こんにちは!法人向けにAI研修と伴走支援を行う株式会社AX(エーエックス)です。
このたび、代表・石綿文太(通称:ぶんたさん)へのインタビュー連載「代表・ぶんたさんに聞く!AIと働く未来のつくり方」がスタートしました。
AIを経営や教育、カルチャーづくりにどう生かしていくのか。現場での実践を通じて得た、気づきや考え方をお届けしていきます。
第1回のテーマは「なぜAXは“AIと働く組織づくり”に挑むのか?」。代表ぶんたさんが経験した絶望と希望、そして挑戦の背景に迫ります。
会社の危機を救ってくれたのがAIだった
――ぶんたさん、今日はよろしくお願いします!AXの原点ともいえる「V字回復」のお話、あらためて聞かせてください。
ぶんたさん:よろしくお願いします。今でこそ笑い話にできますが、当時は本当に地獄でしたね。2024年10月には資金ショートすることが確定していて、「これまでか…」と毎晩のように会社を畳むことばかり考えていました。
でも、信じて残ってくれた仲間がいた。支えてくれる家族がいた。「このまま終わるわけにはいかない」と、最後の望みを託したのがAIでした。
―――まさに崖っぷちの中でAIに可能性を見出したのが、AXの原点になったんですね。あらためて、なぜAIだったのでしょうか?
ぶんたさん:時間もお金も人もない、八方塞がり。そんな中で生き残るには、生産性を劇的に上げるしかなかったんです。だからこそ、AIに可能性を感じました。
最初はAIに対して半信半疑だったけど、専門家の方の力も借りて、試しに記事制作をAIに任せてみました。そうしたら、ほんの数分で実用レベルの文章ができてきて、「これだ!」ってなった。
AIにできることは作業効率化だけじゃない!仕組み化すれば、人間が本当にやるべき「思考」や「創造」に集中できる「余白」を生み出せるかもしれない!と思えたんですよね。
AI導入は「地獄の試行錯誤」!?
――今でこそ私たちはAIを当たり前に使っていますが、当時は導入も大変だったんじゃないですか?
ぶんたさん:まさに地獄の試行錯誤(笑)。社内の全業務を洗い出すところから始めたのですが、当時のメンバーからは「仕事が奪われる」と不安の声も当然ありました。流行りのツールを入れては失敗して、自動化したはずが逆に手作業が増えるなんてことも。
それでも諦めず、最終的にたどり着いたのが「AIエージェント」でした。条件を判断して、調査・制作・分析まで自律的に動く仕組みです。僕が一人で開発に没頭していたら、メンバーたちが「手伝います!」って集まってきてくれた時は、本当に嬉しかったな。「この会社はまだ大丈夫だ」と思えましたね。
AIが生んだ「余白」が、再生のカギになった
――導入が進む中で、どんな変化がありましたか?
ぶんたさん:26人分の業務をAIが担うようになりました。びっくりしましたね。
でも、本当の収穫はコスト削減以上に、生まれた「時間と心の余白」だったんです。それまでは資金繰りに追われて、お客様や仲間の声に耳を傾ける余裕もなかった。その余白が、対話する時間を取り戻させてくれました。
――その「対話」から、今の「AX CAMP」(AXが提供する法人向けAI研修プログラム)が生まれたんですね。
ぶんたさん:その通りです。お客様との対話の中で「うちもAIを導入したいけど、どうすればいいか分からない」という切実な声をたくさんいただきました。だったら、僕たちの失敗も成功も全部さらけ出して価値に変えよう…そうして始まったのが「AX CAMP」でした。
「AIを使う人」を増やすだけではなく、「AIと働く組織」を広げる。
地獄を見たからこそ、誰かの困りごとを解決し、「ありがとう」と言われることの価値を再認識できました。ビジネスの原点に立ち返ることができたんです。
新生「AX」が目指す、創造性が爆発する未来へ
――2025年4月には社名を「株式会社アフタースクール」から「株式会社AX」に変更されましたね。
ぶんたさん:はい。AXの"A"はAIとアフタースクール、"X"は変革(Transformation)。AIによる社会変革と、僕たち自身の変革を重ね合わせた名前です。
僕たちのミッションは「Creative Time as a Service」──AIで“余白”を創り、その時間を新しい価値に変えること。そして僕たちが大切にしている行動指針のひとつが、「放課後のように仕事を楽しんでいるか?」という問いです。AIという革命の真ん中で、子どものようにワクワクしながら未来を創りたい。そんな仲間と働きたいと思っています。
「AIと働く未来」を、一緒に創りませんか?
――最後に、Wantedlyを見ている方へメッセージをお願いします。
ぶんたさん:僕らがここまで来られたのは、仲間たちの力があったからです。AIで“余白”をつくり、その時間で未来を創る。そんな挑戦を、本気で楽しめる仲間と出会いたいです。
仕事を通じて、世の中を「マジか!」と驚かせるような未来を一緒に創りましょう!
危機を救ったAIの力を、今度は誰かの希望に変えるために…AXは“AIと働く組織づくり”に挑んでいます。
「代表・ぶんたさんに聞く!AIと働く未来のつくり方」第2回もお楽しみに。
 
 
