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【ロールモデル:'23年中途入社】AWSエンジニア経験を活かし、テラテクにおけるAWS領域の活性化を目指す
中途入社の8割以上がIT未経験のテラスカイ・テクノロジーズ(以下、テラテク)ですが、エンジニア経験を踏まえて、よりスキルアップすべく、テラテクに入社したエンジニアも多く活躍しています。今回のロールモデルインタビューでは、前職でのAWSエンジニアとして経験を経て、テラテクではエンジニアの育成を担当する講師として活躍する小野寺さんに、これまでのキャリアやこれから目指していきたいことなどをインタビューしました。
始まりから想定外が続いたAWSエンジニアとしてのキャリアスタート
Q.テラテクに入社する前までのご経歴を教えてください。
前職ではAWSエンジニアとしてプロジェクトに参画し、インフラの設計・構築に携わってきました。理系だったわけではなく、ITに特別な興味があったわけでもなかったのですが、当時はリモートワークなど柔軟な働き方が取り入れられ始めたばかりの時期でしたから、今以上にIT人材が枯渇していた状況でした。そこで就職しやすさで選んだのが、IT領域の派遣や業務請負を行う会社でした。
IT未経験だったので、入社当時は「何がやりたい」といった明確な意思はなかったのですが、その会社では成績上位メンバーはAWSの研修に進むことができ、昇給するという仕組みがあり、昇給を目指して頑張ったのがAWSに進むきっかけになりました。この時点では、AWSが何なのか、クラウドが何なのかも分からずに取り組んでいました(笑)。
Q.その後はどのようなキャリアを進んだのでしょうか?
派遣会社に所属するエンジニアとして、かなりユニークなステップだったと思います。簡単な監視業務からスタートする同期が多い中、私が最初に配属になったのが請負の部署で、いきなり設計のフェーズのプロジェクトに入ることになりました。それだけ人材が不足していたということと、その会社で立ち上げ間もない部署ということで、スタートから初心者には難しい業務に挑戦することになりました。最初のプロジェクトでは基本設計のサポートとして入っていましたが、以降もシステム開発のプロジェクトは続き、次のプロジェクトでは中心的な役割を担うことになりました。
「エンジニアの仕事の8~9割は調べること」に気づく
Q.最初から設計のプロジェクト参画ということで苦労したことはありますか?
たくさんありますね。最初からずっと設計構築ばかりやってきました。運用保守をやったことがないということは、そのシステムがどのように使われるかということを知らずに設計をするということ。つまり設計する上での判断材料がないということですから、難易度は高かったですね。
分からない部分は、お客さんに徹底的にヒアリングしたり、運用経験のある人に聞いたり、想像したり…。あの手この手で調べながら補っていました。
Q.逆に良かったことはありますか?
エンジニアとして業務を進める上で調べることの大切さが分かったことです。実は、エンジニアの仕事の8~9割は調べることだと思っています。公式サイトを調べたり、仕様書を調べたり、エンジニア人生ずっとずっと調べています。調べる力、調べるスピード、そしてそれを整理しアウトプットする力がとても大事です。
蓄えた知識をもとに結果を出すことは素晴らしいと思いますが、知らなかったものを全力で調べて結果を出すのも同じぐらい素晴らしい仕事の仕方だと思っています。努力することが前提ですが、蓄えられる知識には限界があるので、足りない知識は調べる力で補っていくのがいいのかなと思ってます。このことを最初に学べたことはよかったと思います。
また、請負ということで近くに上司がいる環境で働けたのも良かったです。厳しく怒られることもありましたが、常にフィードバックしてもらえたので、成長を実感することができました。後に派遣としてのプロジェクトにアサインされてこの価値に気づくことができました。
派遣は1人で常駐先で働くため、当然ながら上司が目の前にいません。お客様である管理者はいましたが、忙しくされていたので、フィードバックやレビューは期待できず…。仕事の進め方という面でも請負とは大きく異なり、戸惑いが多くありました。後輩の育成にも携わっていたものの、戸惑いの中でどうやったら成長させてあげられるか、指導にも限界を感じるようになっていきました。請負の頃も仕事でストレスはありましたが、辞めたいと思ったことはなかったのです。ただ、この時はじめて辞めたい、成長のために環境を変えたい、と思い、退職を決意しました。
「派遣エンジニアの支えになりたい」という思いでテラテクに入社
Q.テラテクに入った経緯を教えてください。
次の自分のキャリアを考えた時に、もっとも伸ばしていきたい領域がマネジメントで、一度、集中的に学びたいと考えていたんです。そんな時に、元上司の営業部長にテラテクに誘われました。前職が一緒だった関係で、現在携わっているエンジニアの育成を担当するイネーブルメント部の講師として挑戦してみないか誘ってくださいました。それまで人に教えたり、伝えたりすることに苦戦していたので、それができるようになるのであればと考え、お誘いを受けることにしました。
第一線のエンジニアではなくなることで、ひょっとするとテクニカルスキルが下がることがあるかもしれないけれど、それ以上に育成スキルやマネジメントスキルを身に着けたい、ビジネスパーソンとしての基盤を整えたいという強い思いが後押ししてくれました。
Q.AWSエンジニアとして活躍していた小野寺さんがテラテクを選んだ理由は?
大きくは前職で派遣として働いた時に自分が会社側にやってほしかったことを今現在、派遣として活躍するメンバーに提供したいという思いがありました。自分の経験から、派遣で働くというのは思った以上に孤独だったり、不安だったりすることがあると実感しました。困った時に話す相手もいないという人もいると思いますが、どうにか解決したい。そんな思いが大きかったように思います。今ようやく実現できそうなのですが、エンジニア自ら投稿するインフラ技術に特化したブログを開設したり、AWSエンジニア同士の業務共有会、懇親会の開催など、タテヨコのつながりを強くする取り組みも始められました。
私自身、前職では上司や先輩などに話を聞いてもらえたからエンジニアを辞めずに続けられたと思っているので、そのような関係性を築くことで、テラテクのエンジニアにも長く活躍し続けてもらいたいと思います。
AWSエンジニアがテラテクで働く3つの魅力
Q.入社後、改めて感じるAWSエンジニアにとってのテラテクの魅力を教えてください。
現在、エンジニアの育成に携わるイネーブルメント部で、研修やエンジニアからの問い合わせ対応をメインに、営業(プリセールスや営業資料の作成など)、採用(選考など)、社外に提供する研修サービスに関わる業務(研修の作成や改修など)、かなり幅広く携わらせていただいているので、多角的にテラテクの良さが分かってきました。テラテクには大きく3つの魅力があると考えています。
ひとつはエンジニア同士の交流です。特に派遣として働いている場合、所属企業との関係性が薄れることも多いと思いますが、テラテクのエンジニアはとても仲が良く、交流も比較的活発です。悩んだり、キャリアを見つめ直したりする時に気軽に情報交換できる環境であることは魅力的だと感じます。
ふたつめはまだまだ設立4年の発展過程にある企業ですので、「これやろう」「あれをやりたい」と発信すれば、実現できることがたくさんあります。スピーディかつ柔軟に挑戦させてもらえる会社であり、自分で自分が望むように組織や事業を作りあげていけるというフェーズであることも、やりがいを感じられるポイントかと思います。
最後に同じテラスカイグループのBeeXの存在です。基幹システムのクラウドへの環境構築・移行を手がけるBeeXからの支援を受けることができます。AWSに関する技術的な部分だけでなくビジネススキルに関わる部分も先輩エンジニアから助言してもらえるのは大変恵まれた環境だと感じます。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか?
大切にしているというか、頑張って身に着けなければと思っているのは、エンジニアとしてのテクニカルスキルではなく、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなども含めたビジネススキルやマネジメントスキルです。どんな仕事もゴールや目的を意識して取り組めているか、チームメンバーとその目的を共有できているか、スケジュールは引けているか。このようなビジネスのベースとなる部分を磨いていかないといけないと感じています。
ビジネスの現場で重要視されるコミュニケーションスキルというのは、誰とでも仲良しになるということではありません。計画を立てて目標をつくって論理的に簡潔にプロジェクトを進め、チーム内で適切に情報共有をしながら主体的に動く。このような一連のチームプレーがビジネスに置けるコミュニケーション力。ロジカルシンキングやクリティカルシンキングで考え、ものごとを進めていく力になります。
エンジニアはテクニカルスキルが最優先で唯一求められるように考えがちではありますが、エンジニアこそ大きなプロジェクトで影響範囲も大きなチームプレーの業務なので、ビジネススキルは必要不可欠です。
テラテクにおけるAWSの活性化を目指して
Q.今後の目標はありますか?
テラテクはSalesforceに携わるエンジニアが多く、AWSは始めて間もないこれから成長していく事業領域です。まずはこのAWSに関することを全般的に活性化していくことが目標です。既存エンジニアには安心して活躍いただける環境を整備していきたいと思いますし、AWSエンジニアの採用も強化していき、新しくAWSエンジニアとして活躍してもらえる仲間も増やしていきたいですね。そして、会社としてAWSをアウトプットすること、社内外にAWSの存在を示していければと思います。
AWSは難しいですが、だからこそとても面白い技術だと思っています。興味のある方はお気軽に声をかけてほしいです。
- <保有資格>※2025年4月時点
- AWS Certified Cloud Practitioner
- AWS Certified Solutions Architect - Associate
- AWS Certified Data Engineer - Associate
- AWS Certified Solutions Architect - Professional