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様々なHR(人材/人事)企業を体験したポテンシャライトが提唱する 「HR業界のキャリアの7つの選択肢」

「人材業界で経験を積みましたが、次のキャリアをどうしようか悩んでいます」(社会人の方)

「人材業界志望ですが、最初はどんな会社を選べば良いのですか?」(学生の方)

というご質問/ご相談をいただくことが増えてきました。

人材業界⇒事業会社の人事 というキャリアはすごくイメージがしやすいですが、事業会社の人事がミスマッチの方もたくさんいらっしゃいます。そこを把握せずに、何となく将来的に人事になりたい、というのは危ういジャッチになりかねません。

そこで本フィードでは、

「HR(人材/人事)業界のキャリアの選択肢」

について書いてみたいと思います。


2019年12月に、こんなセミナーを実施しました。

HR業界の方が今後どのようなキャリアを形成していけば良いのか、そしてキャリア形成をするにあたり抑えておいていただきたいことをセミナー形式でお話しました。

アジェンダはこんな感じです。

本フィードではこちらの(4)について触れていこうかと思います。

あ、ちなみにポテンシャライトのご紹介を簡単にすると、

こんな感じの会社ですね。

このフィードを書いているのは、ポテンシャライトで代表をしております山根と申します。
エージェントとして10年間、採用コンサルとして2年半、事業会社の人事として140社ほど事例を見てまいりました。ある程度説得力があるお話は書けるかと思いまして、今回フィードを書いています。


すみません、本題です!

結論、人材業界出身の方の次なるキャリアはこんな感じだと個人的に思っています。
もしこのフィードを学生の方が見ていただいているのであれば、こんな感じのキャリアになるのかなとイメージしてください。

前述した通り、「事業会社の人事」が上記左上に記載されていますが、最もオーソドックスなキャリアかなと思います。ただ、事業会社の人事が是か非かは、もう少し自分自身を見つめていただければと思うのです。

この7つにマッチする方/そうではない方 をご紹介しますね。


まずは最も認知度が高いキャリアである「事業会社の人事」です。人材業界在籍者であれば提案先が人事であって、最もイメージがつきやすいですよね。ただ、事業会社の人事は人材業界の仕事と大きく異なります。人事=採用というイメージをお持ちの方が多いですが、そうではありません。採用以外にも人事制度、組織文化の醸成、エンゲージメント管理、オンボーディング構築など多数やることがあります。

また、これまで数百社の採用活動を支援していた立場から、一気に1社のみの採用(人事)業務に注力します。そのため、飽きっぽい方はミスマッチです。その点ご留意いただけると良いかと思います。


HRメディア、例えば Wantedly、Green、ビズリーチ、キャリトレ、Forkwellなど諸々メディア系の企業です。僕が新卒の頃は、リクナビ、マイナビ、DODA、en転職などがトレンドでしたね。メディア系企業もここ最近はテクノロジーを活用してややtech寄りに変革しています。また、1つのメディアを取り扱うことが多いため、事業会社人事と同様に一途な方がマッチしますし、飽きっぽい方はあまりマッチしません。


HRtech系企業はここ最近かなりの数の企業が出てきています。LAPRAS、Findyなどが最たる事例かなと。techを用いてHR業界を変革する、という企業です。テクノロジーが好きな方はマッチするでしょうし、逆に「人材業界は人でしょ!コミュニケーションで勝負だよ」というスタンスの方は少々ミスマッチかなと思います。


「人材業界はもっとクリーンだと思ってた」「営業文化が強い…」と感じている方もいらっしゃるかと思います。人材業界は目標管理制度をきちんと敷いている企業が多いイメージで、社内での数値目標達成を追いながら仕事をしていきます。そうであるが故に、もう少し本質的な仕事をしていきたい、と言う方もいらっしゃいます。そういった方は「尖ったエージェント」が良いかなと。少数精鋭である程度自由に動けるエージェントはおすすめです。


エージェント、メディア、HRtechなど特定分野に特化した企業は、顧客の人事課題の全てを解決をすることができません。採用を中心とした人事課題は多岐に渡ります。
例えば、

 - エンジニア/デザイナー採用をどうにかしたい
 - 応募は集まるが求める方から応募がこない
 - 自社の魅力をうまく語ることができない
 - 採用広報ってどうやるの?
 - 今流行りの採用ピッチ資料作りたいな
 - いやむしろ自社の魅力って何なの?
 - 入社後の定着が悪い
 - ミッション、ビジョン、バリューを決めましたが浸透しない
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など無数に存在します。
「コンサル」と言うとおこがましいのですが、これらを全て解決に導いていくのが採用コンサルティング企業です。そのため必然的に難易度が高く、顧客から求められる範囲も大きいのです。その分、やりがいが非常に大きい領域になります。


この領域はエージェント出身者からするとイメージがつきにくいかもしれません。人事制度構築、人事研修、文化の醸成など様々なことをコンサルティングをする企業です。リンクアンドモチベーションさんなどは最たる事例ですね。


「別業種」。HR業界に思い入れがなくなってしまった方はやはり業界チェンジをする人はちらほらいらっしゃいます。HR業界は他業界と比較して難易度はそこそこ高いため、別業種からも人気はある業界です。20代前半のうちにチャレンジをするのは手かと思います。


ということで、この7つのキャリアを簡単に図にしてみました!


縦軸は「採用」と「非採用(制度構築、文化浸透など)」に分けています。
横軸は、「一途な方」と「浮気性な方」に分けています。

人材業界=採用と捉えている方も多いかもしれませんが、そうではなくて多種多様な領域があります。まずそこを理解する必要があります。

ネクストキャリアが「事業会社の人事!」という方は、そのタイミングで人事で良いのか?また、貴方の性格上、人事がマッチをするのかをきちんと見極めたほうが良いでしょう。


最後に。

僕(山根)がポテンシャライトの立ち上げたのは2017年4月だったのですが、その際にものすごく尊敬をしている方とこんなコミュニケーションを取りました(Aさんと仮定しましょう)。

Aさん「山根くん、●●社(前職)退任するってFacebookで見ました。次のキャリアはどうするのですか?」
山根 「独立をして複数社人事の支援ができればと思っています!」
Aさん 「良かった。1社に留まると言ったらどうしようかと思ってた」
山根 「どういうことですか?」
Aさん 「今 人事(採用)市場において、人事担当ポジションは間違いなく人材難。つまり人事をクオリティ高くできる人が多くないと思ってる。なので、山根くんが1社の人事になるよりも、多くの企業の人事課題を解決する存在でいてほしいと思ってました!」
山根 「…ありがとうございます!」

こんなコミュニケーションでした。この方は僕のことをご評価いただいているのですが(恐縮です!)、この視点はありませんでした。

ポテンシャライトはこれまで140社様の採用/人事を代行させていただきました。ただ、僕が前職を退任してからもし1社の人事になっていたら、その企業はある程度成長させることができたかと思いますが、140社に貢献をすることは難しかったのかな、と振り返ると思います。

もちろん、140社全ての企業にご満足をいただいているわけではないかと思いますが、ある程度お力にはなれているかなと。となると、ポテンシャライトが2年半歩んできた軌跡は間違っていなかったのかなと思っています。

また、ポテンシャライトが日々接している「スタートアップ/ベンチャー企業」は人事の方が1人もいらっしゃらないことも多数あります。そういった企業は他HR系のサービスだと支援対応をすることが難しいことも多くあります。その点においては価値があるサービスができていると思っています。


このフィードの最後にポテンシャライトの宣伝みたいになってしまい恐縮ですが、

僕はポテンシャライトという企業にたくさんの仲間に集まっていただき、より多くのスタートアップ/ベンチャー企業様の採用/人事支援をし続けたいと思っています。

「ベンチャー企業/採用の転職のstandardをポテンシャライトに」

というビジョン達成を目指して、一緒に歩んでくださる方を常時募集しておりますので、是非一度お話を聞きにきてください!

では!

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