「ホスピス住宅 ビーズの家 伊都の杜」
◆開業の背景
福岡県糸島市は、豊かな自然と便利な暮らしやすさから移住者が増え、過去10年間で人口が約3%増加しています。その一方で、65歳以上の方の割合は約6%増加(※)しており、高齢化が進むことで以下のような課題が生まれています。
- 地域医療の負担が増加
- 「看取り」の場所が限られている(病院や自宅での療養が難しいケースが増えている)
- 高齢の方が安心して過ごせる選択肢が少ない
こうした課題に向き合い、地域のみなさんが安心して過ごせる場、気軽に集える場をつくりたいという思いから、ホスピス住宅 ビーズの家 伊都の杜を開業することになりました。
◆病院 → 介護施設・在宅医療・ホスピス住宅へ
私たちは2023年12月に「ホスピス住宅 ビーズの家 南片江」を開業しました。そして今回、地域のみなさんとともに歩みながら、二号店「ホスピス住宅 ビーズの家 伊都の杜」をオープンできることを大変嬉しく思っています。また、どなたでも利用できるカフェスペースを併設し、地域の方々が気軽に立ち寄れる場所としても運営していきます。「安心して過ごせる住まい」と「地域の交流の場」、どちらの役割も大切にしながら、温かい空間をつくっていきます。※糸島市「年齢階層別人口の推移」より
「ホスピス住宅 ビーズの家 伊都の杜」の特徴
① 病院でも自宅でもない“もうひとつの住まい”
ご自宅や病院での生活が難しくなった方が、日常の延長として安心して暮らせる“住宅型ホスピス”です。自分らしく穏やかな時間を過ごしていただけます。
② その人らしい毎日を大切に
食事の時間や外出、面会など、生活のスタイルに制限はありません。自分のペースで、これまでの暮らしと変わらない日常を続けることができます。
③ 心地よい空間で自由に過ごせる
お部屋はレイアウトを自由に変えられ、自分好みにカスタマイズできます。バリアフリー設計で快適に過ごせるだけでなく、共有スペースにはキッチンやダイニング、談話スペースも完備。ご家族やご友人とくつろぎながら過ごせます。
④ 人とつながる、開かれた場所
ご家族やご友人だけでなく、地域の方々ともつながりを感じられる開かれた空間づくりを大切にしています。地域包括ケアの拠点としての役割を担いながら、カフェスペースも設け、どなたでも気軽に訪れていただける場所を目指します。
⑤ 24時間サポートで安心の暮らし
併設の訪問看護・介護ステーションが24時間体制でサポート。地域の医療機関と連携しながら、医療的ケアはもちろん、暮らしの質も大切にしています。手作りの食事や寝たきりの方の入浴サポートなど、その時々に必要なサービスを選んでいただけます。