1
/
5

まったくの未経験がカスタマーサクセスでリーダーを務めるようになるまで 【若手社員インタビュー】

「当時はパソコンも触ったことがなかった」と語るのは、創業メンバーの1人であり、カスタマーサクセスを担当する菖池。今でこそリーダーポジションですが、入社前は食品業界のアルバイトスタッフで、文字通りまったくの未経験のまま西原代表の熱意に惹かれて入社を決意。

専門知識ゼロだった彼女がなぜここまでの成長を遂げたのでしょうか。

詳しく話を伺いました!

インタビュー

菖池みずき / カスタマーサクセス リーダー

創業期からの社員メンバー。飲食店の勤務経験も豊富でアルバイトながらも責任者ポジションに任された経験もあり、代表の西原の強い誘いでシコメルへ入社。カスタマーサクセスのリーダーを担当。

ーー未経験からカスタマーサクセスの部署でバリバリ働かれていると聞いて驚きです。入社前の菖池さんの略歴をお伺いしたいです。

学生時代は「自分は勉強が苦手だ」と思い込んでいたので、高校を卒業してすぐに就職しました。勤務先は病院で、看護補助の仕事をしていました。

ーー医療関係に憧れが?

いえ、単純にお給料が高かったので(笑)

病院での業務はシコメルとは異質ですが、まったくの無駄ではなかったと今は感じています。正社員として病院に勤めていると、様々な人と接する機会があります。病院なので特に上下関係もありますし、患者さんの年齢層も幅広いです。社会人として「人と関係性を築く」という部分では今の仕事にも繋がっています。

ーーどのようにして今のキャリアに至ったのでしょうか?

病院で働いてしばらくすると、「菖池さんも資格をとった方がいいよ!」と周囲に薦められて看護の専門学校に通うようになりました。しかしそこで具体的に看護を学ぶことで「合わないかも」と思うようになりました。そこから自分を見つめ直して、どんな仕事がしたいか改めて考えるようになりました。

その過程で今の会社と縁があって。知人の紹介で西友フーズでアルバイトをすることになったのですが、ここで西友フーズの社長として弊社代表の西原と出会うことになります。

ーーそれまで、外食・食品業界に興味はありましたか?

アルバイトとして飲食で働いていたことはありました!

高校生の時もそうですし、病院時代、専門時代も居酒屋さんのシフトに入っていました。シコメルに入社する以前も、歴だけで言えば飲食店は7~8年は経験があります。バイトリーダーのような形で責任のあるポジションをやらせていただいたこともあります。

とはいえ、アルバイトをしている当時はこんな豪華な面子が並ぶスタートアップの会社でーーしかも第一号の社員としてーー働くなんて想像もしていませんでした。

未経験からカスタマーサクセス。気付けば「なんでもできるオールラウンダー」へ

ーー入社後から現在まではどのような業務をされていますか?

メインの業務はカスタマーサクセスです。試食会、商品開発会議などに同席して「この商品は美味しいね」などという声を拾いながら、見積もりを出す作業のサポートであったり、その場で「それではこんなメニューはどうでしょうか」と自分から商品提案することもあります。

また、立ち上げ当時は本当に人手が足りなかったのでたくさんの仕事をしましたね。事務作業や電話対応、フロントに立ってアプリの使い方の説明も私が担当していました。また今年の8月までは弊社で出荷業務をしていたので、これも私が切り盛りしていました。

本業はカスタマーサクセスですが、カスタマーサポートや営業と表現した方が良いような仕事も多かったです。創業期はハードでしたが、これまでやったことのない業務に沢山触れられる良い機会だったと思います。

ーー出荷業務まで!

さすがにこれでは手が回らないということで、外注することになったのですが、この引継ぎ作業も私の担当でした。引継ぎを通して、物流のスキームを改めて考える機会になったのでこれも楽しかったです。

ーーすごいですね。カスタマーサクセスなどの業務はまったくの未経験ですよね?

なんならPCと向き合って仕事することすら初めてでした。分からないことも多くて大変でしたが、できることが増えるとやっぱり嬉しいです。お客様と直接やりとりをする部署だからこそ、自分の貢献を実感しやすいのかもしれません。

未経験でも成長意欲があれば頑張れる環境が整っていたなと思います。

「社員になるのは嫌です」と言い続けたが、根負けしてついに入社

ーーでは、入社にいたる経緯を教えてください。

2019年から西友フーズのアルバイトスタッフとして、事務所の電話対応や工場での製造作業をするようになりました。ここで弊社代表でもある西原と話すようになりまして。

そこで彼が「今度あたらしく会社を作るから社員になってよ」と打診してくれたのがきっかけです。誘われた時期としては2020年頃だったと思います。ちょうど世間的にチーズドッグが流行って西友フーズも忙しい期間だったのを覚えています。

ーー西原社長から直々に! それですぐに入社を?

いえ、断っていましたね(笑)

「話や雰囲気だけでも」ということで創業に関わるミーティングにも連れられたこともありましたが、当時はまだそんなに成長意欲も無かったので。ミーティングに出席こそしましたが、その時の私には内容が難しくて、そもそもどんな事業をやるのかも理解できていなかったです。

「社員として働くのはしんどいから嫌です」などと冗談交じりにお断りしていたのですが、それでもことあるごとに「一緒に働きたい」と誘ってくれて。

ーー「嫌です」とはいいつも冗談半分でそう言える関係ですし、その間もアルバイトとして働いてはいらっしゃるわけですよね? どうして本当に入社することになったのですか?

断ってはいるものの、徐々に責任のある重要な仕事を任せてもらえるようになって。最後は私が根負けしたような形で入社しました(笑)

お客様を交えた打ち合せで「彼女は多分うちの社員1号だよ!」と先方に紹介されてしまって、私も私で「やり甲斐もあるし、じゃあ本当に働いてみようかな」と。

いま振り返ると、具体的に何をするかよくわからない状態でよく首を縦に振ったなと呆れますが、きっと西原の人柄を見て彼の会社でチャレンジしてみようと決断したのだと思います。

周りの役員メンバーも「おお、ついに!」と喜んでくれました。

ーーあらためて、西原社長が直々にアプローチした理由は何だったと思いますか?

どうしてでしょうか。最初、私に興味をもってくれたのは恐らく食品工場でチーズドッグを巻くのが速かったからかもしれません。(笑)

結局のところは聞いてみないとわかりませんが、色々な仕事を経験させてもらう中で、どれもすべて一生懸命にこなそうとしていた姿勢を評価してくれたようにも思います。

ーー全てがほぼ未経験でも、仕事をこなせている理由は?

わからないことがあってもすぐに聞ける環境のお陰だと思います。いま考えると「それを社長に聞く?」という質問もありますが、西原はどれも丁寧に教えてくれました。

特に創業当時は3人しか居なかったので彼に聞く以外に方法が無かったんですよ。

ーーそれだけ期待をかけてもらっていたということですね。

あとは、西原はほぼ全てのお客様と会わせてくれました。

「何も話さなくてもいいから」と会議に同席させてもらっていました。認められているという感覚がありましたね。

最初は内容すら理解できず、本当に一言も話さないで帰っていたのですが、次第に私からも発言する機会も増えていきました。人を積極的に「乗せる」のが上手いのかもしれません。

「守りのCS」から「攻めのCS」まで積極的にこなせる人材へ

ーー今のシコメルでカスタマーサクセスの部署で働く楽しさは?

一番はお客様との繋がりを実感できることです。カスタマーサクセスはどの部署よりもお客様と直接やりとりをしますから。

未経験というビハインドがあるうえに、上司や取引先からイレギュラーな難しい要求もありましたが、壁を乗り越えたときにお客様から頂ける感謝の言葉が嬉しいです。

お客様の声を直に受け取るポジションだからこそ、実感も大きいです。

ーーなるほど。ちなみに「難しい壁」というのは具体的にどんなことですか?

基本の業務をやりながら、店舗さんの要望を叶えられるよう奔走したり、逆にこちらから提案できるよう商品知識を蓄えたり。

たとえば「別の焼肉店はこんな商品を利用していますが、御社もどうですか」という提案も私の仕事のひとつです。

ーー商品の提案までされるのですね!

関係性を築くことができたら「新しい商品を考えてるけど、こういう味のソースってないのかな?」みたいな相談を持ちかけてもらってもらえたりします。こうして認めてもらえる瞬間は嬉しいですね。

これは上司の受け売りですが、カスタマーサクセスは本来「守りの仕事」ですが「攻め」で売上を獲ることも求められます。

そのためにも商品知識はほぼすべて頭に入れています。逆にそうでないと弊社のカスタマーサクセスは一人前とは呼べないかもしれません。

トップを信頼しているから、自分はとにかく頑張るだけ

ーー今後、シコメルフードテック社はどうなっていくと思いますか?

経営陣、株主には信頼できる人たちが揃っています。彼らが可能性を感じて「絶対上場する」と断言しているのだから、私はもう「そうなんだろうな」と思うほかありません。

自分はそこに向かって頑張るだけですね。私も20代の時間はこの会社に賭けたいと思います。

ーー菖池さんは今後どのようなキャリアを目指していますか?

いま以上に様々なことに挑戦したいです。具体的には商品開発や営業をもっと本腰でやってみたいですね。

もちろん今のカスタマーサクセスの部署の基盤を固めることが最優先ですが、色々な経験を積ませてもらえる会社だと思うので、シコメルでやってる業務は一通り全部自分でやってみたいですね。

最初は会社のことも事業のことも何もわかっていないアルバイトでしたが、ここまでのめりこめたのはシコメルと西原社長のおかげかもしれません。お客さんの飲食店さん、食品工場で働く人、会社、投資家さん、弊社社員。全員で一緒に成功したいですね。

やるべきことは山積み。さらに弊社はスタートアップなのでひとりひとりが責任感を持つことを求められますが、だからこそ課題を乗り越えられたときの達成感も大きいです。チームとして一緒に課題と向き合える人と一緒に働ければなと思います!

Invitation from 株式会社シコメルフードテック
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社シコメルフードテック's job postings
3 Likes
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Tetsuya Yamamoto's Story
Let Tetsuya Yamamoto's company know you're interested in their content