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この春6年目を迎えたHRパートナーの山川真美。「人の人生をもっと良くしたい」と話す彼女にとって、NEWONEへの入社は、直感的かつ、確信的だったと言います。昨年9月からチームリーダーとして活躍する彼女に、入社当時から変わらず注ぎ続けるHRパートナーという仕事への情熱と、若手リーダーとして考え、行動していることについて話しを聞きました。
お客様が抱える人事課題に正面から向き合うHRパートナー
──現在の業務内容について教えてください。
HRパートナーとして、お客様へワークショップ型の研修を提案・開発する業務を担っています。
また、昨年9月からチームリーダーになったので、6人のチームマネジメントも行っています。
──HRパートナーの業務は、どのようなお仕事なのでしょうか?
人事のご担当者さまや経営者の方とコミュニケーションを取る機会が多く、組織が抱える人事課題を深堀りしながらお話ししています。
HRパートナーは、ワークショップ型研修というアプローチから実際のプログラム内容を提案・開発し、研修当日の場をお届けするというように、一気通貫してお客様に伴走しています。
──具体的に、どのようなお客様の対応をされているのですか?
いわゆる大手と言われる企業さまから地方の企業さまなど、規模感・業界を問わず、幅広いです。
私は、不動産やITエンジニア、半導体のメーカーからゲーム関連のエンタメ企業や商社も担当しています。
──本当に幅が広いのですね。どのような階層の方を対象とすることが多いのでしょうか。
NEWONEとしては、若手からマネジメント層、シニア層と階層を絞らず、幅広く伴走しております。
中でも、私は、新入社員や、若手の3年目、中堅社員、次世代リーダー向けや、OJTといったコンテンツをご提案することが多いですね。
──各社さんに共通したお悩みはありますか?
2030年に社内のシニア層がピークになって、そこから一気に減っていくことを踏まえて、このタイミングでいかにシニア層やプレシニアの方々を残し、会社にレガシーを残していけるかという話や、ボリュームゾーンの人材がいなくなった後の組織を引っ張る、次世代リーダーをいかに育てていくか、ということにアンテナの高い会社さんが業界問わず、多い印象です。
──社会問題を間近に感じてお仕事されていらっしゃるんですね。
「生き生きした人を増やしたい」という思いから人材業界へ
──NEWONEとの出会いについて聞かせてください。
就活エージェントからの紹介でNEWONEを知りました。
当時は業種、業界、規模感も問わずに就職活動をしていたのですが、規模として社会的インパクトの大きな会社より、勢いがある会社に興味を持った中でNEWONEを見つけたという感覚です。
大阪で採用イベントに参加をした際に館越さんとお話しし、「都内に来る機会があれば、連絡して」と声をかけていただきました。
その後、就職活動をする中で東京を訪れた際に、代表の上林さんと話す機会をいただきました。
──いきなり代表の上林さんとお会いになったんですね!
当時のオフィスの1Fにあるカフェで、非常にカジュアルな面談をしたんです。
色々と話す中で最後に、「一緒に働きたいなと思っていて…」と言われ、突然内定をいただきました。そしてそのままオフィスを見に来ないかと誘っていただき、オフィスに行ったら、「内定者の方です」と社内の方たちに紹介されました。
思ってもいないところから内定をいただいたのですが、社員のみなさまから「すごい!おめでとう!」という言葉をいただいて。
みなさんが立ち上がって、こちらにちゃんと目線を向けて「おめでとう」と言ってくださったのが印象に残っています。
その後、就職活動を続けていた中でも、その時の嬉しさがずっと心の中にあり、「自分はあの雰囲気に感覚的に惹かれている」ということに気がついたんです。
さらに、他社と客観的にも比較してみたのですが、「やはりNEWONEだ!」と確信に変わり、入社することを決めました。
──就職活動中には、どんな仕事に興味を持っていたのでしょうか?
自己分析を通じて、「人が生き生きしている・喜んでいる・感動している・笑顔になっている状態をつくることが好きだ!そういうことを仕事にしたい」という気持ちがあることを自覚し、最終的に、人材、マーケティング、エンタメ業界という選択肢に辿り着きました。
そんな中、ある日電車の中で、目の前で疲れて寝ているサラリーマンを見て、働く人の人生をもっと良くしたい、と思ったことがありました。これが、人の働き方や生き方に興味を持った瞬間となって、それからは人材育成にフォーカスを当てて就職活動をしました。
真剣に取り組んだ就職活動は、自分のいた学生というコミュニティの外の人と対話することで、世界が広がっていく感覚があり、素直に嬉しく、充実した期間でした。
チームリーダーという新たな業務に活力を見出す
──では初めてのチームマネジメント業務について、詳しく聞かせてください。
会社から求められているミッションと、チームのみんなのエンゲージメントを高めていくことを大切にしながら、チームとして目指したい姿を設定し、実現するように活動しています。
──チームでは日々どのようなかかわりをされているのでしょうか?
チームとして定期的にやっていることは、お互いの仕事に対して、フィードバックをし合うことです。
チーム目標に対するフィードバックと、1人ひとりへのフィードバックを2段階に分けて伝え合い、目標を乗り越えようとしています。
チームリーダーである私に対しても、役割問わずフィードバックを送り合っており、心に残るフィードバックもたくさんあります。
これは私自身が感じているNEWONEの魅力の一つでもあるのですが、「人と人との関わりが深く、コミュニケーションの頻度が高いこと」、そして「みんな仲が良いこと」も、推しポイントだと思います。
また、「ちゃんとこの人に相談できる」と思える相手が身近にいて、頼れる人が多いのも大きな魅力です。
──働きやすそうな環境ですね。
そうですね。自分に裁量があるところも、すごくありがたいなと思います。
最近では、産休や育休を取る人も増えてきており、組織が拡大するにつれて、仕組みが整えられていると思います。
それから、オフィスが3月から虎ノ門に移転して、より会社のブランド力やプロフェッショナル感が増した気がします。以前はオフィスが4階・8階と2フロアに分かれていたのですが、今はワンフロアになったので、コミュニケーションもとりやすく、みんなの顔がすぐに分かるようになったというのは、とても良い変化だなと思います。
──チームリーダーになってご自身が変わったと思う部分はありますか?
やはり目線が変わりました。
以前は「自分の仕事の質」にだけ注力していましたが、役割が変わると人は変わる、ということを自分自身が実感しています。
もちろん良い研修を届けるというのは絶対ぶらさないのですが、目標に対する意識がこれまで以上に高まりました。
仕事の質と目標達成の両軸を目指すにあたり、メンバーの今の状況や状態を把握する等、バランスを取る観点がすごく増えた感覚があります。
研修を通じて実感した「人は変われる」
──NEWONEの仕事上で迎えたターニングポイントはありますか?
3年目の時にIT業界の企業向けに、次世代リーダー育成という内容でご一緒した案件が、自分の中で強く印象に残っています。
我々は、「人が変わりたいと思える場を作り、人の行動変容を促していく」ということに提供価値を見い出しているのですが、ようやくそれに対する自信を持てた瞬間であり、本当に人は行動や意識を変える力を持っているんだと実感できた研修でした。
その会社は、なかなか社員が定着しないという課題がありました。
仕事はすごく好きなので、ワークエンゲージはしているのですが、組織に対するエンゲージメント、社員としてのエンゲージメントがあまり高くなく、そのままスキルだけ高まって転職してしまうことが多かったのが、会社としてのお悩みでした。
「マネージャーの忙しい様子を見ていると、プレイヤーのままでいたい」と捉えられているところもお悩みの1つでした。
成長期を迎えていた企業様であり、今後、引っ張っていけるリーダーがいないという、未来予測的な課題をとても感じていらっしゃいました。
そこで、エンゲージメントを高めていく研修を軸に、研修と実践期間を繰り返しながら、全5回の研修を実施したんです。
最初は、最前線のプレイヤーとして活躍されている、 「業務が一番」という視座をお持ちのみなさまという印象で、研修に参加するのに、なんとか時間空けてくれたという様子でした。
そんな状況だったので、初回の研修では、そもそも周囲のメンバーのエンゲージメントを高める前に、まずは自分自身の状態を良くしていく。 自分のエンゲージメントを高めていくということに注力したワークショップをしました。
そこから職場実践を通して、エンゲージメントが向上したことが、その後のフォローアップ研修のタイミングで分かったんです。
「エンゲージメントが高い状態=自分にとって良い状態」という感覚を初期につかんでいただくことで、徐々に「周囲のメンバーもエンゲージメントが高い状態になれるようにしたらいいんだ」ということに気づき、そこからは、周囲のメンバーと関わるにあたってのスキルをテーマにインプットとアウトプットをしました。
みなさまの行動力がとても高く、最終回には、自分のエンゲージメントレベルが非常に高く変化しており、こんなにも人は変わるんだ、変われる力があるんだということをこの案件を通して私自身も実感して、自信の仕事の価値を改めて信じられた案件として印象に残っています。
──研修を作られる際に、山川さんのこだわりってあったりしますか?
私がいつも大切にしているのは、受講される方々の感情変化にこだわることです。
決まったコンテンツを納品するというわけではなく、組織の状態や受講者の方々の状況に合わせてカスタマイズすることを大切にしているので、その受講者の方々が、どんな感情であり、どんな思考や行動をしている人たちなのかを考えています。
そのうえで、職場においてどんな状態になっていたらいいか、を考えます。
理想の状態になるために、どんな研修がいいのか、時間の長さ、感情の起伏、内省の時間等、感情の変化を意識しながら組み立てています。
──山川さんが今後チャレンジしたことは何でしょうか?
直近ですと、面白いワークショップをたくさん作りたいです。
そのために、社内トライアルをしているのですが、今年は、月に1回ワークショップを開催すると決めていて、それが評判になったら商品化して、お客様にも提供したいと思っています。
あとは8月末までに、チームの目標を達成すること、かつエンゲージメントが高い状態でいることを目指しています。
チームとして、航海をしているイメージを描いており、「ある島」 を目指して、船員がチームメンバーというストーリーを作っています。
航海というコンセプトは私が決めましたが、それ以外はメンバーと話し合いながら決めています。
目指す「ある島」像を想像した時、「エンゲージメント高く、かつ仕事を面白がっていて、クレドも体現している。その上、心理的安全性が高くて、結果、目標を達成している」そんな姿を考えて、ビジュアルイメージを作って共有したり、ミーティングで掛け声を出して意識を高めたりしています。
──チームのこれからが楽しみですね。
※記載内容は2025年3月時点のものです