の勉強会を開催していきます!
今後の勉強会も、こちらから一方的にお話をするのではなく、相互に学び合える場としていきたいと考えています。
次回、第4回のお知らせ
テーマ:「カジュアル面談や面接の具体手法」
※詳細は、アナウンス用記事も合わせてご確認ください。
この記事を読んでいただき、少しでもご興味をお持ちいただけましたら次回の勉強会に是非ご参加いただけますと幸いです。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社アトモニ 代表:栗田康二
電話:07015079687
メールアドレス:kurita@atomoni.co.jp