こんにちは!
株式会社CIN GROUP採用担当です!
今回は、未経験からエンジニアになり、現在主任を務めているMさんにお話をお伺いいたしました。
HTTP ステータスコードになぞらえて深堀し、『403 ForbiddenだったMさんが200 OKになるまで』の軌跡を辿って行きますのでぜひ最後までご覧ください。
🔒【403 Forbidden】── 「アクセス権がありません」だった頃
まずは自己紹介をお願いします!
愛知県出身のMと言います!
大学時代はエイサー(沖縄の旧盆に行われる伝統的な踊り)を踊ったり海外に行ったり楽しんでました。好きなものはMARVELとキャンプですね。
現在は主任として、メンバーの一人一人が挑戦し、部署の目標を達成できるような環境づくりに尽力しています。
エンジニアを目指し始めた頃からお話をお伺いできればと思います。最初エンジニアを目指すと言った時の周りの反応や状況はどんな感じでしたか?
正直、最初の頃はまわりから『エンジニアって大変そう』『そんなにすぐには無理じゃない?』といった反応をもらうこともありました。
自分自身も、求人に『経験者のみ』と書かれているのを見て、『あ、未経験はそもそも土俵にすら立てないのか…』と落ち込むこともありましたね。
年齢のこともあったので、まるでスタートラインが見えない壁でふさがれているような感覚でした。
『未経験』というラベルが、自分の可能性を制限しているように感じたことはありますか?
ありましたね。『未経験』という言葉だけで、自分の努力や勉強の積み重ねが帳消しになるような感覚って感じです。
『コードを書いているのに、学んでいるのに、“未経験”ってだけで全部ゼロ扱いなのか…』って思うと、悔しかったです。
でも同時に『じゃあ実績を積むしかない』と腹をくくるきっかけにもなった気がします。
応募や面接でなかなか進めず、扉を開けられなかった経験があれば教えてください。
応募しても書類で落ちることが多くて、基本的に面接にすら進めないことがほとんどでした。
履歴書に『未経験』とあるだけで自動的に弾かれてるんじゃないか、そんなふうに感じることもありました。
『勉強してるだけじゃだめなのかな』『そもそも未経験からエンジニアになるって無理なのかな』って自分を疑う瞬間もありました。
でも、諦めきれなかったんですよね。『やっぱりエンジニアになりたい』という気持ちだけは消えなくて、その気持ちが支えになっていました。
あの頃、まだ扉の前に立ちすくんでいた自分に、今ならどんな言葉をかけてあげたいですか?
『大丈夫、その扉はちゃんと開くから』って言ってあげたいです。
未経験というラベルは一生続くわけじゃないし、扉を叩き続ければ、いつかは開いてくれる。今は不安や焦りでいっぱいでも、その経験すら必ず糧になるから安心して進め、と伝えたいです。
403 Forbidden
認証されていないなどの理由でクライアントにコンテンツのアクセス権がなく、サーバーが適切なレスポンスの返信を拒否していることを示す。
🔥【500 Internal Server Error】── 『中で何か壊れていた』時期
カリキュラム期間で学んでいたとき、技術や考え方で『これは何か壊れているかも』と感じた部分はありましたか?
ありましたね。
特に『オブジェクト指向』や『非同期処理』『API』のあたりは、何度学んでも腑に落ちなかったです。(笑)
『クラスって何?インスタンスって結局どう違うの?』とか、『同期と非同期とかAPIって理屈はわかるけど、実装になると全然イメージできない』みたいな状態ですね。
技術的な難しさだけでなく、精神的に一番しんどかった、まるで“内部エラー”が出ていた瞬間はどんな時でしたか?
精神的に一番きつかったのは、『本当にみんなこれ理解してるの?』って自分の能力の低さを実感したときですかね。
カリキュラム生同士で交流する機会は当時はあまりなかったので、周りの人がどんな状況かもわかっていなかったのも大きかった気がします。
その混乱や不調から立ち直るために、何か心がけていたことや試した方法はありますか?
先ほどの質問で辛かった経験を少しお話しましたが、めっちゃ悲観的になっていたわけじゃないですね。正直『未経験からやってるんだから当然か』って開き直ってた部分もあります(笑)
また、『完璧に理解しようとしない』『まずは作って動かす』くらいのスタンスでやってましたね。
500 Internal Server Error
ウェブサイトを閲覧しようとした際に、サーバー側で予期せぬ問題が発生し、リクエストを処理できない状態を示すエラー。
🔄【302 Found】── 「見つかった/方向転換」した瞬間
「Found」=“見つけた!”と感じた出来事はありますか?仲間・学び方・働き方など、何を見つけましたか?
最初に見つけた!と感じたことは『楽しい仲間』と『楽しい働き方』でした。前職までは仕事や地域、時期の関係で、あまり会社の人と仲良くなるって感覚がわからなかったんです。
自分一人だとモチベーションが下がったりしますが、同期やリーダー・主任など周りの人との交流する機会が意外とあり楽しく働けています。
『正面突破じゃなくて、リダイレクトすればいいんだ(別の道や方法を試せばいいんだ)』と気づいた瞬間があれば教えてください。
最初は『理解できない概念は正面から全部理解しきらないと前に進めない』と思っていました。でも結局、それで立ち止まってしまったことが何度もあったんですよね。
そこで気づいたのが、『理解できないなら、とりあえず動かしてみよう。あとで戻ってきて整理すればいい』という考え方です。
それはまさにリダイレクトで、別のルートから目的地にたどり着く感覚でした。この発想を持ててから、心も学習の進みもすごく楽になりました。
自分を『Found』してくれた人がいるとすれば、それはどんな人でしたか?
僕を『Found』してくれたのは、リーダー・主任でした。
わからないことを素直に質問したら、1を10で返してくれたり、キャリアプランのことや何気ない趣味の話など、いろんなことを相談できる心から尊敬できる方たちです。
言語化するのが非常に上手で、僕のことを分析してくれた時に、『あ、ちゃんと見てもらえてるんだ』って思えて、自分の存在を見つけてもらえたような気がしました。
『302 Found』の後、どのようなポジションを確立できましたか?
リダイレクトを繰り返した結果、今はSES現場で経験を積みながら、自社ではリーダーを経て主任としてチームをまとめ、講師としてカリキュラム生のサポートをするポジションにいます。
学習当初は『自分にそんな役割は回ってこない』と思っていたけれど、今はメンバーのタスクを管理したり、カリキュラム生をサポートしたり、開発案件を任せてもらったり。
まだまだ自分に足りないものは多いけど、『必要とされている』『挑戦できる場所がある』っていうのは、間違いなく『302 Found』の先で見つけた居場所だと思っています。
302 Found
リソースの移動が一時的なものであることを示す。例えば、サイトのメンテナンス中や、キャンペーンページへの誘導など、一定期間だけ別のURLにアクセスさせたい場合に利用される。
✅【200 OK】── 『リクエストに応えられている』と感じられる今
最近、『あ、自分のコードってちゃんと200返してるな』と思えた瞬間はありましたか?
ありました!現場で任されたタスクを納期通りに仕上げて、レビューでも大きな指摘がなくマージされたときです。
デビュー当時は『動くけど不安』なコードしか書けなかったけど、今は『これなら現場で使っても大丈夫』と思える瞬間が増えてきました。それが、自分にとっての『200 OK』かなって思います。
今、チームからどういう“リクエスト”が来ていて、それにどう“OK”を返していますか?
主任や講師としての今は、チームからは『進捗の確認』『タスクの割り振り』『技術的な相談』『研修のサポート』みたいなリクエストが毎日のように飛んできます。
それに対して僕は、ただ『OK』と返すだけじゃなく、『OKだけど、こうしたらもっと効率いい』とか、『ここは一緒に考えよう』みたいに応えるようにしています。
単なる『200』じゃなく、ちょっとした+αをつけて返せるようになってきたって、思いたいですね。(笑)
主任という立場になってから、過去の403や500の経験が活きていると感じる瞬間はありますか?
めちゃくちゃあると思います。
『403 Forbidden』みたいに、未経験で門前払いされた経験や、『500 Internal Server Error』みたいに、自分の中でパンクしそうになった経験。
これらがあったから、今メンバーやカリキュラム生がつまずいたときに『大丈夫、僕も同じだった』って言えるんですよね。
自分の失敗やしんどさは、主任や講師になった今では人を支えるためのリソースに変わっていると感じます。
『未経験エンジニアって不利ですか?』と今聞かれたら、どう答えますか?
今なら『不利な面はあるけど、致命的じゃない。むしろ伸びしろだらけで可能性しかない』って答えます。
求人や面接では未経験はハンデに見えるかもしれないけど、実際に現場に入ってみると、吸収力や柔軟性、コミュニケーション能力が武器になることも多いです。
僕自身、未経験からスタートして主任になれたので、やっぱり不利かどうかを決めるのは“環境”と“継続力”だと思います。
200 OK
200 OKは、リクエストが成功し、要求されたデータがレスポンスに含まれていることを示す。例えば、Webページにアクセスした場合、200 OKが返されると、Webページの内容が正常に取得できたことを意味している。
📒今『403 Forbidden』の前に立っている人へ
最後に、今まさに『403』の前に立っている人へ、一言メッセージをお願いします。
たしかに、未経験で扉を叩いても『403 Forbidden』と返されることはあります。
ただ、それは永久的な拒否じゃなくて、ただの『一時的な制限』なんです。
僕も何度も『403』にぶつかりましたが、諦めずに別のルートを探したり、準備を整えて再リクエストしたりしてたら、いつの間にか『200』を返せる場所に辿り着けました。
だからこそ『それは“終わり”じゃなく、“まだ準備中”のサインだよ』と伝えたいですね!
次のリクエストのために、自分を少しずつアップデートすれば、必ずOKは返ってきます!
自分を信じて頑張ってくださいね!
最後に
Mさんの未経験からエンジニアになり主任へと昇進したインタビューをHTTP ステータスコードになぞらえて紹介してきました。
重要な事は、未経験だからエンジニアにはなれないというレッテルを貼らず、諦めずに努力し続けるということです。
もし行き詰った時はMさんのように『理解できないなら、とりあえず動かしてみよう。あとで戻ってきて整理すればいい』という考え方を持ってみるのも良いでしょう。
CIN GROUPでは、未経験から開発エンジニアになりたい方を全力でサポートし、エンジニアになれる仕組みづくりを充実させています。もし詳細が気になる方はお気軽にカジュアル面談にご参加ください。
みなさまの可能性に満ちた挑戦をCIN GROUPはお待ちしております!
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