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チームマネジメントと先進のBIツール開発―インターネット広告効果最大化を目指すプロジェクトリーダーの挑戦―

今回のインタビューは、サイバーエージェントのAI事業本部、オペレーションテクノロジーDiv.でインターネット広告に関する効果分析ツール「CA Dashboard」の開発に携わる佐藤健人さんにお話を伺います。従来のサービスエンジニアから切磋琢磨できる開発環境を求めて現職に至った理由や、佐藤さんが率いる「CA Dashboard」チームの雰囲気、そしてこれからのキャリアについて詳しく伺います。

プロフィール

■佐藤 健人

2022年4月にサイバーエージェントへ入社し、現在AI事業本部 オペレーションテクノロジーDiv.所属。趣味は料理と映画。

風通しの良さと成長環境を求めて

ーー 佐藤さん、本日はよろしくお願いします!まずはこれまでのキャリアについて教えていただけますか?

私は前職でSESとして、動画配信サービス運用会社のコンテンツ制作・入稿業務や、広告代理店でのタグマネジメントなど、様々な業務に携わっていました。転職を検討している中で、「すぐに周囲の人を巻き込んで進めていくことができるような、風通しが良い雰囲気」であることや、「常に前向きな人が集まり、互いに切磋琢磨し成長できる環境」を求めていました。選考を通してオペレーションテクノロジーDiv.の開発責任者と話し、サイバーエージェントでこの2点を満たすことができると感じ、非常に魅力的に感じました。

プロダクト価値向上のカギはPMとのすり合わせ

ーー 現在はどのようなプロダクトを担当されているのですか?

「CA Dashboard」というインターネット広告配信実績を集約して可視化し、分析するためのBIツールと、「CAFRI(キャフリ)」という配信実績を元にした振り返り資料の自動生成ツールを担当しています。

CA Dashboardは社内の利用だけでなく、顧客にも展開しているツールで、「設定いらず・無料・オンライン」でのインターネット広告効果の検証ツールを提供するのが目的です。レポート作成や広告効果シミュレーションなど配信実績を利用したアウトプット全般を扱っています。


ーー  佐藤さんご自身の役割やミッションについて教えてください。

私はプロジェクトリーダーを担当しています。CA Dashboard、CAFRIともに、オペレーションミス、オペレーションコストの削減がミッションとなります。

本プロダクトを導入することで、これまでレポートや振り返り資料の作成に割かれていた工数を削減し、かつBIとして実績を可視化することで、利用者が広告効果を最大化させるための施策を実行することができるようになりました。

私の役割は、プロダクトマネージャーと話し合う中で出てくる課題や要求をいかに解決できるかをすり合わせ、必要な機能の精査や要件定義、品質の担保を行い、今よりも良いプロダクトにすることに責任を持つことです。

バグの少ないコードを実現するScalaの魅力

ーー 開発ではどのような技術を選定されたのですか?

フロントエンドはVue.js、Vuetify、Viteを使用しています。サーバーサイドはScala、Apache Spark、Pythonを用いて開発しています。インフラはAWS上に構築され、ワークフローエンジンにはDigdagを採用しています。


ーー Scalaを採用した理由と、チームでのScalaの習得についてお聞かせください。

Scalaのメリットは関数型言語であるため副作用が少ないことです。純粋関数型言語では、関数は引数のみに依存し、外部の状態に依存しないため、関数を見ただけでその振る舞いを理解することが可能で、コードの読みやすさと予測可能性が向上します。そのため、慣れれば把握しやすくバグの少ないコードを書くことができます。一方、学習コストが高いのも事実です。そこで私は、Scalaの経験が浅いメンバーのために、「Scala with Cats」などの教材を用いた勉強会を主導しています。みんなで課題を共有しながら、少しずつできることを増やしている最中です。

フラットなコミュニケーションと学び合いの文化

ーー チームの雰囲気はどのような感じでしょうか?

わからないことや進め方に困ったときに気兼ねなく相談や議論ができ、助け合える環境だと思います。

実際に先ほどお話ししたように、Scala未経験の人のための勉強会を行ったり、フォローしながら進めてきました。メンバー同士、気軽にコミュニケーションがとれるチームですね。


ーー 普段はどのように働かれているのでしょうか?

ハイブリッド型の勤務を取り入れています。基本的にはSlackでコミュニケーションを取りつつ、出社の際はチームでランチに行ったりと、対面でのコミュニケーションも大切にしています。

マネジメントスキルとAIの知見を武器に、プロダクト価値を最大化

ーー 今後の目標やキャリアの方向性について教えてください。

マネジメント面では、チーム運営やプロダクト管理(工数見積やメンバーフォロー)にまだ改善の余地を感じており、より洗練されたマネジメントスキルを身につけていきたいと考えています。

また、スキル面では生成AIの技術を取り入れることで、より利便性の高いプロダクト開発を目指したいと思っています。


ーー 最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?

一緒に働きたい人は、「素直で前向き」、そして「考えながら動ける人」です。

言われたことをただこなすのではなく、その課題設定が正しいのか、どうすればより良くなるのかを自ら考えて動ける人を求めています。

品質・コスト・納期のバランスを取りつつ、チーム開発の生産性、技術的負債、将来の変化などを考慮して意思決定できる人とは良いプロダクトを作り上げられると信じています。

データの可視化とBIツールの開発によりインターネット広告効果最大化に挑む佐藤さん。

自身の技術領域の幅を広げながら、さらなるマネジメントスキルの向上にも取り組んでいます。

オペレーションテクノロジーDiv.では開発者に大きな裁量があり、スキルの向上に取り組みながら、自分自身でどんどんプロジェクトを推進していくことのできる環境です。

少しでも興味を持っていただけたら、「話を聞きに行きたい」よりエントリーをお待ちしています!

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